先日、ogawa(オガワ)のグランドロッジ小平店のインスタを見ていて、凄いものを発見してしまいました。
何と、オーナーロッジタイプ52Rとロッジシェルターが綺麗に合体しているではありませんか!
しかも、どちらもT/C(テクニカルコットン)バージョン!!
もう、この写真を見ただけで、現物が見たくなり、早速グランドロッジ小平店に行ってきました(^^)
ogawaと言えば、昔からロッジタイプのテントを販売している老舗メーカーです。
近年は、ピルツやグロッケのヒットもあり、ワンポールテントのイメージが強いogawaですが、今年はオーナーロッジヒュッテレーベンのようなシンメトリカルで美しいテントをリリースするなど、ロッジタイプのテントにも注力しています。
オーナーロッジタイプ52Rは、2020年にリリースされた5人用テント(実質4人)です。私も、発売当初から注目しており、ロッジタイプ特有の高いルーフから来る解放感と、メッシュ窓が印象的な良いテントでした。そんなタイプ52Rに今年はT/Cバージョンが追加され、俄然買う気になっていたのですが、流通量が少なく直営店のグランドロッジですら見かけることがありませんでした。そんなタイプ52R T/Cが、同じくT/Cのロッジシェルターと合体しているなんて、私にとっては最早衝撃でした!!
第一印象は、美しいです。
ホワイト基調のT/C幕が印象的で、とても優美なテントに仕上がっています。
そして、何よりも綺麗にロッジシェルターと見事に合体しているではありませんか!!
昭和生まれの私にとって、巨大ロボとか合体というのは、心象風景として刷り込まれているので、これを見ただけで欲しくなってしまいます(笑)。
中に入ると、とにかく広いの一言に尽きます。
そらそうです。全長460cmのロッジシェルターを、そのままリビングとして使っているのですから、大人6人が入っても余裕です。
しかも、その先にはオーナーロッジタイプ52Rの寝室が続いているのですから、贅沢な空間という一言に尽きるでしょう。
展示場では、薪ストーブもインストールされており、冬キャンプもバッチリな感じです。
最近のogawaのテントは、トリプルファスナーが採用されており、幕内で薪ストーブを使うハードルがかなり下がっています。
店員の方も、「メーカーとしては推奨してはいないのですが、幕内で薪ストーブを使いたいと言う意見が多いので」とのことでした。
リビングの広いロッジシェルターですから、薪ストーブの火力は、こんなテントでこそ威力を発揮します。
結合部分が気になる所ですが、ここも殆ど隙間なくピッタリ収まっています。展示品ではサイドの隙間が5cmほど空いていましたが、これはペグダウンの仕方でカバーできます。
天井部分は、内側から見ると少し隙間がありますが、激しい雨でない限り雨漏りが酷いということにはならないでしょう。
むしろ、冬場などは適度なベンチレーターとして機能しそうですから、石油ストーブを使うのにも良いかもしれません。
さて、オーナーロッジタイプ52Rの方も見ていきましょう。
展示場では、完全に寝室としてレイアウトされていましたが、広い幕内は、テーブルとチェアが置けるぐらいですから、単体でも充分な大きさがあります。
実際、グランドロッジ小平の2Fのカフェで、タイプ52Rの中で昼食を頂きましたが、テーブルとチェア2脚が入ってもまだスペースに余力があるぐらいです。こういった高い天井を活かした使い方ができるのも、タイプ52Rの良いところです。
余談ですが、頂いたのは、オガワ グランド バーガーと、ラムランプステーキバーガー。
特に、ラムランプステーキは、ラム特有のクセが無く、柔らかい肉質が特徴で、とても美味しかったです。ジンギスカン大好きな我が家でも、これほど美味しいラムはちょっとお目にかかったことが無いぐらいですから、おススメです。
クラフトコーラーも頼んだのですが、クローブの香りが高く、少し苦みのある大人向けの味わいで、美味しかったです。
合体方法としては、ロッジシェルターの背面(横から見ると斜めになっている部分)にタイプ52Rの正面入り口側を差し込むような形になっています。そのため、タイプ52Rの背面パネルを跳ね上げることで、寝室側からのアクセスと景観を確保しています。
跳ね上げた背面パネルは、ちょっとしたタープ代わりにもなりますから、テーブルやチェアを置いてくつろぐのにも丁度良いです。
ここで、もう少し機能面を見ていきましょう。
オーナーロッジタイプ52R T/Cとロッジシェルター T/Cは、何れも天井パネルのみポリエステルになっています。これは撥水性と速乾性を意識したためです。フルT/Cでは無いので、冬場はどうしても天井が結露しますが、ロッジシェルターは、ライナーシートが付属していますので、結露軽減と同時に、結露した水滴が落ちてくるのを防いでくれます。
この辺は、アポロンなどにも見られる、ogawaらしい徹底した結露対策で、素晴らしいの一言。
ライナーシートには、中央フレームからランタン等を吊り下げられるように穴が空けてあります。
しかし、こうなってくると、ここに煙突ポートを後付けして、薪ストーブを中央に置きたくなります。
ogawaには、煙突ポートのあるピルツ15 T/Cがあるので、ロッジシェルターにも煙突ポートを付けて欲しいと思うのは、私だけでは無いでしょう(笑)。
前後の出入口上部には、ベンチレーターが設けられており、側面パネルもフルメッシュになっているため、夏場でも快適に過ごすことができます。
オーナーロッジタイプ52Rの方も、左右にも大型のメッシュ窓が設けられているため、背面パネルまでオープンにすると、抜群の風通しを誇ります。
タイプ52R、ロッジシェルター共にポリエステルのスカートが全面に付いているので、4シーズンでも充分に対応できます。
雪中キャンプ好きの私としては、隙間対策としてスカートを雪に埋めて、薪ストーブでヌクヌクサイトを作るなど、夢が膨らみます(笑)。
それにしても、大型シェルターとテントの合体ですから、とてつもない大きさです。
アポロンのT/Cバージョンも展示されていたのですが、こちらが小さく見えるぐらいです(笑)。
ここで、アポロンT/Cも少しご紹介しましょう。
アポロンT/Cは、ポールスリーブとマッドスカートを除いて、幕全体がT/Cで出来ています。そのため、タイプ52Rなどに比べて、更に結露に強いテントになっています。一方、フライシートはポリエステルですから、雨対策も充分考えられています。
アポロンは、幕内の天井に背骨のようなポールが入っているのですが、これが唯一の結露原因です。
でもそこはogawa、天井ポール用のスリーブが用意されています。これに通すことで、結露しても水滴が落ちてくることはありません。
勿論、トリプルファスナーですから、薪ストーブのインストールなども自由自在。
メインポールは、T/Cの色に合わせて、マットブラック塗装が行わているなど、細かい所まで手が入れられています(通常のアポロンはシルバー)。
以上、ogawaのラインアップで最大のアポロンですが、オーナーロッジタイプ52Rとロッジシェルターの組み合わせは、それを凌ぐ全長6mオーバーの巨大なテントになります。
流石にこのサイズになると、張ることができるキャンプ場も限られてきますが、関東圏であればふもとっぱらや富士山YMCAなどがありますし、北海道なら十勝エコロジーパークオートキャンプ場のような、1サイト400平方メートルという広大なキャンプ場もありますので、活躍の場面はありそうです。
それに、ロッジシェルターには、インナーテントがラインアップされていますので、2ルームテントとしても使用可能です。
一方のオーナーロッジタイプ52Rは、大型ファミリーテントとして4シーズンに渡って常用できます。
今回のように、2つを合体して使えば、グループでも快適に使うことができますし、ロッジシェルター側にインナーテントを追加すれば、2家族同時キャンプも可能です。
うーん、テント単体、2ルーム、2家族同時キャンプなど、合体だけでなく変形までできるとなれば、もうヒーローロボット顔負けの性能です(笑)。
さて、店員さんに聞くと、入荷したばかりのタイプ52R T/Cとロッジシェルター T/Cの在庫があるとの事。
私:買いま・・・(;゚Д゚)
嫁:怒怒怒・・・(- -〆)
私の手元に届くのは、まだまだ先になりそうです(苦笑)。