ヴィンテージテントの専門店「パジャマムーン」は、オリジナルのテントも開発・販売しています。
去年は、BAU(バウ)をクラウドファンディングで発売し、予想以上の売れ行きでした。
私も、飛びついた一人です(笑)。
そんなパジャマムーンが、今年仕掛けてきたのが、カーサイドテント「ダンテ」です。
ダンテの原型は、80年代にフランスのマルシャルから発売された「サンテレ」というテントです。カーサイドテントと言っても、車との一体感が重視されており、車内を拡大するという感覚になるテントだそうです。
そのサンテレをベースに開発されたダンテは、BAUより少し小さいロッジ型テントです。
私がダンテと出会ったのは、TOKYO outside Festival 2023 in 昭和記念公園。
去年、BAUと出会ったのと同じ場所です。
毎年、こういった出会いがあるので、TOKYO outside Festivalはやめられません(笑)。
では、ダンテについて詳細をご覧いただきましょう。
正面は、ヴィンテージテントらしいレトロなデザイン。
右側が出入口になっているだけでなく、フルオープンも可能。
更に、左右のウォールも跳ね上げることができるので、タープのような使い方も可能。
後部は、車と接続できるように、大きく開くようになっています。
天井は、テントの後部から前面にかけて斜めになっており、後部の高さは最大240cmになっています。
出典:パジャマムーン |
この構造のおかげで、車種を選ばず車とテントを接続できるようになっています。
ダンテは、車と接合することで、天井高のある開放的なリビングになります。この構造は、ミニバンや軽などを利用したキャンピングカースタイルにピッタリです。昼間は、広いリビングで過ごし、寝るのは車の中というスタイルなら、設営の手間を最小限にすることができ、よりキャンプの時間を有効活用できます。
設営は僅か10分と、鉄骨テントにしては驚異的な早さですから、そういった手軽さも含めて、車中泊スタイルを最大限に楽しめるようになっています。
勿論、テント単体としても使えますので、小型のロッジシェルターとしてなら、大人2名でコットを使うスタイルなど、色々と幅が広がります。
パジャマムーンは、カラーバリエーションが豊富なのも魅力の一つで、ダンテは写真のオレンジ以外に、ゴールド(黄色)、グリーンの3色から選ぶことができます。マルシャルに憧れがある私にとっては、オレンジがベストですが、BAUはグリーンに一目ぼれしましたから、実物を並べて観る機会があれば悩むでしょうね(苦笑)。
素材は、BAU同様ポリコットンですから、結露に強く、フルコットンよりも軽いのが利点です。勿論、フレームは鉄骨ですから、強度も充分です。
そうなると、比べたくなるのが、オガワのカーサイドロッジです。
出典:オガワ |
最大高が200cmとダンテより少し低く、屋根の妻側に接続するため、車高の高いミニバンなどではうまく接続できない場合があるので適合車種の面ではダンテに劣ります(車高170~200cm推奨)。ただ、車との接続については、専用の吸盤などが用意されており、ダンテに劣らず工夫されています。
結局、レトロなデザインが好きかどうかが分かれ目だとは思いますが、車高が200cm以上にも対応しているというのは、ダンテの大きなアドバンテージです。
バンコンや軽キャンパーなどのキャンピングカーを利用している方だけでなく、車中泊が可能なミニバンを使っている方には、是非ともおすすめしたい逸品です。
さて、入手方法についてですが、11月22日にクラウドファンディングが開始予定となっています。
ご興味のある方は、パジャマムーンのインスタや、公式サイトをチェックしてみてください。
https://pajamamoon.net/dante-carsidetent