タイヘンだけど楽しい!雪中キャンプinアウトドアベース白馬

2024年2月22日

キャンプリポート 薪ストーブ 雪中キャンプ

t f B! P L

オールシーズンでキャンプに行く我が家。

そんな私にとって、毎年必ず1回はやるのが雪中キャンプです。

雪中キャンプは、設営・撤収がタイヘンで、道具も増えるのでタイヘンなのですが、やっぱり普通じゃ体験できない事ができるのが最大の魅力です。

ということで、今年は、長野県白馬村へ行ってきました。


私は、雪中キャンプは原則2泊3日で行くことにしています。なぜなら設営がタイヘンなのと、雪を丸1日楽しみたいからです。

今回、キャンプ地に選んだのは、長野県白馬村です。白馬村は、長野県と新潟県の県境近くで、北アルプスの山間部にあります。そのため、豪雪地帯としても知られ、多くのスキー場があります。

そんな白馬村に最近オープンしたのが、「アウトドアベース白馬」です。こじんまりとしたキャンプ場ですが、設備は整っており、温水便座式トイレやシャワーなどの他、炊事場はお湯も出ます。そして、冬場の最大の特徴が、一組限定のため貸し切り状態で使えることです。


道中の諏訪湖サービスエリアからの眺め。

白馬へは、東京からは中央道を経て長野自動車道の安曇野インターから下道を約1時間ほどとなります。

朝8時過ぎに出た我が家は、お昼前に安曇野に到着。私は、長野県北部でキャンプをする時は、安曇野でお昼を食べるのがルーティーンになっています。

今回お邪魔したのは、お食事処美里。

このお店、店内が一風変わっており、奥の席には、ミニカーやアメリカのおもちゃがいっぱい飾られています(^o^)




更には、高級料亭にあるようなどでかい水槽の中に魚が。

どう見ても、食べるための生簀ではなさそうです(笑)。


このお店の特徴は、和食から洋食までメニューが豊富なこともありますが、一風変わったメニューが多いのが特徴です。

私の選んだのが、「スパカツ」。

このやんちゃな見た目がタマリマセン(笑)。

アジも本格派で、ナツメグなどのスパイスが効いたミートソースがカツとの相性抜群。スパゲッティの下には玉子も敷いてありますので見た目以上にボリューミー。

たこウインナーも入っているなど、おちゃめな一面も(笑)。


ちなみに、娘が頼んだのがリンゴナポリタン。

リンゴに合うように甘めの味付けがされていて、こちらも美味。

尚、嫁は無難に(?)信州サーモン丼を頼んでいました。勿論こちらも美味しかったそうです。



さて、スパカツなどで腹いっぱいになった私たちは、一路白馬村へ。今年は2月5日に東京でも雪が降ったこともあり、安曇野市街でも結構雪が積もっていました。これなら、大丈夫と期待一杯でキャンプ場に到着。


イヤー、いい眺めです。





この雪景色が独り占めできるのですから、贅沢な遊びです(#^^#)


サイトは、入場して直ぐのスペースが除雪されており、そこにテントを張ることに。

設営する事およそ2時間。


ようやく完成です。

テントは、我が家にとっては雪中キャンプ専用と言っても過言では無い、クロンダイクグランデ。最大直径5mとバカでかいテントで、ペグが21本も必要なので設営だけでも疲れるのですが、快適性には代えられません。

煖房は、薪ストーブと石油ストーブのダブル体制。薪ストーブは、就寝後は消えてしまいますが、石油ストーブは焚き続けることができるので、深夜でも暖かく過ごすことができます。

薪は、数年前に実家で切ったウバメガシをメインに、大割りのケヤキをチョイス。何れも、薪ストーブにギリギリ入るサイズです。私が長年愛用しているテンマクデザインの「iron-stoveちび」は、中子(なかご)が入っているため、見た目ほど大きな薪は入れられないのですが、今回持ってきた薪は、何れもギリギリ入るサイズに私が割ったものですから、1本で1時間は燃え続けるほど火持ちが良かったです。苦労して割った甲斐がありました

今回は、これにプラスして武井バーナーも連れてきました。結局そこまで寒く無かったので出番はありませんでしたが(苦笑)


薪ストーブの反対側は、こたつスペース。


ウッドロールテーブルの天板下にコールマンのスリーピングバッグを広げてこたつ布団代わりに。これが丁度フィット。中には、3.5Lの湯たんぽが入れてあるのでヌクヌクです。



この日の晩御飯は、ステーキとグラタン。




どちらも、薪ストーブで調理できるのがポイント。こういった薪ストーブ料理が楽しめるのも、雪中キャンプの醍醐味です。

あとは、ソーセージを焼いたりしながら、ウィスキーを一杯。



翌日は、朝から雪見コーヒーを楽しんだり、雪遊びをしたり。



夜に振った雪で、車はこの通り。

初日の気温は、約10℃ほどでしたが、そこからどんどん気温が下がり、深夜にはマイナス2.6℃に。更には、10cm以上の雪が降ったため、辺り一面パウダースノー。


キャンプ場内は狭いとはいえ、一面が雪ですから、雪遊びには事欠きません。

積雪量は、カラーコーンが上まですっぽり雪に覆われていたので、70cmは積もっていた計算になります。

娘は、こちらも定番の「凍て地」作り。ゲーム「モンスターハンター・アイスボーン」に登場するフィールドですが、これがお気に入りで、毎回雪中キャンプで作っています(苦笑)。

ところが、今回は、パウダースノー過ぎて思うように固まらず・・・

更には、手つかずで降り積もった雪が相手なので、歩くだけで足がうまってしまって思うように作れず断念。

で、こういう遊びに変更(笑)



このソリ、かれこれ5年ぐらい使ってるので、完全に元は取れました(^_^;



さて、2日目は、カニを買いに糸魚川漁港へ。糸魚川魚市場があるので、ここで買い物をと思っていたのですが、休日ということもありお休みでした。どうやら卸専門の市場のようで、周囲にもお店はありませんでした。

これは困った!

実は、今回の目的の一つはカニを食べることでした。冷凍であれば東京でも比較的簡単に手に入りますが、生となるとそうはいきません。今シーズンはまだカニを食べていなかったので、是非とも生きのいいやつを買ってカニしゃぶをと考えていました。そもそも、カニを食べたいということもあって白馬村をキャンプ地に選んだという経緯があり、カニ無しなら東北の山間部でも雪中キャンプは楽しめるのですから、痛恨の極みです。

どうしたものかと考えていたら、嫁がGoogleMapで「かにや横丁 マリンドリーム能生」を発見!

これだ!と言うことで、一路「道の駅マリンドリーム能生(のう)」へ。「かにや横丁」は、道の駅に併設された鮮魚販売店が多数集まる施設でした。


ここで、無事に松葉ガニをゲット!!

3人で食べるには丁度良いサイズで8000円也。


あとは、昼食を道の駅内の「凪(なぎ)」というお店で食べました。こちらもボリューミーなメニューでお腹いっぱいに。お腹が空いていたのでがっついてしまい、写真を撮り忘れましたが、私がミックスフライと刺身盛り合わせがセットになった「豪華定食B」、嫁が「カキフライ定食」、娘が「エビフライ定食」、それに地元の名物らしい「タラ汁」を頂きました。3人ともフライ系になったのは、夜にカニを食べるからです(笑)。


帰り道は、フォッサマグナミュージアムへ。こちらも写真を撮り忘れましたが、大量のヒスイに始まり、各種天然石や化石が陳列されており、石好きには見ごたえのある施設でした。

キャンプ場に帰る前に、途中の小谷村(おたりむら)にある「道の駅おたり」へ。目的は、併設されている温泉「深山の湯」です。この温泉、硫黄臭漂う源泉かけ流しの温泉で、雪のちらつく中で入る露天は風情もあって最高でした。


さて、キャンプ場に帰ったら、早速カニを捌いて、カニしゃぶに。

鍋の中で開いた身が美麗。


カニしゃぶはやっぱり甘くて美味。日本酒が進みます(笑)。

〆は勿論、雑炊に。生ガニなのでミソもタップリ新鮮で、コクがタマリマセンでした。



翌朝は、またも深夜に雪が降ったのでこの通り。最低気温はマイナス5.8℃を記録していましたが、マイナス20℃以下を記録した旭川でのキャンプに比べれば大したことはありません(^ω^)



入口の看板モニュメントも雪に埋もれていました。

2日間で、30cm以上は降ったでしょうか。

娘が作っていた「凍て地」もすっかり雪に埋もれています。


車も毎日除雪。

まあ、これはこれで楽しい。


さて、ここまで降ると撤収もタイヘン。

テント周りを除雪しなければ、ペグを抜く事すらままなりません。これが結構な重労働で、肩で息をしながらの作業となりました。

更には、ダブルストーブで溶けた雪がつららになり、テントの庇がバッキバキ。これも丁寧に取り除いていきます。


なんやかんやとタイヘンでしたが、片付けを終えて帰路に。

最後は、安曇野でそばを食べて、「天然ラドン 馬羅尾天狗岩温泉」で一服。撤収の疲れを癒しました(笑)。



こうして、2泊3日の雪中キャンプと北陸グルメを楽しんだ我が家。

また来年も行きたいです!!



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