去年は、メスティンが発売され大きな話題となり、今年は更にサイズが充実しました。
そんな次の一手として(?)、ダイソーが打ち出したのが、ホットサンドメーカーです。
ダイソーのホットサンドメーカーは1,000円
ホットサンドメーカーは、ホットサンドだけでなく、様々な調理に使えるクッカーとしても注目が集まっており、インスタなどでも様々なレシピが紹介されています。
また販売メーカーも、以前はコールマンやチャムスあたりが定番でしたが、今ではアウトドアブランドだけでなく、アイリスオーヤマなどまで参入してきており、百花繚乱の様を呈しています。
そんな中、遂にダイソーもホットサンドメーカーを発売しました。
価格は、衝撃の1,000円(税抜き)。
アイリスオーヤマのホットサンドメーカーでも、最安値が1,800円前後ですから、ダイソーの安さが際立っています。
製造元は、今年追加されたメスティン1.5合・3合と同様、サイバートレーディングで、中国製です。最近、ダイソーのアウトドアグッズは、サイバートレーディングの製品が随分増えました。
本体素材はアルミニウム合金で、フッ素加工が施されています。
重量を計ってみると、462gでしたので、チャムス(490g)やベルモント(500g)に比べれば少し軽い程度で、遜色はありません。
把手はフェノール樹脂で、これは殆どのホットサンドメーカーと同じです。
把手には、開かないように留めが付いていますが、やや緩い感じがします。使い難い訳ではありませんが、調理中に開かないように多少の注意が必要です。
欠点は、取り外しができないこと。
外すことができれば、2枚に分けてグリルパンとして使えるのですが、まあ仕方が無いでしょう。
ダイソーのホットサンドメーカーはキャンプで使える!?
と言うことで、早速キャンプで使ってみました。
左がダイソー、右はOIGEN(及源)の鋳鉄製ホットサンドメーカー。 |
深さ的には、一般的なホットサンドメーカー同様で、8枚切りが丁度のサイズです。耳まで入るので、市販の食パンをそのまま使えます。
焼き方は、予熱無しで中火で焼くのがポイント。中身の具材にもよりますが、片面1分半ぐらいが目安です。
具材を多めに入れたり、中までしっかり火を通したい場合は、途中で焼け具合を確認しつつ、1~2分の間隔で繰り返しひっくり返せば、焦げずに焼けます。
こちらは失敗作。ちょっと長めに焼いてしまい、焦げてしまいました。
気を取りなおして、再挑戦。
1枚目で焦がしてしまったことを教訓に、こまめにひっくり返したので、キレイに焼けました。
左がダイソー、右がOIGEN |
今度は、比較用にとOIGENの南部鉄器製ホットサンドメーカーも同時に使ったのですが、こちらは余熱を怠ったこともあり、中心が丸焦げ(苦笑)。
鋳鉄は、アルミ合金に比べて火の通りが遅い分、しっかり予熱してやらないと、焼きムラが出来てしまいます。その分、蓄熱性は高いので、予熱して使えば全体をコンガリ焼くことができます。
一方、アルミ合金は、熱伝導率に優れるため、予熱無しでもムラなく焼けます。但し、蓄熱性には劣るため、片面2分以上焼いていると焦げてしまいます。ですから、こまめに上下をひっくり返すことで、全体に火を通すことができます。
ホットサンド以外にも使ってみた
さて、今度は調理に使います。
先ずは、定番の目玉焼き。
テフロン加工されていますので、油無しでも殆ど焦げ付きません。
また、ホットサンドメーカーの良さは、そのひっくり返しやすさにありますから、目玉焼きの両面焼きが簡単に作れます。
こちらは、ソーセージと野菜のカレー風味炒め(玉子入り)。ソーセージを入れて、キャベツと玉ねぎを適当に刻んだものを隙間に適当に入れ、上からカレー粉をかけて最後に卵を割り入れるだけ。
これだけで、おかずの一品になるので、ホットサンドメーカーの便利さが際立ちます。
まとめ
以上、キャンプで色々と使ってみましたが、他のホットサンドメーカーに比べて遜色なく使うことができました。
長所
- 市販のホットサンドメーカーとしては最安値
- ノンスティック加工がされている
- 熱伝導率の良いアルミ製
- 軽い
短所
- 本体が取り外しできない
- 留め具が緩めで開きやすい
- 閉じる力がやや弱い
短所に挙げた「閉じる力がやや弱い」ですが、他のホットサンドメーカーと比べると、把手のバネの閉じる力が少し弱いです。ホットサンドメーカーは、具をパンで挟み込んで焼くため、閉じる力が弱いのはあまりよろしくありません。ただ、これは個体差もあるようで、私は購入後にハンドルを少し開き気味に曲げることで、解消できました。
各社のホットサンドメーカーの把手。中央がダイソー。 |
ハンドルのバネ部分は、他のホットサンドメーカーやワッフルメーカーと比べても、遜色ない程の太さと強度がありますから、使用上の問題はありません。
あと、閉じると本体に僅かな隙間が空いているのですが、この辺は流石に値段相応と言ったところでしょうか。
ただ、ホットサンドメーカーとして使う上では、この程度の隙間は問題ありませんから、気にしなければ大丈夫です(苦笑)。
ダイソーからは、ホットサンドメーカー以外に、ワッフルメーカーも1,000円(税込み1,100円)で販売されていますから、2つ一緒に買うのもアリです(笑)。