北海道キャンプ旅行記【雪中編】6日目(旭川~アサヒの丘キャンプ場)

2022年1月24日

キャンプリポート 雪中キャンプ

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2022年1月1日(土)

北海道雪中キャンプ旅行の6日目。

この日は、今回のキャンプで一番やりたかったメインイベントの日です。



昨日は、這う這うの体で旭川にたどり着いた我が家。宿泊したホテルは、JR旭川駅近くの「ホテルアマネク旭川」。

疲れが溜まっていたこともあり、朝はホテルでゆっくり過ごすことに。

それに、一応「お正月」ということで、朝食ぐらいゆっくりしようと初めから考えており、朝食バイキング付きのプランを予約していたのです。


相変わらず、目についたものを適当に取ってきて和洋折衷のメニュー。



ですが・・・



お刺身が意外と充実していたので、海鮮丼に。


普段、朝食を摂らない私が、北海道では毎朝モリモリ食べているので、体重計が怖いです(苦笑)。


今日から2泊する「アサヒの丘キャンプ場」は、ホテルから車で30~40分程の距離ですから、精神的にも時間的にも余裕があります。ホテルを10時に出て、駅前のイオンで買い出しを行い、一路キャンプ場へ。



旭川は、ニセコに比べれば積雪量は少ないですが、それでも一面の銀世界。

そして、気温は朝からマイナス10℃以下と極寒!

前日から寒波が入っているので、極寒キャンプの自己記録更新に期待が高まります(^ ^)。


旭川市街からアサヒの丘キャンプ場までは、北海道らしい直線の道路が続きます。

夏場は感じませんでしたが、路肩の道路標識がこんなに役に立つとは思いませんでした。



これが無いと、どこからが路肩か全然分かりません!


それと、「停止線」の標識。



とにかく道路は真っ白ですから、停止線も横断歩道も全く見えません!

ですから、この標識が無いとオーバーランしてしまいます。



アサヒの丘キャンプ場には、11時過ぎに到着。通常のチェックインは13時からですが、10時からのアーリーチェックインを事前にお願いしていました。そうすれば、テント設営を終わらせてからでも、ゆっくりお昼ご飯が楽しめるからです。


アサヒの丘キャンプ場も、ニセコサヒナ同様、しっかりと除雪されているため、設営は容易でした。


私の選んだサイト


ここで、雪上のテント設営について少しご紹介しましょう。


最初に、テントの大きさに合わせて、周囲を踏み固めます。

我が家のテントは円形のワンポールテントですから、円を描くように踏み固めます。



次に、円の中をざっくりと踏み固めます。



その後、カニ歩きで、しっかりと踏み固めていきます。



最後に、表面の凸凹を、スノーショベルで削ったり雪を足したりしてならします。



完成したサイトがこちら。



この作業をしっかりしておくことで、雪上でも快適に過ごすことができます。あとは、テントのグランドの断熱をしっかりしておけば、2日ぐらいでは殆ど雪が溶けることもありません。


撤収後のサイト。大きく溶けて凹むなどは無かった。


テントを建てて、設営完了。


早速薪ストーブを焚いて、テント内を暖めます。






さて、テントの設営が終了したら、今回のキャンプのメインイベント、雪中ジンギスカン&ラムしゃぶです!!

これまで、色んな場所で冬キャンプをしてきましたが、最低気温マイナス10℃を記録した猪苗代湖でも、日中気温はマイナス3~4℃でした。ところが、旭川は日中でもマイナス10℃を下回りますから、こんな環境で飲食できれば間違いなく記録更新!!


という訳で、北海道ですからやっぱりジンギスカン!

そして、ジンギスカンだけでは流石に寒いだろうということで、より体が温まるものと言えば鍋。北海道の冬の鍋といえばラムしゃぶ!

という感じで、キャンプ計画段階でメニューは決めていました(笑)。


午前中は晴れていたのですが、テント設営が完了したあたりから雪が降り出したため、タープも張って調理開始!!



ジンギスカンは、焚火で豪快に焼いていきます。



ジンギスカン大好きの娘が、焼き奉行を担当。


鍋は、スノーピークのHOME&CAMPバーナーを使用。



気温はマイナス11℃!!


寒いとは言え、防寒対策はバッチリですから、意外と寒さは感じません。

それに、自家製コーラシロップ入りホットウィスキーを飲めば、お腹の中からポカポカ。



マイナス11℃とは言え、焚火台の火力なら直ぐにアツアツのジンギスカンが完成。



ラムしゃぶは、ポン酢で。

どちらも、体が温まりますが、急いで食べないと直ぐに冷めてしまいます(^_^;



旨い旨いと楽しんでいると・・・



野菜が凍ってる!!

まあ、冷凍庫の中でご飯を食べてるようなものですから、当然です(笑)。



いやー、それにしても、この眺めの中で食べるということ自体、格別な体験でした(笑)。



困ったのが、鍋です。

液化プロパンが入ったSOTOのパワーガスを使ったのですが、流石にマイナス11℃では、バーナーをMAXにしても弱火~中火ぐらいにしかならず、中々鍋の温度が上がりません。

ホッカイロを使ってボンベを温めたりしたのですが、ほとんど効果が無く、鍋に具材を足して温度が下がった時などは、私が素手でボンベを温めていました(苦笑)。

本当は、ガソリンを使うコールマンのツーバーナーを持ってきたかったのですが、車に積むスペースが無かったので、泣く泣く諦めたという経緯があります。うーん、せめてオプティマス8Rを持ってくればよかったなー。



とまあ、多少のトラブルは有りましたが、ジンギスカンを完食したので、あとはテントの中でラムしゃぶの続きをすることに。



テント内は、薪と石油のダブルストーブ体制ですから、気温は20℃以上あり、外気温との差は30℃以上。正に天国と地獄!?



ラムしゃぶですが、白菜や白ネギといった鍋の定番具材もいいですが、ジャガイモが美味しかったです。



ラムは、結構油が多いのですが、スライスしたジャガイモがラムの油とマッチして、絶妙の味になります。



北海道出身の友人も、「その組み合わせは気が付かなかった!」と言っていましたので、一度挑戦してみてください。

あとは、お餅もおすすめです。



食後のスイーツは、ニセコの高橋牧場で買ったチーズタルト。チーズがしつこくなく、とても上品に仕上がっていて美味しかったです。





夕方まで降っていた雪も、夜には止み、美しい星空が。




ダブルストーブでヌクヌクとしつつ、夜は更けていきました。




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