本格的な冬キャンプシーズンに向けて追加した装備

2021年12月10日

キャンプtips 雪中キャンプ

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 キャンプ歴が長くなってくると、普通のキャンプでは物足りなくなってくるもの。

我が家も、そんな例に漏れず、初夏から初秋のオンシーズンよりも、季節的に厳しくなってくる冬キャンプの方を、より楽しむようになりました。

小学生の頃はキャンプ場で花や虫を採って喜んでいた娘も、中学生になってからは、普通のキャンプだと「めんどくさい」を連発するようになってしまいました。

┐(´д`)┌ヤレヤレ


そんな娘でも、俄然やる気になるのが冬のキャンプ、特に「雪中キャンプ」です。


スノーピークヘッドクォーターズにて、スノーシューで散策する娘
スノーピークヘッドクォーターズにて、スノーシューで散策する娘。


東京育ちの娘にとっては、やっぱり雪は珍しく、中学生になっても雪中キャンプに行くとなると、目の色が変わります。大阪育ちの私にとっては、雪が降ること自体が珍しかったので、アラフィフが近づいてきたこの年になっても、雪に対する憧れのような物は消えません。


ですから、我が家は冬こそキャンプのオンシーズンとなるわけですが、冬キャンプは寒さなど色々と厳しい面があるのも事実。

そんなこともあって、毎年冬キャンプ装備を充実させてきたのですが、今年も色々と買ってしまいました(笑)。


トヨトミ KS-67H

トヨトミのKS-67H(左)とレインボーストーブ(右)
トヨトミのKS-67H(左)とレインボーストーブ(右)


今年、遂に買ってしまったのがトヨトミのKS-67Hです。既に、レインボーストーブや武井バーナーのパープルストーブなど、様々な石油ストーブを持っているのですが、新たにKS-67Hを買い足してしまいました。

最大の理由は、我が家の冬キャンプ主力テント「クロンダイクグランデ」で、朝まで快適に寝るためです。


ローベンスのクロンダイクグランデ


ローベンスのクロンダイクグランデは、最大直径5m、高さ3メートルと大型のベル型テントですから、全体を暖めるためにはかなりのパワーが必要となります。


ローベンスのクロンダイクグランデ


冬キャンプでは、基本的に薪ストーブを使うため、巨大なクロンダイクグランデでも十分な暖房を得られるのですが、問題は夜中です。薪ストーブは、少なくとも1時間毎には薪をくべる必要があるため、一晩中焚き続けることができません。一方、気温は日没とともに下がり、早朝が最も寒くなります。毎年、1月に猪苗代湖でキャンプするのですが、最低気温はマイナス10℃に達しますので、寝ている早朝が一番キツイ状態になります。


薪ストーブとトヨトミのレインボーストーブ


これまでは、レインボーストーブを点けっぱなしにしていたのですが、それでもテント内は氷点下になりますから、寒さで目が覚めることもよくありました。勿論、シュラフは冬用の-10℃対応の物を使っていますが、それでも足などに寒さを感じます。

また、薪ストーブは、暖まるまで時間がかかりますので、その間は、石油ストーブなどとの併用になります。これまでは、レインボーストーブとイワタニのカセットガスストーブ「デカ暖」の両方を使っていたのですが、やはりパワー不足は否めませんでした。

そこで、思い切って KS-67Hを買い足したわけですが、12月初旬の富士山YMCAグローバルエコヴィレッジで試運転してみたところ、これ1台で外気温プラス20℃以上と、そのパワーの凄さを体感することができました。


テント内に設置したKS-67Hと薪ストーブ


感覚的には、薪ストーブ並みのパワーがあり、瞬時に暖まりますから、とても快適です。試しに、薪ストーブと一緒に焚いてみたのですが、テント内はあっという間に38℃オーバーと、もう少しで脱水症状になるところでした(笑)。


ストーブの熱で陽炎のようなゆらめきが出ている
写真では分かり難いが、ストーブの熱で陽炎のようなゆらめきが出ている。


最大の難点は燃費で、満タンで約6L入るのですが、最大出力では8時間程度しか保ちません。まあ、レインボーストーブの3倍近くの出力がありますから、暖かさとのトレードオフと考えれば納得です。

それに、レインボーストーブとデカ暖の2つを持っていくよりは、荷物も少なくなりますからメリットは大きいです。


モンベル ヴェイルブーツ

モンベル ヴェイルブーツ


こちらも、私がずーっと欲しかった物の一つです。私は、普段からティンバーランドのブーツを愛用しているのですが、一つだけ困ることがありました。それは、脱ぎ履きがめんどくさいことです。

「そんな奴はキャンプなんかするな!!」とお叱りを受けそうですが、アラフィフが近づいてきた中年太りのオッサンにとって、ブーツの紐をしっかり結ぶのは中々タイヘンなのです。特に、雪中キャンプの場合は、スノーガードなど様々な装備を付けているので、ブーツの脱ぎ履きが面倒になります。

ティンバーランドは意外と優秀で、氷点下の雪中でも、靴下を2重に履くなどしっかり防寒対策を行えば、それほど冷えを感じないのですが、脱ぎ履き問題は残ります。


そこで、私が目を付けていたのがモンベルのヴェイルブーツ。

最大のポイントは、ダイヤル操作ひとつで靴紐のテンションが調整できるBOAフィットシステム(リールアジャストシステム)です。


BOAフィットシステム
BOAフィットシステム

BOAフィットシステムのダイヤルを引き出した状態
ダイヤルを引き出した状態。
これで、ワイヤーレースがフリーの状態になっており、簡単に脱ぐことができる。


ダイヤルを回すだけで、簡単に靴紐(ワイヤーレース)を絞めることができ、緩めるのはダイヤルを引き出すだけと超簡単!

これで、腹がつかえて靴紐を結ぶのもままならない私の悩みが一気に解決しました(苦笑)。


勿論、ヴェイルブーツは厳冬期向けに作られたウィンターブーツですから、ウール混ポリエステルフェルト製のインナーブーツなど、抜群の防寒性を誇ります。更に、ソールは、氷の上でも滑りにくいと定評のある「アイスグリッパー」が採用されいます。


ちなみに、娘と妻は、既にウィンターブーツ定番のソレルのカリブーを導入済みです。これで、ようやく私も本格的なスノーブーツを手に入れる事ができました。


シマノ トランクタックルトレー

シマノ トランクタックルトレー


トランクタックルトレーは、釣り具メーカーのシマノが発売している自動車のトランク用トレーです。釣りは、釣竿だけでなく、クーラーボックスやバッカン(撒き餌を入れるカバン)など、様々な釣り具(タックル)を使いますが、特に海釣りでは、海水や、砂、餌などでタックルが汚れます。それをそのまま車に積むと、車内が汚れてしまうので、最近は車のトランク内に防水トレーを置いて、その中にタックルを入れるようになってきました。

このトレーのおかげで、オキアミや配合飼料でドロドロになったタックルでも、気兼ねなく車に積むことができるというわけですが、私にとっては、別の使い方があります。


これまで、雪中キャンプで頭を悩ませていたのが、ブーツの置き場です。

クロンダイクグランデのようなワンポールテントは、前室が無いのでブーツの置き場は、必然的にテント内となります。しかし、雪だらけのブーツをテント内の持ち込むと、辺りがびちょびちょになってしまいます。無論、テント内に持ち込む前に、雪を払い落としますが、限界がありますし、しょっちゅう出入りしていれば、どうしても入口付近は雪と泥で大変なことになります(苦笑)。これまでは、ブルーシートを敷くなどして対応していたのですが、抜本的な解決には至らず、何か良い手はないかな~と考えていたところ、これを見つけたのです。幅90cm×奥行56cm×高さ9cmと結構大きいですが、むしろこれぐらいの大きさが無いと、大きなスノーブーツを家族分置くことができません。


シマノ トランクタックルトレーにモンベル ヴェイルブーツを置いた状態


このサイズ感なら、土間兼ブーツ置き場として十分ですし、雪が溜まっても簡単に外へ捨てることができます。


ブリケット

包装されたブリケット


ブリケットは、間伐材、剪定枝、おがくずなどを破砕、乾燥、圧縮した加工薪です。


ブリケット


広告では、燃焼時間は薪の2倍などと謳っていますが、感覚的には広葉樹の薪とそれほど変わらないと思います。ただ、燃焼効率が良いのか、1本でもかなりの熱量があり、薪ストーブで焚き始めて30分もせずに天板温度が400℃近くになりました。


ブリケットの断面


ブリケットは、圧縮成形しているだけですので、結構脆く、簡単に割ることができます。良く言えば必要な量だけ割って使うことができ、悪く言えば壊れやすくておがくずだらけになります(笑)。


庭先に積んである薪


私は、庭に自分で割った薪をストックしているので、それほどブリケットは必要無いのですが、ブリケットは成形されてパックになっているので、車に積みやすいという利点があります。特に大割にした薪は、結構嵩張るのですが、ブリケットなら座席下などの隙間に置くことができるので、とりあえず10kgパックを5個買いました。


さて、これで今年の冬キャンプは準備万端。

行き先は、去年行けなかった、あのキャンプ場へ・・・


乞うご期待!!



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