久しぶりのBE-PALネタです。
今月号(2023年1月号)の付録は、karrimor(カリマー)のロゴが入ったスクエアフライパン。
私は、ビーパルを定期購読していますので、発売日に早速受け取ってきました(^_^)
karrimor(カリマー)について
カリマーと言えば、リュックサックで有名なイギリスのメーカーです。創業は1946年と古く、サイクルバッグを皮切りに、登山用リュックやウェアなどをリリースしています。
ブランドの語源は「carry more=もっと運べる」。
その語源通り、背負いやすく信頼性の高いリュックは、世界中の登山家やクライマーから支持されています。
私は、SFプレデター30を愛用していますが、その武骨さ故、ソロキャンユーザーの間でも人気となっています。
そんなカリマーとビーパルがコラボしたのが、今回の付録「karrimorソロ鉄フライパン」です。
karrimorソロ鉄フライパン
karrimorソロ鉄フライパンは、スクエア(角型)タイプのフライパンです。アウトドアブランドも含め、角型は意外と珍しいです。
ソロ鉄を謳っているぐらいですから、素材は鉄(スチール)。厚みは約1mmですから、フライパンとしてはかなり薄いですが、まあ付録ですから仕方がありません。
底には、大きくカリマーのロゴがエンボス加工されています。
表面は、黒色のコーティングが施されています。
ハンドルは折り畳み式。
お世辞にも出来が良いとは言えませんが、小型フライパンとしての必要条件は満たしているかと。
サイズについて
フライパンのサイズについては、底が約13cm×13cmの方形となっており、ハンドルの反対側の縁が斜めに加工されているため、開口部の長さは約15cmあります。
深さは、約2cmですから、フライパンとしては少し浅めです。
特徴としては、「ジャスト”食パン”サイズ」と謳っている通り、丁度食パンが入ります。
大きさの比較に、テンマクデザインの「まるほ」マルチホットサンドメーカーと、スクエアクッカーの代表格ユニフレームの山クッカー角型に付属のフライパンを並べてみると、この通り。
フライパンとして見ると、ソロ鉄フライパンが一番大きなサイズとなります。
8枚切りのパンを入れると、「まるほ」はホットサンドメーカーですから若干きつめ、ソロ鉄フライパンは少し余裕があり、山クッカーフライパンは少しパンがはみ出します。
深さを比べると、「まるほ」の浅底クッカーとほぼ同じ、山クッカーフライパンの3分の2程度です。
実際に使ってみた
使ってみると、これが意外にイイ!
厚みが無いので、スキレットなどに比べて蓄熱性は劣りますが、直ぐに全体が温まりますので、スピーディーに調理ができます。
ただ、残念ながらフッ素樹脂加工ではないようで、わりと焦げ付きます(苦笑)。
食パンは、両面にバターやマーガリンを塗って、中火で両面を1~2分づつ焼けば、コンガリと美味に焼きあがります。
熱の回りが早いので、少しバーナーから離した状態で焼くと、キレイに焼けます。
蓋はありませんが、アルミホイルで代用すれば、半熟の目玉焼きもこの通り。
さて、鉄フライパンですから、やっぱり肉を焼きたいというのがキャンパーの性(苦笑)。
良くも悪くも、フライパンが薄いので、直ぐにじゅうじゅうとなります(^o^)
ひっくり返すと、コンガリ!
焼く上での注意ですが、火の回りが早いので、ちょっとづつフライパンを動かしながら、全体に火が通るように焼いていくと良いです。
上手に焼けました(≧▽≦)
切ると、肉汁ジュワ~
良いシズル感です(笑)
全部並べると、こんな感じです。試食すると・・・
(゚д゚)ウマー
味的には納得の仕上がりです。目玉焼きを乗せて、パズーのパンに。
美味しく頂きました(笑)
まとめ
使ってみると、食パンを焼くだけでなく、通常の調理についても、ソロに丁度良いサイズでした。
深さも適度にあるので、炒め物や軽い煮物にも対応できるのが良いです。
また、ハンドルの反対側が斜めになっていることで、中身が取り出しやすくなっています。
厚みが約1mmと薄いですが、その分すぐ温まりますので、ソロ用と考えれば使い勝手は悪くありません。
ただ、良いことばかりでは無く、ダメな点もありました。
先ずは、塗装が焦げ付きやすく、耐久性も弱いことです。
5回ほど洗いましたが、かなり剥げてしまいました。
特に、目玉焼きなどは、焦げ付きやすいので、しっかりと油をひく必要があります。
もう一つは、熱で歪むことです。
写真の通り、かなり歪んでいます。
まあ、付録ですから仕方がありませんが、もう少し厚みがあればと思います。
さて、角型のクッカーやフライパンは、市販品でもあまり無く、貴重な存在です。
角型なので、玉子焼きも綺麗に焼ける。 |
角型は、丸型に比べてリュック内のスペースを無駄なく使えますし、重量も138gと軽量ですから、ミニマルなソロキャンプに向いています。
塗装が悪いのが最大の欠点で、これは使う前にサンドペーパーで落としてしまうのがベターです。
サンドペーパーで塗装を剥がし、食用油でシーズニングを行えば、鉄フライパンとしての真価を発揮する。 |
正直、耐久性まで考えると微妙なアイテムですが、そういった点も含めて遊べる人にはおすすめです。
肉も焼けますしね(笑)