冬場の低温時でも安定して使えるマイクロレギュレーターが特徴のSOTOのバーナーに、新たな製品が登場。
CB缶(カセットボンベ)使用モデルとして、最小・最軽量のTriTrail(トライトレイル)が、4月19日に発売されました。
SOTOのCB缶対応レギュレーターバーナー最小・最軽量のST-350
SOTOのCB缶対応レギュレーターバーナーシリーズは、これまでST-310を中心に3種類がラインアップされていました。
レギュレーターバーナーの標準モデルST-310。
バーナーを大型化したST-340。
バーナーをすり鉢状に変更、ゴトクを大型化し、CB缶と分離したST-330。
そして、今回新たにラインアップに加わったのが、TriTrail(ST-350)です。
ゴトクを3本に減らし、そのうちの1本を本体に固定することでコンパクト化されたモデルになります。
SOTO TriTrail(ST-350)について
TriTrailは、携行性を極限まで突き詰めて造られたモデルです。トライトレイルという商品名の通り、ゴトクが3点(トライ)で支持する形状になっており、小型・軽量のため登山やトレイルランニングに向いたバーナーになっています。
最大の特徴は、手のひらに収まるサイズ感でしょう。
キャンパーにとって定番のST-310も充分にコンパクトでしたが、それを更に収納サイズで42%まで小型化。
重量も、ST310の330gから135gと半分以下になりました。
バーナーの形状は、耐風性の高いすり鉢状で、2,200Kcal/hのパワーを実現。
この形状は、炎が中心に集まるため、大きな鍋やフライパンには向きませんが、ソロ向けのクッカーやコッヘルなどには丁度良いサイズです。
3点で支持するゴトクは、シェラカップが安定して乗せられるというのも、好ポイント。このゴトクですが、SOTOでは初めてチタンが採用されています。チタンは軽量というだけでなく、熱伝導率が低いため、ゴトクを触って火傷してしまうことを防止することにも繋がります。
ミニサイズのCB TOUGH 125で更にコンパクト&ハイパワーに
同時発売された、CB TOUGH 125は、小型のCB缶ですから、更に装備をコンパクトにすることが可能です。
また、従来のCB缶よりも高い耐圧性のボンベに変更することで、よりハイパワーになっています。ガスの成分は、イソブタン・ノルマルブタン・プロパンの3種混合で、SOTOのOD缶と同等の圧力になっています。そのため、レギュレーターストーブとの組み合わせであれば-5℃の環境下でも安定して使えるようになりました。
独自のキャップ形状は、使用中は缶の底に固定できるようになっており、失くすことを防いでくれます。この、キャップのためだけでも買う価値があるかも(笑)
以上、TriTrail(ST-350)をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
個人的には、ここまで小型だと、ソロキャンプで使いたくなります。特に、バックパック1つで行くようなミニマルなソロキャンプでは、このコンパクトさはとても魅力的です。
現在は、ST-310と通常のCB缶を使っていますが、ST-350に変更すれば、バックパックの上部ポケットに収納できますから、利便性の上でも更に高くなります。
いやー、小さいことは良いことだー (#^^#)