九州キャンプ旅行記 1日目(大阪~さんふらわあ)

2023年9月13日

キャンプリポート

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2023年8月7日(月)


九州キャンプ旅行の始まりは、大阪からです。

お盆も兼ねて、大阪の実家に帰省し数日過ごした後、九州へ向かいます。


九州へは車で行っても良かったのですが、是非とも乗りたかったものがあります。

2023年1月に就航した「くれない」。さんふらわあシリーズ最新の船舶。

今年就航したばかりの、さんふらわあ「くれない」です。

大阪-別府航路に就航したくれないと姉妹船のむらさきは、日本初の天然ガス(LNG)を燃料とするフェリーです。

さんふらわ「あくれない」の船尾。
判りにくいが、甲板上にLNGのタンクがある。

くれないは、総トン数約17,300トン、全長199.9m、全幅28.0m、航海速力は22.5ノットで、旅客定員は716名です。北海道航路のさんふらわあふらのと比べると、大きさはほぼ一緒ですが、総トン数では3,480トン大きく、旅客定員も80名増えています。


さんふらわあくれないは、大阪南港から出航します。

ネット予約すると、出向前の15時頃にQRコードがメールで送られてくるので、あとはさんふらわあ第1ターミナルへ行くだけです。車の場合は、駐車スペースで車を停めると、乗船前に係員がQRコードのチェックに来るので、スマホの画面で見せれば乗船手続き終了。

さんふらわあ大分(別府)行き乗り場の駐車場。
中央に見えるのが、旧ワールドトレードセンターWTC(現、大阪府咲洲庁舎)。
さんふらわあのサービスカウンターはATC内にあり、徒歩の場合はそちらから乗船する。


乗船のQRコードは、部屋を開けるキーにもなっています。

ドアノブ上の読み取り機にQRコードをかざすと開錠される。
便利ではあるが、北海道航路などでは、乗船手続き時にカードキーが渡され、記念に持って帰ることができるので、それに比べると少し寂しい気もする。

とても便利なのですが、いちいちスマホでQR画面を表示するのは意外と面倒です。そこで役に立つのが、インフォメーションカウンターに置いてあるQR再発行(複製)機です。

スマホのQRコードをかざすと、QRが紙で印刷されます。これを使えば、人数分キーを複製できるので、より便利です。


私が予約したのは、デラックス洋室。

大きな窓がありますが、バルコニーはありません。北海道航路のさんふらわあで言えば、スーペリアオーシャンビュー(和洋室)に近いですが、ちょっと狭いです。


タオルなどのアメニティー以外には、ドリップコーヒー・紅茶・緑茶などの他、クッキーまで人数分用意されており、最早、旅館並みのサービスです。

勿論、バスとシャワーも完備。


個人的に一番うれしかったのが、給湯室に設置されていた製氷機。

部屋には、アイスペールもあるため、部屋でくつろぎながら一杯飲むのには最高の設備です(笑)。



さて、船内も一通りご紹介しましょう。

乗船して最初に目に入るのが、吹き抜けのアトリウム。

最早、このクラスのフェリーには、必須の装備となりつつあります。

くれないのアトリウムは、天井が半球状になっており、プロジェクションマッピングで様々な映像を映すことができます。

私が乗船した時は、船内案内のコンテンツが流されていました。


キッズスペースは、アトリウムの階段裏に設置されています。


ショップは、お土産からお菓子・つまみ類まで充実しており、種類も豊富です。この辺は、北海道航路のさんふらわあと同じく期待を裏切りません(笑)。



九州の物産も意外と充実しており、食べ物だけでなく、クラフト品まで売っているのが印象的でした。


自販機コーナーが充実しているのも、さんふらわあ共通のポイント。ソフトドリンクからカップ麺、アイスクリーム、アルコールまで充実しています。




但し、アルコール類は夜11時から翌6時まで販売停止となるので、ご注意を(笑)。


こちらは、8Fにあるスイートカフェラウンジ。

スイート、セミスイートの宿泊者のみ利用可能で、コーヒーや紅茶、アイスクリームなどが置いてあるとのこと。

デラックスの私は入れませんでした(苦笑)。


さんふらわあくれないは、建造に関しては三菱重工業下関造船所ですから、2017年就航のふらの・さっぽろのジャパンマリンユナイテッドとは異なりますが、内装デザインは、いずれもフラックス・デザインの渡辺友之氏が担当しているため、どこか似た雰囲気があります。


カジュアルで落ち着いた雰囲気の船内は、とてもリラックスできます。また、和を意識したデザインが様々場所に散りばめられており、目を楽しませてくれます。

さんふらわあくれない・むらさきの由緒である紅丸と紫丸のポスター。

美術作品のポスターではなく、あえて和柄のデザインが飾られている点も、カジュアルクルーズ船として好ましい。


後部デッキに出ると、巨大な煙突(ファンネル)が目に入ります。

くれないは、LNGを燃料としていますから、ディーゼルと違って排煙が無く、匂いもしません。また、ディーゼルに比べてとても静かで、振動も少ないため、とても快適です。

ファンネルの奥は、白い壁で覆われており、この先にLNGのタンクがあります。

くれないは、燃料タンクが船尾にあるため、後部デッキが狭く、入れる所が限られています。

デッキからの眺めは、船旅にとって欠くことのできないものですから、スペースが限られているのはちょっと残念です。


さて、さんふらわあ一番の目玉は、展望大浴場でしょう。

3つに分かれた浴槽は、ジェットバスもあり、洗い場も充実しています。

惜しむらくは、出航が19:05ですから、外は真っ暗で展望は望めない事でしょうか(苦笑)。

ちなみに朝は、5:15から入港直前まで営業していますので、朝風呂に入りながらであれば絶景を楽しめます(笑)。



出航前には、6Fプロムナードで銅鑼が鳴らされ、出航の合図を告げます。


写真スポットで、制服を着て記念撮影。

思えば、娘が小学5年生の時に、初めてさんふらわあに乗った時も、記念撮影しました。

今年で、高校1年生になりましたが、まだまだ子供です(苦笑)。


レストランは、乗船後すぐに営業開始となりますので、早速晩御飯を食べに行きます。

さんふらわあは、バイキングですから、豊富なメニューが食べ放題。


デザートも各種あり、娘はチョコレートフォンデュに釘付け(苦笑)。


勿論、生ビールも一杯500円で楽しめます。


バイキングも豊富で、和洋中と様々なメニューが用意されています。

九州名物のとり天や、大分の郷土料理「りゅうきゅう」などもあり、全部のメニューを食べたくなります(笑)。


私が気に入ったのが、おでん。

しかも、大阪人のソウルフード牛すじが入っているではありませんか!!

おでん片手に、生ビールが進む進む(^_^;

さつまあげには、さんふらわあの刻印。


おでんとビールで腹いっぱいになった私ですが、この匂いには勝てず・・・。

カレーまで食べて、モウ無理!!


部屋でひと休憩した後、腹ごなしに甲板へ出てみると、神戸の夜景が綺麗に見えます。

そのうち、明石海峡大橋が近づいてきます。

おおおおおー!!!

明石海峡大橋は、何度も渡ったことがありますが、下から見るのはこれが初めて。

良い経験になりました。


その後は、船内を散歩したり、お風呂に入ったりして過ごし、ハイボールをちびちび(#^^#)

深夜には、瀬戸大橋を通過。



九州旅行はこれからですが、翌日からは大変でした・・・


つづく



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