北海道キャンプ旅行記【雪中編】7日目(旭山動物園~アサヒの丘キャンプ場)

2022年1月26日

キャンプリポート 雪中キャンプ

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2022年1月2日(日)

北海道雪中キャンプ旅行の7日目。

今日は、娘が一番楽しみにしていた旭山動物園に行く日です。旭山動物園といえば、やっぱりペンギンのお散歩でしょう。

娘は、ペンギンが大好きで、これまでも色んな水族館に行ってペンギンを見てきました。歩いているペンギンは、大阪の海遊館のイベントで一度見ていますが、冬の旭山動物園は一面の雪景色ですから、臨場感がまるで違います。


7時過ぎに起きた私は、朝のキャンプ場を軽く散歩。






アサヒの丘キャンプ場は、カーサイト6個、フリーサイト5組というこじんまりしたキャンプ場です。でも、全サイトにファイヤーサークルがあり直火ができるのが特徴。とは言え、この季節は、ニセコサヒナ同様ファイヤーサークルが雪の下ですから、焚火をするには焚火台が必要です。




トイレ兼炊事棟は、石油ストーブが終日焚かれているため、屋内の気温は一桁台はあります。

庇から下がるツララは、ニセコサヒナキャンプ場以上の大きさ。

見た目でも、旭川の厳しい寒さが分かります。


管理人さんのお話では、キャンプ場周辺にはキタキツネがいるとのことで、食べ残しなどは外へ出さないようにとの事。キタキツネは鼻が良いので、雪の上にこぼした食べ物も、掘り返して食べるそうなので、私もジンギスカンを食べた時にこぼれた食材や汁などは、雪ごとショベルですくって、流し台で分別回収しました。



朝ごはんは、温麺(うーめん)で腹ごしらえ。



温麺は、宮崎県白石の特産品で、素麺に似ていますが、長さが短いのが特徴。折らなくてもソロクッカーなどに収まるサイズなので、以前からキャンプで重宝しています。



この日は、沖縄そばのスープに溶き卵を入れて、茹で上がった温麺を投入。

沖縄と宮城のコラボメニューを北海道で頂くという、中々無い組み合わせ(笑)。

簡単で美味しいので、おススメです。



さて、腹ごしらえが済んだ私たちは、旭山動物園へ出発。キャンプ場からは20分程の距離ですから、開園時間の10:30に合わせて到着しました。



お目当てのペンギンの散歩は、この日は11時と14時の2回。入場すると、既に散歩コース周辺には人だかり。



暫く待っていると、やってきました!



飼育員さんに促されながら、よちよち歩きのキングペンギンが!



娘は、コーフンして言葉が出ないようでした(笑)。





コースを折り返して帰ってくるところも見て満足。

この後、ぺんぎん館で娘のペンギン講座を聞きながら観察。



ぺんぎん館正面のキングペンギンたち。


モフモフがかわいいヒナ。娘はこの子の胸に顔をうずめたいと言ってました(苦笑)


寝てる?


やっぱり、間近で観られるのがいいです。

水槽の方には、ジェンツーペンギン、フンボルトペンギン、イワトビペンギンがいます。


イワトビペンギン

ジェンツーペンギン


旭山動物園では、あたりまえですがペンギンの他にも様々な動物がいます。


顔がまん丸な、ホッキョクギツネ

シロクマ、ずっと寝てました(^_^;

レッサーパンダ

エゾジカ

今年の干支、アムールトラ

ゴマフアザラシのモグモグタイム


中でも、私が気になったのが、キリン。



白銀のサバンナがシュールです。



気温は、12時過ぎでマイナス10.8℃!



檻の中をぐるぐる歩き回るキリン。



時折、建物の中に入りたそうに扉の前で立ち止まっていました(苦笑)

一応、寒さ対策として、外に出ているキリンは、午前と午後で交代制らしいのですが、それでも2時間程は自分の住んでいた場所とは正反対の世界ですからねぇ(^_^;


尚、普段はライオンも展示されているのですが、この日は流石に寒すぎたようで、展示されていませんでした(笑)。


旭山動物園は、比較的小さな動物園ですから2~3時間で回ることができます。



白銀のサバンナはちょっと可哀そうですが、ペンギンやシロクマ、ホッキョクギツネなどは、この季節ならではの楽しみ方でした。



さて、13時過ぎまで楽しんだ私たちは、遅めの昼食を取るために旭川市内へ移動。

折角の旭川ですから、旭川ラーメンを食べようと「ラーメンの蜂屋 本店」へ向かったのですが、店頭には大行列が!どうやら正月2日目にして、家でいるのに飽きた旭川市民が老舗ラーメン屋に押し掛けたようです(苦笑)。

お店の駐車場もいっぱいだったので、止むを得ず駅前のイオンへ。イオンも、駐車場に入るだけで結構混んでいましたが、4Fのレストラン街にあるお蕎麦屋さんで遅めのお昼を食べました。

私と嫁はざるそばとザンギを少々、娘は大好物のかつ丼を食べて満腹。うーん、中2の女の子とは思えない食いっぷりに苦笑。年を追うごとに丸くなってきているのは、かつ丼とマルセイバターサンドのせいに間違いない(;´Д`)



さて、お腹も満たした私たち家族は、高砂温泉へ。



高砂温泉は、地元の方からも愛されている温泉(というかスーパー銭湯?)のようで、私が立ち寄った時も駐車場は殆ど埋まっているほどでした。


昭和レトロ溢れるお風呂は、湯舟の中に照明が入っていたり、赤と青のレバー式のカランがあったりと、ケロリンの桶こそありませんでしたが、私が小学生の頃に実家近くにあった銭湯のような雰囲気で、軽いタイムスリップ気分を味わうことができました。

館内には、レトロ商店と称したコーナーがあり、昔のゲーム機や卓球台が置いていたり、駄菓子なども売っていました。私の目を引いたのが、ファミコン。別にファミコンだけなら驚かないのですが、アナログのブラウン管テレビが置いてあるじゃありませんか!

アナログのブラウン管テレビなんて、国内販売が停止してから既に20年近く経ちますので、「これが壊れたらどうするんやろなー」などと思いながら眺めていました(笑)。



お風呂に入って、さっぱりした後は、氷点下のキャンプ場に戻って晩御飯。

とりあえず、ダブルストーブ全開で冷え切ったテント内を温めます。薪は、持ってきたブリケットとニセコサヒナで余った薪の全てを既に使い切ったので、キャンプ場にて追加で2箱購入。



アサヒの丘キャンプ場の薪は、ナラの端材を段ボールに詰めた物で1箱1000円。

端材と言っても、厚さ2~3cmの板で、乾燥もしっかりしているため、ヘタなミックス薪よりも使いやすく、火力も高かったです。更に、板を重ねて薪ストーブに入れると、太い薪のような燃え方になり、火持ちも良かったのは新しい発見でした。


こうなると、薪ストーブは調理器具としての優秀さを発揮してくれます。

先ずは、骨付きソーセージをスキレットで焼きます。



ソーセージが焼き上がったら、次はスキレットを熾火の中に入れて・・・





シーフードグラタン!!


コレ、作り方は簡単。

ソースは、キャンベルのクラムチャウダー缶に、レトルトのホワイトソース160gを入れ、あとは冷凍シーフードミックスを適当に入れるだけ。

あとは、茹でたマカロニ、お好みでマッシュルームやシメジなどを入れて、チーズを上からかけて10分ほど焼けば出来上がり。


余ったシーフードミックスは、オリーブオイル、ガーリックパウダー、塩、カレー粉少々で炒め、そこへレトルトカレーを入れて、カレーパスタに。



北海道に来てから、和食が多かったので、キャンプ最後の晩は洋食にということでこんなメニューになりました。


そして、この日も、最後はホットウィスキーで夜が更けていきました。

翌日は、テントを撤収して、小樽に向かうのですが、これが旭川に来た時以上に大変なことに・・・



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