今年大流行のレモンサワー。
店頭には、物凄い種類のレモンサワーが並んでるので、どれがいいのか分からない状態です。私は、普段から酎ハイを飲んでおり、キャンプでもビール、ハイボール、酎ハイと、色んなアルコールをクーラーボックスに詰め込んでいます(笑)。
そこで、次回のキャンプに持っていくには、どのレモンサワーが良いか、全部飲み比べてみることにしました!!
と言うことで、ドン・キホーテで売っていたレモンサワーを全種類購入。スーパーでも追加で数本購入したところ、全部で26種類のレモンサワーを入手しました。
いくら呑み助な私でも、これを全部一気に飲んだら二日酔いではすみませんし、一応味の評価もする必要がありますので、ブロック毎に分けて、数日かけて評価することしました。
【予選組み合わせ】
第1ブロック
- [サントリー]こだわり酒場のレモンサワー 追い足しレモン(alc.5% 果汁1.6%)
- [サントリー]こだわり酒場のレモンサワー(alc.7% 果汁-%)
- [サントリー]こだわり酒場のレモンサワー 夏の塩レモン(alc.6% 果汁-%)
- [サントリー]こだわり酒場のレモンサワー キリッと男前(alc.9% 果汁-%)
第2ブロック
- [キリンビール]氷結 無糖レモンAlc.4%(alc.4% 果汁2.7%)
- [キリンビール]氷結 ZEROシチリア産レモン(alc.5% 果汁4.2%)
- [キリンビール]氷結 シチリア産レモン(alc.5% 果汁2.7%)
- [キリンビール]氷結 STRONGシチリア産レモン(alc.9% 果汁2.6%)
第3ブロック
- [コカ・コーラ]檸檬堂 定番レモン(alc.5% 果汁10%)
- [コカ・コーラ]檸檬堂 塩レモン(alc.7% 果汁7%)
- [コカ・コーラ]檸檬堂 カミソリレモンドライ(alc.9% 果汁9%)
- [コカ・コーラ]檸檬堂 鬼レモン(alc.9% 果汁17%)
第4ブロック
- [アサヒビール]贅沢絞りレモン(alc.4% 果汁14%)
- [アサヒビール]チューハイ ハイリキ レモン(alc.7% 果汁4.3%)
- [アサヒビール]樽ハイ倶楽部レモンサワー(alc.8% 果汁1%)
- [アサヒビール]もぎたてSTRONG まるごと絞りレモン(alc.9% 果汁3%)
第5ブロック
- [サントリー]-196℃ Theまるごとレモン(alc.7% 果汁3%)
- [サントリー]-196℃ STRONG ZEROビターレモン(alc.9% 果汁-%)
- [サントリー]-196℃ STRONG ZEROダブルレモン(alc.9% 果汁3%)
第6ブロック
- [キリンビール]本絞りレモン(alc.6% 果汁12%)
- [キリンビール]麴レモンサワー(alc.7% 果汁0.5%)
- [キリンビール]麒麟特製レモンサワー(alc.9% 果汁2.1%)
第7ブロック
- [サッポロビール]濃いめのレモンサワー(alc.7% 果汁1%)
- [宝酒造]タカラcanチューハイ(alc.8% 果汁3.3%)
- [サンガリア]ストロングチューハイタイムゼロレモン(alc.9% 果汁1%)
- [サッポロビール]キレートレモンサワー(alc.5% 果汁20%)
商品名の後ろには、アルコール分と果汁分を%で記載しています。果汁に関しては”-”表記になっているのは、「レモン浸漬酒使用」など、レモン果汁が直接含まれていない物になります。
評価については、甘味、旨味、果汁感、飲みごたえの4種類を★3つで評価しています。
甘味は、一番好みが分かれるポイントだと思います。私は基本的に甘くない方が好みです。甘味を感じないものは★無しとしています(甘味を感じなくても、糖分や甘味料が入っている製品もあります)。
旨味は、レモン果汁だけでなく、レモンピールのように皮などに由来する成分によって、風味が豊かになり美味しく感じますので、それを評価しています。
果汁感は、その通りレモン感をどれだけ感じられるかで評価しています。
飲みごたえは、結局はアルコール度に比例することになるのですが、使用されているリキュール・スピリッツによっても口当たりが変わりますので、その辺を評価しています。
まあ、えらそうに言っても、結局は私の好みということになってしまいますが、どうぞご了承ください(笑)。
では、レモンサワー選手権!
レディー ゴー!!
レモンサワー選手権 予選
第1ブロック こだわり酒場のレモンサワー対決
梅沢富美男のCMもあって、去年あたりから急激に伸びた、サントリーの「こだわり酒場のレモンサワー」シリーズ。シリーズだけで4本あるので、先ずはシリーズ内対決を行い、代表者を決定します。
[サントリー]こだわり酒場のレモンサワー キリッと男前
正直、追い足しレモン以外は果汁を全く感じません。それもそのはず、リキュールにレモンを漬け込む「浸漬酒」を使っているだけだからです。それもおそらくは極一部で、酸味はクエン酸で補っている気がします。うーん、これを「こだわり酒場」と呼んでいるのは、新橋の立ち飲み屋を意識しているのでしょうか(いや、それは新橋に失礼?)。
全体的に、酸っぱさがあまり無いので、飲みやすいことは飲みやすいですが、もっとレモンの香りや旨味が欲しいところ。
夏の塩レモンは、後味に少し塩味を感じますが、それほど強く無いので意識しないと分からないレベルです。塩を入れるのであれば、甘味と果汁感が無いと逆効果ですから、ある意味正しい味付けだとも言えますが・・・
キリッと男前は、アルコール度が高いので、飲みごたえ感は出ており、良い意味でアルコール臭さが無いので、飲みやすいです。
【勝者】
こだわり酒場のレモンサワー 追い足しレモン
一応、果汁感が一番高かった追い足しレモンを勝者としました。
第2ブロック 氷結対決
第3ブロック 檸檬堂対決
第4ブロック アサヒビール新旧対決
第5ブロック
第6ブロック
第7ブロック
[宝酒造]タカラcanチューハイ
[サンガリア]ストロングチューハイタイムゼロレモン
レモンサワー選手権 本選
ここまで予選を勝ち残ったのは、下記の7本です。
- [サントリー]こだわり酒場のレモンサワー 追い足しレモン
- [キリンビール]氷結 STRONGシチリア産レモン
- [コカ・コーラ]檸檬堂 塩レモン
- [アサヒビール]もぎたてSTRONG まるごと絞りレモン
- [サントリー]-196℃ Theまるごとレモン
- [キリンビール]本絞りレモン(alc.6% 果汁12%)
- [宝酒造]タカラcanチューハイ
そこで、敗者復活としてコカ・コーラの「檸檬堂 鬼レモン」を加え、合計8本でトーナメント戦を行っていきます。
トーナメントは、一部メーカーが2種類エントリーしているので、A組とB組の分かれるようにしつつ、くじ引き感覚でランダムに選択しました。
それでは、早速本選を開始しましょう。
レディー ゴー!
準々決勝 第1試合 -196℃ Theまるごとレモン 対 檸檬堂 鬼レモン
【試合経過】
Theまるごとレモンは、切れ味の良さで勝負。一方、鬼レモンは味の濃さでの勝負と、好対照の2本。
スッキリさでは、Theまるごとレモンだが、やはり、果汁感や旨味では鬼レモン有利。甘さが、ジュース系レモンサワー並みのため、Theまるごとレモンに押されるも、総合的な味が決め手となり試合を逃げ切り判定勝ち。
【勝者】
檸檬堂 鬼レモン
準々決勝 第2試合 タカラcanチューハイ 対 本絞りレモン
【試合経過】
canチューハイは、ベテランらしい味わいで攻める王道の戦い方。一方本絞りは、無添加のレモンの味に拘った仕上がりで勝負。
canチューハイの、円熟の技が光るも、果汁感を最大の武器とする本絞りが一本勝ち。
【勝者】
本絞りレモン
準々決勝 第3試合 こだわり酒場のレモンサワー 追い足しレモン 対 氷結 STRONGシチリア産レモン
【試合経過】
元々果汁感の少ないこだわり酒場に対し、シチリア産レモンを使用して旨味と果汁感を引き出している氷結。一見、氷結有利に試合が運ぶかに見えたが、追い足しされたレモン果汁が決め手となり、技ありで追い足しレモンが逃げ勝つ。
氷結は、旨味はあるが、甘さが足を引っ張る形で、技に切れが無く、最後まで攻めきれなかった。
【勝者】
こだわり酒場のレモンサワー 追い足しレモン
準々決勝 第4試合 檸檬堂 塩レモン 対 もぎたてSTRONG まるごと絞りレモン
【試合経過】
果汁感と旨味をうまく引き出している檸檬堂に対し、アルコール度で勝負のもぎたてSTRONG。
塩レモンは、果汁感と旨味だけでなく、甘味を抑えてバランスが良く、トータルでの技の切れがあり、パワー勝負のもぎたてSTRONGを圧倒。開始早々の一本勝ちで勝負を決める。
【勝者】
檸檬堂 塩レモン
以上、準々決勝の結果、以下の4本が準決勝進出を果たしました。
- [コカ・コーラ]檸檬堂 鬼レモン
- [キリンビール]本絞りレモン
- [サントリー]こだわり酒場のレモンサワー 追い足しレモン
- [コカ・コーラ]檸檬堂 塩レモン
では、準決勝に進みます。
準決勝 第1試合 檸檬堂 鬼レモン 対 本絞りレモン
【試合経過】
鬼レモンは、持ち前の味の濃さとアルコール度数によるパワー勝負。一方の本絞りレモンは、果汁感に拘って技を磨いてきた正統派。
鬼レモンが、果汁感と旨味に加えアルコール度9%というパワーで押すも、柔よく剛を制した本絞りレモンが鮮やかな投げ技で一本勝ち。
【勝者】
本絞りレモン
準決勝 第2試合 こだわり酒場のレモンサワー 追い足しレモン 対 檸檬堂 塩レモン
【試合経過】
ここまで、追い足しという技で勝ち上がってきた、こだわり酒場シリーズ代表の追い足しレモン。一方、塩レモンも、味の総合力に隠し味の塩で技の切れ味を見せてきた。
試合経過としては、追い足しのレモン果汁で戦ってきたこだわり酒場だが、塩レモンのバランスの良い技に終始押され、最後は足技からの寝技で一本負け。
【勝者】
檸檬堂 塩レモン
長かった(?)レモンサワー選手権も、いよいよ最終試合の決勝戦となります。
決勝 本絞りレモン 対 檸檬堂 塩レモン
【試合経過】
果汁12%と、レモン感に絞って技を磨いてきた「本絞りレモン」と、甘味、旨味、果汁感のバランスで勝負してきた「檸檬堂 塩レモン」。対決は、一進一退の長期戦へ。
高い果汁と無添加によって、レモンサワーらしい味わいを引き出している本絞りレモンだが、良くも悪くも甘味が抑えられているため、旨味とのバランスは塩レモンに一日の長があり、組み手争いは塩レモンがやや有利。しかし、試合が進む(飲み続ける)につれ、次第に本絞りの技のキレが塩レモンを追い込んでいく。
塩レモンも、塩味によるキレで勝負するが、レモン本来の酸味と味という基本を磨いてきた本絞りには一歩及ばず。
延長戦の末、本絞りの技ありにより試合が決着。
【優勝】
本絞りレモン
選手権を終えて
ぶっちゃけ、ドン・キホーテの店頭に並んでいた大量のレモンサワーを見て、飲み比べたら面白いかなーと思って始めたこの企画。その場のノリとイキオイで大量のレモンサワーを購入してきましたが、流石に26本は多すぎました(苦笑)。
若いころに比べれば、流石に酒量も減っているので、予選だけでも4日かかりました。
そこから更に、本選に選んだ8本を購入し、一晩で飲み比べ。更に、準決勝・決勝用に各2本ずつ8本購入したので、合計42本も飲んでしまいました(笑)。
さて、感想としては、各メーカーやブランドによって、意外と味の違いがありました。既に書いた通り、こだわり酒場シリーズは、イマイチ味の差がありませんでしたが、氷結や檸檬堂などは、シリーズ内でも色々と味の工夫がされており、飲み比べるのが楽しかったです。
特に印象に残ったのが檸檬堂シリーズで、清涼飲料水メーカーなのに、どれも個性的なレモンサワーに仕上がっており、酒造メーカー顔負けの品質だと感じました。
今回取り上げた以外にも、サッポロビールの99.99(フォーナイン)シリーズなど、 まだまだ飲んでいないレモンサワーがあるので、機会があればまた飲み比べてみたいと思います。
とは言え、短期間に42本もレモンサワーばっかり飲んだので、暫くはレモンサワーを見たくありませんが(苦笑)。
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