真夏のクーラーボックスの大本命!マキタの充電式保冷温庫CW180DZ

2021年8月2日

topics

t f B! P L

真夏のキャンプと言えば、一番気になるのは、やっぱりクーラーボックスです。炎天下の中、飲み物や食材を冷たく保つために、クーラーボックスは必須。


ところが、どんなに優秀なクーラーボックスでも、庫内を0℃以下に保つのは至難の業。ですから、冷凍保存必須のアイスクリームなどは、どうしても溶けてしまいまいます。

ところが、そんな難点を克服できる夢のようなクーラーボックスを見つけました!



マキタ充電式保冷温庫です!

マキタと言えば、電動ドリルで有名な工具メーカーです。往年のハードロックファンには、MR.BIGの「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」で、ポール・ギルバートとビリー・シーンが演奏に使っていたドリルと言えばピンと来ることでしょう(笑)。

さて、そんな電動工具メーカーのマキタが発売しているのが、今回ご紹介する充電式保冷温庫CW180DZです。


特徴は、マキタの専用バッテリーで、庫内を冷却するポータブル冷蔵庫にになっていることです。
保冷温度が-18℃から10℃までの5段階ぶことができ、-18℃で約5時間、5℃で約17時間(外気温30℃)も保冷することができます。
※BL1860B(18V 6.0Ah)2個使用時


店頭で確認してみたのですが、設定温度-13℃で庫内は霜がビッシリでしたから、冷却パワーは抜群です。


これなら、私の大好きなガリガリ君も安心して冷やしておけます(笑)。
容量は20Lありますから、ファミリーキャンプでも2日分は十分に入ります。ちなみに、スペック上は、500mLペットボトルなら20本、2Lペットボトルなら4本まで入ります。

バッテリーは、本体右側のフタを開けたところに最大2個装着できます。使用できるバッテリーは、マキタの電動ドリルなどと共通の充電バッテリーです。


バッテリー以外に、家庭用100V電源と車のシガーソケットも使用できますから、積載時はシガーソケット、キャンプ場ではポータブル電源といった使い分けも可能で、使用時間を更に伸ばすことができます。
一方、本体にはUSB充電ポートが設けられていますから、スマホの充電などもできます。

また、バッテリーで冷蔵できるだけでなく、断熱材としてポリウレタンが充填されているので、バッテリーが切れてもクーラーボックスとして十分に機能します。

CW180DZは、保冷温庫ですから、温めることも可能です。保温については、55℃、60℃に設定可能です。バッテリー駆動時の最大保温時間は、60℃設定で約4時間(外気温0℃)ですから、ちょっと物足りませんが、アイデア次第では冬キャンプでも活躍しそうです。


本体重量はバッテリー2本装着時で14.3kgと結構重いですが、車輪とキャリーハンドルが付いているので、キャンプ場内での移動も楽チン。


栓抜きが付いているのは、コールマンのスチールベルトあたりへのオマージュでしょうか(笑)。


さて、ポータブル冷蔵庫は、マキタが最初ではありません。
代表的な製品がDometic(ドメティック)CombiCool ACX 35Gです。
出典:DOMETIC

一部のアウトドアショップでも販売されているので、ご覧になったことがある方も多いと思います。

CombiCoolは、家庭用AC電源、車のシガーソケット電源、CB缶の3種類の方法で冷却できるポータブル冷蔵庫です。
最大の特徴は、CB缶が使えることで、これによって電源が無い屋外環境でも冷却することが可能です。CB缶で冷却というとピンとこないと思いますが、これは「アンモニア吸収方式」が採用されているためで、CB缶のガスでアンモニアを加熱・気化させ、その時の気化熱で冷却しています。
そのため、CB缶を使って冷却する時は、火が消えないように注意する必要があります。とは言え、CB缶1本で最大20時間ほど稼働しますから、長期間のキャンプではバッテリー式より有利です。

CombiCoolの欠点は、あくまでポータブル冷蔵庫ですので、断熱性に劣り、冷却していないと庫内温度がどんどん上昇してしまうことです。また、性能的には、環境温度の最大-25℃までとなっているため、30℃以上になる真夏の昼には、ちょっと冷却性能に不安があります。

構造的には、庫内上部に冷却部がある、昔の冷蔵庫みたいな形をしています。そのため、冷却部分で氷が作れる製氷皿が付属しています。
容量は31Lで、2Lのペットボトルが8本入ります。


マキタとドメティックを比較してみると、冷却性能や安定性を考えるとマキタが勝ります。一方、利用時間を考えると、マキタは長時間利用するためには多数のバッテリーを用意する必要があり、コスト高となります。推奨されるBL1860Bは、1個15,000円以上しますから、仮に冷凍庫として10時間以上使用したい場合は、最低でも4個6万円と、本体価格並みの投資が必要となります。1個3~4千円の互換バッテリーを使うという手もあるりますが、リスクがあります。
ドメティックは、CB缶が使えるので、バッテリーのような追加の初期投資は不要で、CB缶も安価ですからランニングコストに優れます。

尚、マキタからは、2021年6月に、より大容量な40Vmaxシリーズのリチウムイオンバッテリーにも対応したCW001GZが発売されました。特にカラーバリエーションのCW001GZOは、ボディがオリーブ色になっており、よりキャンプシーンに映えるようになっています。
出典:マキタ



さて、実は、マキタを使う最大の利点は別の所にあります。
バッテリーが、マキタの電動工具と全て共用できることです。


ですから、扇風機などにも使えて、キャンプシーンでも大活躍が期待されます。

扇風機裏側の黄色い部分がバッテリーホルダー。

んんー。
マキタ沼の予感!?







プライバシーポリシー及び免責事項

QooQ