キャンプ料理に欠かせない様々なスパイス。
一口にスパイスと言っても、様々な種類がありますし、数が増えればそれなりにかさばります。そのため、塩や胡椒など様々なスパイスを小分けにして入れるのがベターなのですが、困るのが液体の調味料です。
特に、油や醤油などは、元のボトルのままではかさばって邪魔ですが、入れ替えられる適当なボトルとなると、中々無いのが実情です。
私も、これまでは、100円ショップで売っている化粧品などを入れるボトルを使用していたのですが、蓋の閉まりが甘いため、横に寝かすと液漏れが起こります。
小型のボトルであれば小物入れなどに立てて入れておけますが、大型のボトルだと寝かさないと入らないため、チャック付きポリ袋に入れるなど工夫していました。
スパイスボックスはセリアのミニコンテナ。ダイソーのステンレスミルなども寝かせて入れられる。 |
ただ、この方法では、ケースの中に漏れ広がることは防げますが、使用時はボトルがべたべたで、使い難い思いをしてきました。
ところが、そんな苦労の日々に別れを告げる日が遂にやってきました!
ダイソーから、ナルゲンボトルが登場したのです!
ナルゲンボトルについて
ナルゲンボトルとは、アメリカのナルゲン社が開発したプラスチックボトルのことです。特徴は、とにかく丈夫で、パッキン無しでも中身がこぼれない気密性にあります。サイズも各種あるため、水筒から調味料入れまで、様々な用途で使用されており、特に軽量・コンパクトが求められる登山愛好家の間では、昔から使われてきました。
ナルゲンボトルは、登山系アウトドアショップで取り扱われている程度で、販売されているショップが少ないのが実情でした。そんなナルゲンボトルが、ダイソーで売られているのですから、これは気になります!
ダイソーのナルゲンボトル風「調味料入れ」
ダイソーのナルゲンボトルは、ダイソーのオリジナル商品ですから、正確には、ナルゲン風ボトルと言ったところでしょうか。そのため、商品名も「調味料入れ」とされています。
ということで、ここからは「調味料入れ」と記載していきます(苦笑)。
ダイソーの調味料入れは、15ml、30ml、60ml、125mlの4種類。
ボトルに目盛りが入っているのが特徴です。
試しに、同じくダイソーの1.5合メスティンに入れてみると、30mlまでは立てて入れることができました。
ダイソーとセリアの比較
さて、このダイソーの調味料入れですが、実は同じコンセプトの商品が既にセリアから販売されています。
セリアも同じく「調味料ボトル」と称しています。
ここからは、セリアの調味料ボトルと合わせてレビューしていきます。
ダイソーとセリアを比較すると、ダイソーの方がキャップが少し浮いているように見えますが、どちらも完全に締めた状態です。
左がセリア、右がダイソー |
ボトルの形状はほぼ同じですが、ダイソーの方が僅かに色が薄いようです。
素材は、いずれも、本体がポリエチレン、蓋がポリプロピレンです。
使用可能温度も同じで、本体・蓋共に-20~70℃に対応しています。
尚、本家ナルゲンボトルは、素材はダイソー・セリアと同様ですが、耐熱温度が本体100℃、蓋120℃と少し高くなっています。
口の形状もほぼ同じで、内側がテーパーがかっており、これはオリジナルのナルゲンボトル同様です。
蓋の口径も全く同じで、入れ替えて使用しても問題無く締まりました。
密閉性テスト
密閉性をテストするために、醤油を入れて30秒ほど強烈にシェイクしてみましたが、液漏れはありませんでした。
手の中でボトル全体が温まっていますので、密閉性が悪いと内圧で醤油が吹きこぼれるのですが、そういった漏れも無いようなので、合格といったところでしょう。
ダイソーの調味料入れが実用性抜群な理由
実は、ダイソーはこのナルゲン風の調味料入れを発売する前に、アウトドア向けの「調味料ボトル収納ポーチ」という商品を発売しています。これは、ポーチにワンタッチ式キャップとネジ式キャップのボトルが3本づつセットになった商品だったのですが、見るからに貧弱で、キャップも密閉性が悪そうだったので、私は買いませんでした。
付属ボトルの同等品は、ダイソーで販売されており、それらを調味料入れとして既に使っていた私からすれば、密閉性に不満があったのが最大の理由です。
ナルゲンボトルは、販売から既に50年以上の歴史がありますので、特許があってとしても切れていますから、パクられても仕方がないでしょう(苦笑)。
実は、むしろ製造品質の方が問題で、以前セリアで購入した調味料ボトルは、口の部分のプラスチックに歪みがあり、液漏れしたことがあります。ダイソー、セリアともMade in Chinaですから、Made in USAのナルゲンに比べれば品質面では不安があります。
私が今回購入したダイソーの調味料入れには、そのような不良品は有りませんでしたが、使用前には一度確かめた方が良いと思います。
とは言え、価格的には、ナルゲンの1/6~1/4程度ですし、入手しやすさを考えれば、これを使わない手はありません。
調味料入れは、ある意味消耗品ですから、簡単に手に入るのはありがたいです。
皆さんも、見かけたら買って使ってみてください。