286Aレッドがひょんな事で手に入った

2022年7月1日

キャンプ沼 ランタン

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 コールマンの顔とも言える、286Aワンマントルランタン。

長年、グリーンのランタンが販売されてきましたが、今年、遂に赤(レッド)が追加されました。

出典:コールマン

下馬評通り、発売前から大人気となり、未だに実物を見たことが無いという方も多いことでしょう。

実は、私も、発売日にコールマンのサイトにアクセスしたのですが、サイトに入ることさえできず、買えませんでした(苦笑)。

4月にあったイベントで、コールマンジャパンのスタッフにいつ頃入荷しそうか尋ねたところ、5月にはまとまって入荷するとの話だったのですが、未だにWEBサイトでは入荷待ちになっているので、まだまだ球数が少ないようです。

┐(´д`)┌ヤレヤレ


コールマンの長い歴史の中で、最もポピュラーなランタンと言えば、200Aでしょう。200Aは、1951年~1984年まで販売されていたロングライフモデルで、赤いボディと丸いホヤが特徴です。

出典:コールマン

コールマン120周年に合わせて2021年に販売されたシーズンズランタンにも、その面影が色濃く反映されています。

200Aの跡を受け継いだ286Aは、1986年に発売。以後、いくつかのマイナーチェンジはあったものの、現在も変わらず販売されており、200Aを超えるロングライフ製品となりました。


実は、286Aも、1988年から1990年までの僅か3年間ですが、赤色が販売されていました。詳細は不明ですが、赤の塗料が使用禁止になったため、製造中止になったようです。

ですから、今年発売された286Aレッドは、ある意味復刻版とも言えます。


さて、そんな286Aレッドが、ひょんなことで私の手元にやってきました。

私が手に入れたのは、現行品ではなく、オリジナルのレッドで、製造は88年12月。

ギアは使ってナンボをモットーとする私は、基本的にヴィンテージに興味は無いのですが、入手できるなら勿論欲しい訳で、現行品を探し求めていた私にとって望外の喜びでした(笑)。


折角入手したので、手元の286Aと比べると、いくつか異なる点がありました。

最初に目につくのは、ベンチレーターの形状で、上の傘部分が、よりシュッとしていることです。シーズンズランタンにも見られる通り、より200Aに近いスタイルです。

バルブハンドルは、現行品同様の黒いプラスチックですが、ポンププランジャーはDリング付の金属製となっています。

2022年モデルより、現行の286Aも同様のポンププランジャーに変更となり、バルブハンドルもよりクラシカルなデザインに変更となりますので、かなり詳しい人でないと見分けが付かなくなるかもしれません(苦笑)。


一番の違いは、ドーム状のミキシング部(混合気室)で、現行品と比べるとかなり平たい形をしています。

そのせいか、点火に10秒、消火に30秒ほどかかります。


また、ホヤの留め具が、現行品ではヒートシールドと一体になっていますが、オリジナルは別パーツになっています。


あとは、僅かに現行品の方が背が低いのと、ケースにもみの木のマークが入っていることぐらいです。



私が入手した286Aは、状態が非常に良く、傷もありませんでした。ホヤの中に虫の死骸が全く見られないことから、試しに点灯した程度で、ほぼデッドストックの状態だったと思われます。



ベンチレーターも綺麗で、煤も殆ど付いていないことからも、ほぼ使われていないことが判ります。

タンク内には、全くガソリンが入っていなかったことから、ガソリンを抜いた後、ずっと放置されていたようです。


いやー、良い物が手に入りました(*^_^*)



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