近年ツールームに力を入れているコールマン。
そんな中で、特に暑い日本の夏に合わせて造られたテントが、タフスクリーン2ルームエアーです。タフスクリーン2ルームエアーは、通気性が良く、これからの季節にピッタリなテントですが、今年は、限定カラーのモスグリーンが追加されました。
昭島店にて筆者撮影。 |
タフスクリーン2ルームエアーについて
タフスクリーン2ルームエアーは、特に通気性に注力して造られたテントで、リビング・寝室ともサイドウォールに大型のメッシュパネルが採用されています。
2ルームエアーは、インナーテントも含めてサイドウォールをオープンにできるため、4方向全てがメッシュオープン可能です。
コールマンのテントは、コールマンジャパンが独自開発しており、日本の気候に合わせて快適性能を追求していることに特徴があります。
また、ベンチレーターにオプションのファンベンチレーションを追加することで、テント内の暑い空気を強制排気することが可能。
三角形のベンチレーターに電動ファンを装着可能。 |
特に、夜寝苦しいことがある寝室は、幕下から涼しい空気を吸い込み、テント内の暑い空気を上部のベンチレーターから排気する構造になっています。
そのため、寝室側のフライシートの裾は、広げてペグダウンすることで、冷気を効率的に取り込めるようになっています。
幕体には、ダークルームテクノロジーというコールマンオリジナルの遮光性の高い特殊生地が採用されています。ダークルームテクノロジーは、遮光率90%、UVカットは99.9%を誇り、通常のテントに比べて、室内の気温を最大13.5°も低く保つことができます。
この高い遮光性は、室内温度にも効果がありますが、一番はぐっすり眠れることです。特に夏場は日の出が早いため、5時過ぎから明るくなります。普通のテントの場合、どうしても明るさで目が覚めてしまう方も多いと思いますが、ダークルームテクノロジーであれば、早朝にまぶしさで起こされることなくゆっくり眠れます。ですから、夜更かしキャンパーには、特におすすめです(笑)。
タフ2ルーム DX/3025との比較
2024年の新作としては、タフ2ルーム DX/3025があります。こちらは、リビング側サイドパネルにはメッシュ窓が無く、リビング側のメッシュパネルもやや小ぶりになっています。
また、ファンベンチレーションには対応していますが、ダークルームテクノロジーが採用されておらず、暑さ対策という意味では、2ルームエアーに軍配が上がります。
ただ、タフスクリーン2ルームエアーは、通気性を最優先にしているため、リビング側のスカートがありません。そのため、真冬は裾から冷気が入ってくるため、やや不利になります。このことから、タフスクリーン2ルームエアーは、3シーズンテントに特化していると言えます。
とは言え、寒さは服装やシュラフで調整できますが、暑さは服装などによる対策には限界がありますから、夏場を優先するというのは大きな価値があります。リビング側のスカートはありますから、冬場でも最低気温が0℃を大きく下回るキャンプ場や、余程風が強いキャンプ場でなければ、それなりに使用可能ですから、場所を選びつつキャンプするのであれば4シーズンでも使えるテントです。
2024年の限定カラーについて
通常のタフスクリーン2ルームエアーはホワイトですが、今回ご紹介したモスグリーンは、2024年の限定カラーモデルとなります。販売は、昭島アウトドアヴィレッジのコールマン直営店とコールマンオンラインショップのみとなっています。
出典:コールマンオンラインショップ |
また、リビングが一回り大きなLDX+についても、限定カラーのデザートサンドが7月上旬に発売予定です。
出典:コールマンオンラインショップ |
人気のタフスクリーン2ルームシリーズは、キャンプ場でかぶることもありますから、限定カラーは狙いたいところです。
ご興味のある方は、是非検討してみて下さい。