今更言うまでもありませんが、キャンパーにとってもAmazonは便利なツールです。
テントからガス缶まで、ありとあらゆる商品が買えるとあって、私もよく利用しています。
Amazonでは、様々なアウトドア商品が取り扱われていますが、注意しないと時にはトンデモナイ商品を掴まされる事があります。
今回は、私が犯したAmazonにまつわる失敗談をお送りしましょう。
テリーX246Bのマントルについて
私は、去年テリーのX246Bというヴィンテージランタンを購入しました。自分の生まれ年と同じ製造年だったこともあり、思わず衝動買いしたのですが、困ったのがマントルです。
テリーのX246Bは、製造が中止されてから久しいですが、マントル「X164」は、正規品が販売され続けています。しかし、入手が結構困難な上に、1枚あたり500~800円もします。当然、純正を買うのがベストですが、あまりにもランニングコストが高いので、代替品を探してみることにしました。
X246Bは、現行品のヴェイパラックスと基本的に同じ構造のため、ヴェイパラックスのマントルが使えます。ところが、ヴェイパラックス純正は更に高く、何と1枚1,000円以上!!
こんなにしたら、マントル代でランタンがもう1台買えてしまいます(苦笑)。
と言うわけで、Amazonで代用品を探すことに。そこで見つけたのが、このヴェイパラックス・テリー兼用のマントルです。
お値段、10枚で2,980円ですから、一枚あたり300円以下と、現行のコールマンなどと同様の値段。これなら、ランニングコストも納得ということで購入しました。
安価なマントルを使った結末は・・・
さて、先日ソロキャンプに行った時、久しぶりにX246Bを使おうと持って行ったのですが、マントルが壊れていました。
「全然OK。予備はいっぱいあるでー」と、マントルを取付けようとしたのですが・・・
うーん、見るからに品質が悪い(-_-)
中には、紐が殆ど抜けている物も・・・
まあ、安かったのだから仕方が無いと思い、気を取りなおして取り付けようとすると・・・
ブチッ!!
マントルを留めようと、結んだ瞬間、紐が切れてしまいました。
「うーん。流石に安物すぎたかー」と思いつつ、代わりを取り出して結ぼうとするとまた「ブチッ」と逝ってしまいます。
これを3回ほど繰り返したら、私の方が「ブチッ」と切れてしまい、「もうええわ!適当で!!」と、軽めに結んでなんとか留めたのです。
ヤレヤレとマントルの空焚きを始めると、いつものように燃えてくれません。
それだけでなく、何やら黒ずんできて、プラスチックを燃やしたような匂いがします。
「ぐぬぬぬ・・・」
これは、かなり怪しい・・・と思いつつも、ポンピングして点火してみたのですが、マントルは膨れずに、一部が黒く焦げていびつな形になってしまいました。
しぼんだままで半分黒焦げになったマントル(-_-メ)
これは、上手くいった方ですが、やっぱり膨らみに偏りがあり、綺麗に発光してくれません。
合計3枚チャレンジしてみたのですが、まともにマントルが膨れず、使い物になりませんでした。
しかも、黒焦げになったマントルのおかげで、ノズルまで真っ黒に。
(;゚Д゚)
うーん。
安物買いの銭失いとはこのことか。
ホヤも、マントルから発生した煤で汚れてしまい、アルコールティッシュで拭くとこの通り。
結局、この日はX246Bを使うのを諦めて、LEDランタンを使いました(T_T)
X246Bの代替マントル
で、このマントルはあきらめて、別な物を探すことに。
そこで目を付けたのが、SOTOのマントル「ST-2101」。これは、SOTOのガスランタン用のマントルですが、上と下の両方で留める両切りタイプですから、X246Bにも代用できそうと思って購入。
ところが今度は、マントル上部の穴が小さすぎてX246Bにはめられないことが発覚!
「うーん、どうしようかな」と一瞬悩んだのですが、要するに穴を広げてやれば嵌るだろうということで、上の穴を留めている紐を解いて穴を大きくすることに。しかし、穴を大きくするのには紐の長さが足りません。高温にさらされるマントルですから、タコ糸なんかでは代用できません。
そこで、使うのを諦めたマントルから紐を流用して、SOTOのマントルの紐に繋げて使うことにしました。ブツブツ切れる安物ですが、背に腹は変えられません(苦笑)。
ということで、なんとか紐の長さを延長。
無事、X246Bに取付けることができ、問題なく使うことができました。
その後、ネットで調べると、キャプテンスタッグのL用マントル「UF-5」が使えることが発覚!
SOTOのマントルよりも少し小さめですが、X246Bにはこの方が大きさ的には近く、紐もかなり長いので、取り付けもラク。
左がキャプテンスタッグ、右がSOTOのマントル。 |
うーん、随分遠回りしたなー。
やっぱり、しっかり調べてから買わないとダメというのと、ノーブランドの安いマントルは買ってはいけないということが分かりました。