2022年1月1日(土)
北海道雪中キャンプ旅行の6日目。
この日は、今回のキャンプで一番やりたかったメインイベントの日です。
昨日は、這う這うの体で旭川にたどり着いた我が家。宿泊したホテルは、JR旭川駅近くの「ホテルアマネク旭川」。
疲れが溜まっていたこともあり、朝はホテルでゆっくり過ごすことに。
それに、一応「お正月」ということで、朝食ぐらいゆっくりしようと初めから考えており、朝食バイキング付きのプランを予約していたのです。
相変わらず、目についたものを適当に取ってきて和洋折衷のメニュー。
ですが・・・
お刺身が意外と充実していたので、海鮮丼に。
普段、朝食を摂らない私が、北海道では毎朝モリモリ食べているので、体重計が怖いです(苦笑)。
今日から2泊する「アサヒの丘キャンプ場」は、ホテルから車で30~40分程の距離ですから、精神的にも時間的にも余裕があります。ホテルを10時に出て、駅前のイオンで買い出しを行い、一路キャンプ場へ。
旭川は、ニセコに比べれば積雪量は少ないですが、それでも一面の銀世界。
そして、気温は朝からマイナス10℃以下と極寒!
前日から寒波が入っているので、極寒キャンプの自己記録更新に期待が高まります(^ ^)。
旭川市街からアサヒの丘キャンプ場までは、北海道らしい直線の道路が続きます。
夏場は感じませんでしたが、路肩の道路標識がこんなに役に立つとは思いませんでした。
これが無いと、どこからが路肩か全然分かりません!
それと、「停止線」の標識。
とにかく道路は真っ白ですから、停止線も横断歩道も全く見えません!
ですから、この標識が無いとオーバーランしてしまいます。
アサヒの丘キャンプ場には、11時過ぎに到着。通常のチェックインは13時からですが、10時からのアーリーチェックインを事前にお願いしていました。そうすれば、テント設営を終わらせてからでも、ゆっくりお昼ご飯が楽しめるからです。
アサヒの丘キャンプ場も、ニセコサヒナ同様、しっかりと除雪されているため、設営は容易でした。
私の選んだサイト |
ここで、雪上のテント設営について少しご紹介しましょう。
最初に、テントの大きさに合わせて、周囲を踏み固めます。
我が家のテントは円形のワンポールテントですから、円を描くように踏み固めます。
次に、円の中をざっくりと踏み固めます。
その後、カニ歩きで、しっかりと踏み固めていきます。
最後に、表面の凸凹を、スノーショベルで削ったり雪を足したりしてならします。
完成したサイトがこちら。
この作業をしっかりしておくことで、雪上でも快適に過ごすことができます。あとは、テントのグランドの断熱をしっかりしておけば、2日ぐらいでは殆ど雪が溶けることもありません。
撤収後のサイト。大きく溶けて凹むなどは無かった。 |
テントを建てて、設営完了。
早速薪ストーブを焚いて、テント内を暖めます。
さて、テントの設営が終了したら、今回のキャンプのメインイベント、雪中ジンギスカン&ラムしゃぶです!!
これまで、色んな場所で冬キャンプをしてきましたが、最低気温マイナス10℃を記録した猪苗代湖でも、日中気温はマイナス3~4℃でした。ところが、旭川は日中でもマイナス10℃を下回りますから、こんな環境で飲食できれば間違いなく記録更新!!
という訳で、北海道ですからやっぱりジンギスカン!
そして、ジンギスカンだけでは流石に寒いだろうということで、より体が温まるものと言えば鍋。北海道の冬の鍋といえばラムしゃぶ!
という感じで、キャンプ計画段階でメニューは決めていました(笑)。
午前中は晴れていたのですが、テント設営が完了したあたりから雪が降り出したため、タープも張って調理開始!!
ジンギスカンは、焚火で豪快に焼いていきます。
ジンギスカン大好きの娘が、焼き奉行を担当。
鍋は、スノーピークのHOME&CAMPバーナーを使用。
気温はマイナス11℃!!
寒いとは言え、防寒対策はバッチリですから、意外と寒さは感じません。
それに、自家製コーラシロップ入りホットウィスキーを飲めば、お腹の中からポカポカ。
マイナス11℃とは言え、焚火台の火力なら直ぐにアツアツのジンギスカンが完成。
ラムしゃぶは、ポン酢で。
どちらも、体が温まりますが、急いで食べないと直ぐに冷めてしまいます(^_^;
旨い旨いと楽しんでいると・・・
野菜が凍ってる!!
まあ、冷凍庫の中でご飯を食べてるようなものですから、当然です(笑)。
いやー、それにしても、この眺めの中で食べるということ自体、格別な体験でした(笑)。
困ったのが、鍋です。
液化プロパンが入ったSOTOのパワーガスを使ったのですが、流石にマイナス11℃では、バーナーをMAXにしても弱火~中火ぐらいにしかならず、中々鍋の温度が上がりません。
ホッカイロを使ってボンベを温めたりしたのですが、ほとんど効果が無く、鍋に具材を足して温度が下がった時などは、私が素手でボンベを温めていました(苦笑)。
本当は、ガソリンを使うコールマンのツーバーナーを持ってきたかったのですが、車に積むスペースが無かったので、泣く泣く諦めたという経緯があります。うーん、せめてオプティマス8Rを持ってくればよかったなー。
とまあ、多少のトラブルは有りましたが、ジンギスカンを完食したので、あとはテントの中でラムしゃぶの続きをすることに。
テント内は、薪と石油のダブルストーブ体制ですから、気温は20℃以上あり、外気温との差は30℃以上。正に天国と地獄!?
ラムしゃぶですが、白菜や白ネギといった鍋の定番具材もいいですが、ジャガイモが美味しかったです。
ラムは、結構油が多いのですが、スライスしたジャガイモがラムの油とマッチして、絶妙の味になります。
北海道出身の友人も、「その組み合わせは気が付かなかった!」と言っていましたので、一度挑戦してみてください。
あとは、お餅もおすすめです。
食後のスイーツは、ニセコの高橋牧場で買ったチーズタルト。チーズがしつこくなく、とても上品に仕上がっていて美味しかったです。
夕方まで降っていた雪も、夜には止み、美しい星空が。
ダブルストーブでヌクヌクとしつつ、夜は更けていきました。