アウトドア好きの私は、ナイフも数十本持っています。ところが、そんなに持っていても、毎回キャンプに持っていくのは数本、その中でも使うのは1~2本に限られます。
じゃあ、なぜそんなに持ってるの?という話になりますが、それは置いておいて(苦笑)今回は、私がキャンプでよく使っているナイフベスト5をご紹介いたします。
第5位 TOPS トラッカー&スカウト
アパッチ族の古老ストーキング・ウルフに師事し、サバイバルとトラッキング(探索)技術を学んだトム・ブラウン・Jrが考案したナイフ。映画「ハンテッド」で使われたことでも有名です。
トラッカーのコンセプトは、斧とナイフの融合ですが、正直どっちつかづで使い難いナイフです。サブナイフのスカウトも、耐久性に全振りされていて、切れ味はイマイチ。そんなナイフですが、手に持つとズシリと重さが伝わってきて、なんだかやる気になってしまうので、ちょくちょくキャンプに持って行っては、無駄にバトニングしたりしています(笑)。
それに、他のナイフには無い、この独特のデザインに魅了されてしまいますので、使わなくてもとりあえずキャンプに持って行ってしまいます(苦笑)。
私は、この2本のナイフのシースをパラコードで縛りつけて、セットで使えるようにしています。
第4位 G・サカイ キムンカムイ
キムンカムイとは、アイヌ語で「山の神」という意味で、ヒグマのことを指します。このナイフは、北海道のハンター中條高明さんがデザインし、岐阜県関市のG・サカイが製造しています。
刃長135mmmのスキナータイプですから、クマやエゾジカの解体に使うために作られたナイフです。なので、ガチの狩猟をしない限り宝の持ち腐れなのですが、これがまあ、よく切れるので、塊肉などを切る時には牛刀みたいに使えて便利なんです。
それに、塊肉を焼いて、切る時に映えますから(笑)。
第3位 トヨクニ 独遊
土佐打ち刃物として知る人ぞ知る、トヨクニ。独遊(ひろりあそび)は、和式ブッシュクラフトナイフを標榜して造られたナイフです。
鋼材は、鉈などにも使われている土佐オリジナル白鋼の鍛造とあって、切れ味は抜群。フルタングで、刃厚は4.5mmありますから、バトニングでも威力を発揮します。フェザースティックから調理まで、オールラウンドで使えるナイフですが、錆びやすいのが難点。
ハンドルがパラコードというのも、魚を捌いた時などに洗うのがタイヘンなので、普段使いとしては結構面倒なナイフでもあります。
とはいえ、和式ナイフの魅力が詰まったこのナイフ。ほぼ毎回、キャンプに持って行っています。使わないことも多いけど(苦笑)。
第2位 UNIFLAME UFブッシュクラフトナイフ
キャンプ・アウトドアで使うナイフとしては、理想的なナイフです。刃長110mm、刃厚3.5mmというサイズは、最も汎用性に富んでおり、バトニングから調理まで、何でもこなしてくれます。
ナイフの鋼材は、8A(AUS-8)というステンレス鋼で、錆に強く切れ味が良いことから、プロから家庭用まで、様々な包丁に使われている優秀な鋼材です。
UFブッシュクラフトナイフも、その例に漏れず、切れ味が良くとても使いやすいナイフに仕上がっています。ハンドルはプラスチック製ですが、寧ろ汚れが付き難く洗いやすいので、キャンプシーンでは助かります。握り部分も、滑り止め加工が施されているので、握りやすく安全に使用することが可能。
耐久性も、固い広葉樹をバトニングできるぐらい丈夫ですから、ハードな使用にも耐えます。
そして、最大のポイントは、6,600円(税込)というコスパ。発売当初は5,500円(税込)だったので、約1,000円値上がりしてしまいましたが、それでもこの性能を考えれば破格の値段です。
第2位 モーラナイフ カンスボル
写真右がカンスボル。左はブッシュクラフトフォレスト。 |
UFブッシュクラフトナイフと同位で2位になったのがカンスボル。
価格の安さと、使い勝手の良さから、キャンパーに大人気のモーラナイフですが、そのラインアップ中でも一風変わったナイフがカンスボルです。最大の特徴は、ブレードの途中で厚みが変わる形状にあります。
刃厚が途中までは2.5mmで、ブレードの45mm付近から急激に薄くなっていき、ポイント付近では約1mmほどまで薄くなります。
そのため、刃厚の厚い根本付近では、バトニングやフェザースティック作りなど、よりハードに使い、刃厚の薄い先端部分で魚を捌いたり食材を切るなど、用途に合わせて使い分けることができます。
最初は戸惑うこともありましたが、慣れてしまうと、これはこれでとても使いやすいです。
鋼材はステンレスで、ハンドルもプラスチック製ですから、錆びずに洗いやすく、メンテナンスも簡単ですから、とても使いやすいナイフです。
ナイフの構造としては、フルタングでは無いので、広葉樹のバトニングには向きませんが、杉などの針葉樹であれば、十分に薪割りが可能。私は、キャンプでは斧を常備しているので、薪割りは斧、それ以外はナイフと割り切っているため、このナイフの出番が多いという訳です。
実は、このナイフが見つからなくなってしまい、先日買い直しました。家の中で使っていて、その後見当たらなくなってしまったので、どこかにあるハズなのですが、無いと困るので再購入してしまいました(苦笑)。
第1位 レザーマン FREE P4
ここまで紹介してきたナイフは、全てシースナイフですが、何と1位はマルチツールです。「ここまで、ナイフを語っといて結局マルチツールかよ!」と言われそうですが、よくよく考えると一番出番が多いのがコレでした(苦笑)。
レザーマンは、ヴィクトリノックスと並んで、マルチツールナイフの代表的なメーカーです。FREE P4は、ツール数21種類のフルスペックモデルですから、これ1本で様々な用途に使えます。
そして、何より、ベルトに通しておいても邪魔にならないので、キャンプ中はずっと点けっぱなしになっています。
結局、常に身に着けているナイフが一番出番が多いというオチでした(苦笑)。
さて、以上、いかがでしたでしょうか。
ベスト5と言いながら、2位が2本あったのでベスト6になってしまいましたが、私のキャンプスタイルでは、こんな感じの使い方になっています。
もっとブッシュクラフト寄りのキャンプをするなら、また違ったラインアップになるでしょうが、ファミリーキャンプ中心の私は、どうしてもコンサバな結果となってしまいます。
え、トラッカーやキムンカムイがコンサバかって?
いやー、まあ、ナイフ好きとしてはコンサバなハズですよ・・・(^ω^)
皆さんは、どんなナイフをお使いですか?
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