焼肉やバーベキューをする時に便利なインスタントコンロ。
使い捨てだから、油やタレで汚れることを気にせず使えて便利なアイテムです。そんなインスタントコンロですが、様々な商品が販売されているので、どれが一番便利か調査してみました。
各社のインスタントコンロ比較
今回用意したのは、ダイソー、ドン・キホーテ、コーナン、DCMの4種類。
先ずは、値段と燃焼時間をチェックしてみましょう。
ダイソー 330円 燃焼時間60分
ドン・キホーテ 438円 燃焼時間60分
コーナン 327円 燃焼時間表記無し
DCM 327円 燃焼時間90分
値段は全て税込で、ドンキがやや高い以外は、いずれも330円ほど。燃焼時間表記が本当なら、DCMが90分と最長で、327円とコーナンと並んで最安値ですから、最もコスパが良いことになります。
それでは、実際に焼肉に使ってみて、火力と燃焼時間を比べてみましたので、詳細をリポートしたいと思います。
形状の比較
インスタントコンロは、針金でできたスタンドが付属しており、何れもテーブル面から5cm程の高さです。ただ、樹脂製のテーブル等の場合は熱に弱いので、段ボールなどを敷いておくと、テーブルを保護するだけでなく、汚れも気にしなくて良いのでおすすめです。
インスタントコンロは、パラフィン等の着火剤を浸み込ませたシートで、豆炭が包まれています。マッチやライターで簡単着火を謳っていますが、着火用ライターやSOTOのスライドガストーチがあると便利です。
着火性について
では、早速着火していきましょう。インスタントコンロは、着火シートが完全に燃え尽きるまで待つ必要があります。でないと、着火剤の匂いが食材に付いてしまうので、完全に燃え尽きるまでの時間が、使い勝手を左右するポイントとなります。
先ずは、ダイソーとドンキ。
着火シートへの着火性は、どちらも変わらず良好です。
しかし、豆炭への着火性は、ドンキの方が良く、20分ほどで十分な火力に。この時点で、ダイソーはまだ着火剤が燃え残っています。
ダイソーは、30分程で使えるようになりましたが、火力はドンキの方が上です。
コーナンとDCMは、何れも着火性が悪く、上面の着火剤だけが燃え尽きてしまい、豆炭に着火しませんでした。
仕方が無いので、ガストーチで強制的に着火。
その後も、底面の着火剤がほぼ燃え尽きても火力が上がらず、更に2回ほどガストーチで炙ってようやく着火終了。ここまで45分かかりました。
火力と火持ち
結論から言えば、ドンキが一番火力が高く、火持ちも良かったです。
ドンキは、完全に着火後、1時間以上火力が持ち、1時間20分ほどで火力が落ちてきました。
ダイソーは、45分ほど、コーナンとDMCは1時間ほど持ちました。
火力は、ドンキが一番高く、ダイソーがドンキより少し低く、コーナンとDMCは明らかに火力が劣りました。コーナンとDMCは、火持ちは1時間ほどですが、火力が低いので、結果としてはダイソーとあまり変わらない印象です。
優秀なのはやっぱりドンキで、元々の火力が高いため、1時間過ぎで火力が落ちてきても、まだダイソーの最大火力以上を保っていました。
まとめ
ダイソーのインスタントコンロは、500円の大型の物を以前テストしていたので、使い勝手は分かっていたのですが、予想以上にドンキが優秀でした。着火性、火力、火持ちと何れもトップで、とても使いやすかったです。
逆に、コーナンとDMCのホームセンター勢は、着火性が悪く、ガストーチが必須となることから、インスタントを騙るのはどうかと思いました。火力も低いため、キャンプにこのインスタントコンロしか持っていかなかった場合、かなり厳しい結果になることは明らかです。
値段は、ドンキが100円ほど高いですが、この手の商品は品質が一番重要ですから、100円高くても安心して使えるドンキをおすすめします。
以上、思った以上に差がついたインスタントコンロ対決。
実際の使い勝手にここまで差が出ると、事前に使ってみて問題無いか確かめる必要がありそうです。インスタントコンロは、今回取り上げた以外にも各社から販売されていますので、皆さんも購入する時は注意してください。