私は、東京在住ですから、キャンプへ行くのも東日本に偏りがちです。実際、北海道は3回も行っているのに、中国・四国・九州地方は未踏の地となっています(勿論、普通の旅行や仕事では行ったことはあります)。
大阪出身の私としては、西日本も行きたいところがいっぱいあるのですが、東京からは距離が遠いので、なかなか行きづらいのが実情です。
そこで、今年の夏休みは、大阪の実家を経由して九州へキャンプ旅行に行くことにしました。
大観峰展望台から望む阿蘇。 |
大阪からなら、北九州まで約600kmですから、車でも行ける距離ですが、問題は帰りです。勿論、帰りも実家経由でも良いのですが、そうすると、東京-福岡間でも1,200kmほどありますから、例え大阪で1泊しても2日間走り続けることになります。流石の私も、これはしんどいですが、そこで思いついたのが東京九州フェリーです。
出典:東京九州フェリー |
東京九州フェリーは、横須賀-新門司を約21時間で運行しているフェリーです。2021年に就航した新しい航路で、私もいつか乗ってみたいと思っていたのですが、問題は出航・到着の時刻が遅いことです。
東京から九州へ向かう場合、横須賀が23:45出航で、新門司着が翌日の21時となります。流石に夜の9時に着いても、ホテルに素泊まりするぐらいしか方法がありませんので、行程としては1日無駄になります。そのため、東京九州フェリーを使うと時間がムダになると思って、就航当初はあきらめていました。しかし、帰りだけ使うのであれば、九州にギリギリまでいて翌日夜に帰ってくることができるので、寧ろ時間を最大限に有効活用できます。ちなみに、運行ダイヤは、新門司発が23:55、横須賀着が翌日20:45ですから、日が変わる直前まで九州に留まることができます。
ということで立てた計画が以下の通り。
1日目 大阪~さんふらわあ
2日目 別府(ホテル泊)
3日目 別府~阿蘇(古代の森キャンプ場)
4日目 阿蘇・高千穂峡(古代の森キャンプ場)
5日目 宮崎(栄松ビーチ・キャンプ場)
6日目 鹿児島(ホテル泊)
7日目 指宿(指宿エコキャンプ場)
8日目 熊本(ホテル泊)
9日目 佐賀・福岡(モンベル 五ケ山ベースキャンプ)
10日目 佐賀・福岡(モンベル 五ケ山ベースキャンプ)
11日目 新門司~東京九州フェリー
12日目 東京九州フェリー~横須賀
実は、九州も色々観たい所があり、遊びも考えると、これでもかなりの強行軍でした。特に、6~7日目は、大隅半島から薩摩半島にかけて、錦江湾をぐるっと1周するルートを選択していたので、GoogleMapとにらめっこをしていた私も、どこかで破綻しそうな気がしていました。
とは言え、机上演習ではなんとかなっていたので、計画を実行することに(笑)。
今回のキャンプギア
今回のキャンプ旅行で、最大の懸念点が暑さです。
今年は、各地で連日過去最高気温を更新しており、北海道でも連日35度を超える状態でしたから、キャンプ場での暑さ対策は必須でした。
そこで、我が家が持ち込んだのがポータブルクーラー!!
アイリスオーヤマのIPP-2222Gです。
実は、これが大当たり!!
連日の暑さもそうですが、湿度が高くて汗だくになるような環境でも、除湿を入れればテント内は快適♪
撤収時も、30度オーバーの中でも、クーラーの前で涼みながら作業をすることで、だいぶラクになりました。
さて、クーラー以外の持ち物は以下の通りです。
今回拘ったのが、パックラフトです。行程にもある通り、阿蘇で2泊して、高千穂峡でパックラフトを楽しむつもりでした。九州は、他にもカヤックで遊べる所が多かったので、パックラフトはマストアイテムです。
それ以外の道具については、かなりの強行軍であることが想定されたので、最低限に絞りつつシンプルな物を選びました。
テントは、クーラーを使うこと前提で、Facilに。Facilは、ツールームとしてはかなり建てやすい部類に入るので、時間が無い時は心強いです。
ランタンも、普通ならペトロマックスあたりを持っていくところですが、今回は簡便性を優先してColemanのガソリンランタンにしました。
尚、夏の酷暑の中ですから、シュラフは無しで、自宅で普段使っているタオルケットを持っていきました。
こうして、我が家でもこれまでで最大の12日間というキャンプ旅行が始まりました。
つづく