【2022新作】SOTO レギュレーターストーブ Range(レンジ) ST-340

2022年4月4日

topics バーナー

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SOTOのレギュレーターストーブST-310は、コンパクトでCB缶が使えるバーナーということで、大ヒットしたバーナーです。

そのST-310に、新しいバージョンが加わりました。


左がST-340、右がST-310
左がST-340、右がST-310


レギュレーターストーブ Range(レンジ) ST-340です。


ST-340とST-310との違い

ST-310からの変更点は、バーナー直径、点火レバー、ゴトク素材の変更の3点です。


ST-310

ST-340

出典:SOTO


ST-310は、バーナー直径が45mmでしたが、ST-340は、バーナー直径が66mmに拡大されています。これにより、中型のクッカーとの相性が良くなっています。

また、バーナー形状の変更に伴い、出力が2.9kWから3.3kW(2,500kcal/hから2,800kcal/h)へとアップしています。


点火方法については、ST-310でオプションだった点火レバーが標準搭載となっており、着火が簡単かつより安全に行えるようになっています。


ゴトクは、素材がこれまでの鉄にメッキ処理したものから、ステンレスに変更されています。これは、強度向上というより、鉄よりステンレスの方が熱伝導率が低い事で、誤ってゴトクの脚を触っても火傷しにくくなるという効果を狙ったものになります。


左がST-310、右がST-340

出典:SOTO


重量は、ST-310の330gから360gと僅かに増えていますが、収納時のコンパクトな形状はこれまで通りです。


Range(レンジ) ST-340のメリット

ST-310は、バーナー直径が45mmと少し小さめだったため、ソロクッカーとの相性は良かったのですが、中型以上のクッカーの場合、熱源が鍋の中央に集中するため、焦げ付きなどの原因となっていました。

そのため、ファミリーキャンプなど、大人数向けに煮込み料理やフライパンを使った料理をするのには、バーナーパットを使うなどの工夫が必要でした。


今回のST-340は、バーナー直径が拡大されており、バーナーの形状もリング状の炎が外側に向かって広がるように変更されているため、クッカー全体に火が回るようになっています。

これによって、特にフライパンなどを使う場合などは、より均等に熱が伝わりやすくなっており、焦げ付きの防止につながっています。


また、点火レバーとゴトク素材の変更により、特に着火時の火傷リスクが低減しています。


ST-310は、初期のころからこの問題が指摘されており、オプションで、点火アシストレバーと、ゴトクにはめる耐熱シリコンチューブがセットで販売されていましたから、ST-340は正常進化したと言えます。


尚、低温時にも安定して燃焼できる「マイクロレギュレーター」は、ST-310同様となっています。


このように、利便性、安全性がより高められたRange(レンジ)ST-340は、より使える幅(レンジ)が拡がった製品に仕上げられています。


注意点

ST-310は、大ヒット商品だったこともあり、ガレージブランド等から、様々なオプション品が展開されていました。

今回のバーナー形状の変更により、バーナー周囲を覆うようなタイプの商品は、一部使用できない可能性があります。

SOTO純正のオプションでは、溶岩石プレートST-3102が使用不可となっていますので、ST-310の商品を流用するに当たっては注意が必要となります。


ST-310ユーザーはST-340に買い替えるべき?

ST-340は、ST-310からの正常進化と言える商品です。価格が8,800円(税込み)とST-310の6,800円(税込み)から2千円アップしていますが、その価値は十分にあるでしょう。

SOTOとしては、当面ST-310と併売されるようですから、より上位機種の FUSION(フュージョン)ST-330と比較すると、値段的にも、ST-310(6,800円)とST-330(9,900円)の中間的存在と言えます。

問題は、既にST-310を導入済みの方が買い替える必用があるかという点です。


私は、ST-310を既に2台導入済みで、ツーバーナーライクに使用しています。



熱源が1点に集中するということで、ファミリーで使う場合はちょっと気が抜けないバーナーだったので、家庭内の稟議が通れば買い替えたいと思っています(苦笑)。


ただ、ソロクッカーや、小型スキレットをメインで使っていた方は、買い替える必要は無いと思います。今回の変更点は、あくまでバーナーの炎を拡大することを主眼に置いていますから、ソロキャンプメインで使っている方は、それほど恩恵を受けません。それに、ST-310を既に使用している方は、点火アシストレバーやバーナーテーブルなど、オプション品にそれなりに投資しているはずですから、それを無駄にしてまで買い替えるインパクトは無いでしょう。



Range(レンジ) ST-340の発売時期は、2022年5月下旬となっています。

FUSION(フュージョン)ST-330の発売時は、長く欠品状態が続いていましたが、ST-340は、そこまで人気が出るかは未知数です。

ただ、欲しい方は、早めにチェックしておいた方が良いでしょう(笑)。



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