キャンプ沼にハマっている方なら、テントも複数持っていることでしょう。その中には、ノルディスクや、ヒルバーグ、ローベンス、フェールラーベンなどの欧州メーカーのテントをお持ちの方も多いはず。
かく言う私も、ローベンスのクロンダイクグランデを所有しており、北海道のニセコや旭川で雪中キャンプを楽しんでいます。
さて、ここまで酔狂を極めてくると、次に向かう先はヴィンテージテントです。
中でも、マルシャルやキャバノンに代表されるフランスのテントは、佇まいに独特の物があり、他のテントとは一線を画します。
マルシャル 出典:PAJAMA MOON |
キャバノン 出典:PAJAMA MOON |
我が家は3人家族ですし、娘も来年は高校生になりますから、ファミリーでキャンプに行く機会は減ります。そうなると、夫婦2人でこんなデカいテントを持っていくのは、完全にオーバースペックですし、そもそも張れるキャンプ場が限られてきます。
そんなこともあり、憧れのヴィンテージテントに中々踏み切れなかった私の前に現れたのが、BAUです。
出典:PAJAMA MOON |
BAUは、ビンテージテントの輸入ショップPAJAMA MOONが製作したテントです。ヴィンテージ風のデザインを全面的に取り入れつつ、サイズダウンされて丁度良いサイズに仕上げられています。
BAUに出会ったのは、先日開催されたTOKYO outside Festival 2022 in 昭和記念公園。
正面の大きな窓が特徴的で、マルシャルを彷彿とさせます。
昭和記念公園で見たBAUは、グリーンでしたが、ベージュもあります。
出入口は右側にあり、扉の形状も、現代のテントには無い、独特のデザイン。
左側は、ヴィンテージテントには見られないメッシュパネルになっていて、通気性も考慮されています。
そして、一番のポイントの窓。
オガワのオーナーロッジtype52Rなどにも窓はありますが、カーテン付きの大型窓は、ヴィンテージテントを知り尽くしたパジャマムーンらしいセンスが光ります。
インナーテントは、コットなら2人、シュラフなら3人が寝られるスペースがあります。
これなら、3人家族の私たちに丁度良いサイズです。
フレームは、スチール製で、かなりの太さがあります。
ジョイントもスチール製ですから、強度には期待が持てます。オガワは、ジョイントがプラスチック製のため、強風時にフレームがヨレたりするのですが、スチール製であればより強固にフレームを支持することでしょう。
因みに、オガワのプラスチック製のジョイントにも、力をいなす効果があるため、強度が劣る訳では決してありません(私はオガワファンでもあるので念のため)。
BAUは、見かけはレトロなテントですが、素材は最新技術のT/C(ポリエステル65%、コットン35%)ですから、フルコットンに比べて軽さとメンテナンス性の上で有利です。
更には、PUコーティングも一切行っていないという拘り。一般的には、縫い目などはシームテープなどで防水を施し、PUコーティングを行うのがセオリーですが、BAUはあえてそれを行っていません。これは、PUコーティングの経年劣化を考えての事です。
PUコーティングは、加水分解により劣化し、使い方にもよりますが、寿命は5~10年ぐらいと言われています。劣化してくると、コーティング部分がベタベタしてきて、更にはボロボロと剥がれ落ちてしまいます。BAUは、ヴィンテージテントを目指して作られているので、防水性能よりも経年劣化しないことを優先しています。これは、コットン幕を多用する私にとっては、大歓迎の仕様です。
尚、店長と話をしていた時、ポリコットンでもカビるので、干すなどのメンテナンスはしっかりやってほしいとの事でした。パジャマムーンでヴィンテージテントを買うような人なら、そんな事は常識だと思うのですが、意外と見かけだけで購入して、カビが生えたとか色が変色したとか文句を言う人がいるのだとか・・・
全く情けない話です。
バ○な金持ちには、ヴィンテージテントを買ってほしくないと思うのは、私だけでは無いハズ。
BAUは、見た目はレトロでも、中身は最新式のテントです。ポリコットンの使用とダウンサイジングにより、鉄骨フレームのロッジタイプとしては20kgと軽量化されており、設営面でもヴィンテージテントより簡易化されています。
個人的には、フルコットンでも良かったのですが、PUコーティングを一切行っていないという潔さに好感が持てます。
まさか、このテントを購入する人で、雨漏りがするとか文句を言う人はいないと思いますが、そんな人は、コールマンのウェザーマスターかスノーピークでも買ってください(笑)。
さて、購入方法についてですが、11/21からクラウドファンディングのGREEN FUNDINGにて発売されています。12/15日までの期間限定で、数量にも限りがあるようなので、ご興味のある方は、検討してみてはいかがでしょうか。
https://greenfunding.jp/kandsonsstore/projects/6669
ちなみに私は、グリーンの本体とインナーシートのセットにしました。
クラファンが成功すれば、届くのは、2023年4月上旬とのこと。
今から楽しみです(^o^)
私たちも買いました 4月に来るのが楽しみです gwにタカソメで初パジャマ今から。ワクワクしています
返信削除ご購入おめでとうございます!
削除私はまだ初パジャマをどこでするか決めてないのですが、今からワクワクしてます(^ ^)