毎年、この季節になると、本格的な冬キャンプに向けて、色々と準備をするのが私の年中行事となっています。冬用シュラフを陰干ししたり、石油ストーブを出したりする訳ですが、中でも一番重要で大変な作業が、薪ストーブの準備です。
毎年、11月の下旬には薪ストーブの掃除をして状態を確認するのですが、この作業をすると冬キャンプのシーズンになったことを実感します。
私は、長年テンマクデザインの「iron-stoveちび」を愛用していますが、先シーズンは1月に猪苗代湖モビレージで雪中キャンプを行ったのを最後に、物置に放り込んだままとなっていました。
物置で保管していた薪ストーブ用具一式。 |
箱から取り出してみると、本体は汚れはあるものの、錆も殆ど無く問題無い状態。
去年、塗装をやり直したのが良かったようです。
炉内を確認してみると、天板は煤が溜まっていますが、耐熱塗装はまだ大丈夫そうです。
燃焼室の状態も悪くなく、一番炎の当たる中子は仕方が無いとして、全体的には良好な状態と言えるでしょう。去年、苦労した甲斐がありました(笑)。
問題は煙突です。
タールと木酢でエライことになってます(T T)
中も、煤がかなり溜まっています。
煙突内に煤が溜まっている。筒内中央の横棒のように見えるのは自作のダンパー。 |
キャンプ用の薪ストーブは、ダンパーを絞って焚くと、どうしても煙突の温度が下がりすぎて、煤や木酢の原因になります。ダンパー全開で焚いても良いのですが、そうすると薪ストーブの温度が上がりすぎて、本体を痛めることになるので、この兼ね合いが難しいところです。
ドロドロの煙突は、外側は金属タワシで汚れを落とし、内側はブラシで煤をとり除きます。
鼻の穴まで煤だらけになって、大変な作業ではありますが、薪ストーブ独特の匂いと共に、前年のキャンプのことが思い出されるのも、楽しみの一つ。
そう言えば、去年の年末は、スノーピークヘッドクォーターズに行ったのですが、2日目の夕方から土砂降りの雨になって、雨水が煙突を伝って滴り落ちてきたのを思い出しました。
とまあ、色々思い出に浸りながら、煤で手も真っ黒になったところで作業終了。
キレイに掃除が終了した煙突たち。 |
ウンウン、キレイになった(^ ^)
本体の方も、汚れをふき取り、ガラス窓の煤も落とします。
頑固な煤も、激落ちくんスポンジを使うと案外取れるので、重宝しています。
本当は、専用クリーナーを使った方が良いのでしょうが、まあ、キャンプ用薪ストーブですからそこまでしなくてもねェ(笑)
煙突を組み付けてみたところ、何のストレスも無くピッタリはまりました。
天板上、煙突を挟んで左側にあるのが南部鉄器OIGENの瓶敷、右が薪ストーブ用温度計。 |
これで、冬支度終了!
あとは、キャンプに行くだけです(^ ^)