2023年8月8日(火)
キャンプ旅行2日目は、いよいよ別府に上陸。
ここから楽しい旅行が始まるはずだったのですが・・・。
さんふらわあは、定刻通り到着したのですが、別府は大雨でした。もう、ゲリラ豪雨さながらの土砂降りで、車のワイパーが役に立たないぐらいの状態。
実はこの時、台風6号が九州に近づいており、鹿児島県は既に暴風圏に入っていました。
台風6号が九州直撃コースを辿っていることは、事前に分かっていたので、心構えはできていはいたのですが、豪雨の中では観光どころではありません。
この時、台風の影響で、湿った空気が九州西南方面に流れ込んでおり、別府から宮崎県南部にかけて大雨をもたらしていました。
そこで、一旦北に向かい、少しでも雨を躱すことにしました。
目指したのは宇佐神宮。
宇佐八幡とも呼ばれる宇佐神宮は、全国に4万600社あまりある八幡神宮の総本宮です。御祭神である八幡大神は応神天皇のご神霊で、725年に造営されたことに始まります。時代的には、奈良時代初期にまで遡りますから、大宰府天満宮よりも古い神社です。
別府からは、九州自動車道で1時間ほどの距離ですので、とにかく雨が避けられることを願って向かいました。
九州自動車道は、途中濃霧が発生しており、30m先が見えないぐらいになっていましたが、宇佐市に入ると、雨は止み、所々晴れ間が見える程に天気が回復。
おかげで、宇佐神宮は雨に降られずに観光することができました。
到着時刻が8時半頃だったこともあり、まだ観光客もおらず、広い敷地内は、静寂そのもの。
宇佐神宮は、敷地が森に囲われており、その静謐な空間が、歴史と神々しさを醸し出しています。
祓所にも、何とも言えない空気が流れており、落ち着いた気分になります。
ぶらぶらと、境内を歩いていくと、上宮と下宮の分かれ道に(左が上宮)。
いよいよ上宮というところで・・・
西大門が?
ナント、工事中でした(>_<)
シートに、西大門が印刷されているので、遠目には門があるように見えますが、近づくと解体工事中でした。
上宮もこの通り。
天皇の勅使が通ったとされる正面の勅使門は、完全に足場で覆われていました。
まあ、勅使門左脇の門からは、本殿を少し垣間見れたので、ご利益はあったと思います(苦笑)。
こちらは、下宮。
台風の影響を鑑みたのでしょう、門前に置かれた衝立が、予め倒されています。
一通り参拝が終わった所で、娘がとあるものを所望。
御朱印帳です。
元々、観光地に行くとスタンプを集める性癖がありましたので、まあ、御朱印に興味を持つのは分かるのですが、これまでにも色々な神社にお参りしてきたのに御朱印にはあまり興味を示さなかったのが、突然欲しいと言い出したのでちょっとびっくり。
どうやら、由緒ある神宮と判り、それならばと思ったようです。
折角なので、朱塗りの一番高い御朱印帳を購入(親バカ)。
さて、急ぐ旅でもないので、帰りは高速道路を使わずに地道をゆっくり。
地獄極楽(桂昌寺跡)というマイナーな観光地に寄り、地獄好きの娘はテンションが上がります(苦笑)
地獄極楽は、山に横穴を掘って、そこに地獄を再現しています。江戸時代後期のものだそうですが、当時の和尚が民に地獄と極楽を分かりやすく解説するために作ったのだとか。それにしても結構な長さの穴が続いているので、よく掘ったなーと思います。
途中、東椎屋の滝(ひがししいやのたき)にも寄ったのですが、豪雨の影響で川がスゴイことになっており、途中から進めず、引き返すハメに。
ここからの旅程に暗雲が立ち込めた瞬間でした(苦笑)。
さて、別府に戻ってくると、青空が広がっていました。
これなら、観光を楽しめるということで、早速別府名物「地獄めぐり」を開始。
龍巻地獄
血の池地獄
かまど地獄
鬼山地獄
白池地獄
海地獄
鬼石坊主地獄
龍巻地獄を観たのが11時半で、最後の鬼石坊主地獄を観たのが13時過ぎですから、約1時間半という超高速地獄めぐりでした。
超高速とはいえ、血の池地獄では足湯を楽しむ。 |
途中、パラパラと雨が降ることはありましたが、何とか観光終了(笑)。
さて、腹が減ったので、お昼ご飯に。
行ったのは、郷土料理がリーズナブルに楽しめる味蔵。
テレビなどでも紹介されるぐらい有名なお店(私も数日前にテレビで知った)で、お店には行列が。
待つこと30分程で店内へ入り、注文したのは、私が「とりの炭焼定食」、嫁と娘が「とり天定食」。
卓上七輪で焼いて食べる鶏肉は格別。 |
半分以上食べたところで撮影しているので、元のボリュームはかなりのもの。 |
あまりにお腹が空いていたので、食べさしの写真で恐縮ですが、やまもりのとり天にご飯と味噌汁、茶わん蒸しまで付いて880円!
昼の平日限定とは言え、この安さですから、行列ができるのも無理はありません。
とりの炭焼定食も、鶏肉の味が濃く、コリコリの食感がたまりません。
後日判ったのですが、九州では若鶏ではなく、親鶏を食べる習慣があるそうで、味蔵の鶏も親鶏だったようです。
炭火で焦げ目が付いた鶏に、甘辛いみそだれを付けるともうご飯が止まりません(笑)。
ご飯は、おひつに入れて持って来てくれて、おかわり自由だったこともあり、3杯も食べてしまいグロッキー(苦笑)。
その後は、「シーサイドホテル美松大江亭」へ。
お腹いっぱいの私たちは、ホテルでゆっくり。
晩御飯は、ホテルの懐石。
前菜、お造りから始まり、和牛の陶板焼き、天ぷらなどが目と舌を楽しませてくれます。
メインのお鍋は、地魚を花咲ガニの味噌を使った出汁で頂くという、カニ好きの私にはタマラナイ鍋でした。
〆も、雑炊とちりめん山椒のご飯から選べたので、雑炊2人前とご飯1人前にして、両方の味を楽しみました。
最後のデザートまでペロリと頂き、娘も大満足。
さて、豪雨に始まったキャンプ旅行ですが、本番(?)はこれからです。
つづく