先日、パックラフトを衝動買いした私。
買ったからには、使いたくなるのが人情というものですから、早速レイククルージングを楽しむためキャンプに行ってきました。
行先は、折角マイボートを買ったのですから、記念にもなる場所ということで山中湖に決定。
山中湖は、富士山が一望できる湖で、カヤックやSUPなどのレイクアクティビティが盛んです。キャンプ場も、山中湖周辺に点在しており、アウトドアを満喫するのに向いています。
私たち家族が泊ったのは、レイクロッジヤマナカ。
元々は、筑波大学の研修施設だったのですが、数年前に経営が変わり、本格的なキャンプ場になったようです。
私がここを選んだ最大のポイントは、山中湖へキャンプサイトから直接アクセスできることです。レイクロッジヤマナカは、湖に隣接したキャンプ場ですが、キャンプサイトは湖畔にありません。ただ、山中湖へは、キャンプサイトから徒歩1分もかかりませんから、パックラフトを楽しむ上では問題ありません。
私の購入したパックラフトは、ココペリのローグライトとトウェインです。
パックラフトは、カヤックに比べて軽量で、1人乗りのローグライトが2.5kg、2人乗りのトウェインでも6.2kgしかありませんので、持ち運びがとても楽です。ですから、キャンプサイトで組み立てて、湖畔に手で持っていくことができます。
また、船底はケブラー繊維で補強されているため、土や砂利の上でも安心して組み立てることができます。
さて、山中湖でパックラフトデビュー!
娘に漕ぎ方を説明しょうとすると、「いいよ、そんなん。とりあえずやってみるわ」と一目散に漕ぎ出してしまいました。
まあ、習うより慣れよということで、これはこれで良し(親バカ)。
この日は、どピーカンでしたから、富士山の眺望は最高でした。
富士山に向かってパドルを漕ぐのは、最高に気持ちいい~。
富士五湖の中で、透明度が群を抜いて高い本栖湖にはかないませんが、山中湖から望む富士山も良い物です。
パックラフトは、言ってしまえば高級なゴムボートですから、直進性が低く、直ぐに回転してしまいます。
ただ、喫水線が無く水上に浮いているような構造ですので、湖面を滑るように進んでいきます。ですから、回転してしまうと、ドリフトのように横向きで進んで行くので、これはこれで楽しいです(笑)。
娘も、思ったより上手に漕ぎ進んでいきます。
暫く進むと、白鳥がいました。
いやー、良いレイククルージングになりました。
晩御飯は、アヒージョ、一口ステーキに、娘のリクエストの焼き鳥(おっさんか!!)
自作のスウェディッシュトーチを点火。
良い感じで燃えてきたところで、フライパンを乗せ、ソーセージを焼きます。こうすると、スウェディッシュトーチで燻されて、ほのかなスモーク臭が付いて美味に。
と、私がフライパンを下ろしたところに、娘がレインボーフレイムスティックを投下!!
こらっ、何すんねん!
スウェディッシュトーチから、青い炎が・・・
まあええか(苦笑)
とまあ、色々遊んでいるうちに夜は更けていきます。
写真には撮りませんでしたが、この日は雲一つ無く、星が綺麗でした。
さて、翌日は、早朝から焚火。
レイクロッジヤマナカのフリーサイトは、チェックインが8時からで、チェックアウトが17時までとかなり長いため、2日目でも焚火を楽しむことができます。
朝食は、前日の夜中に暖かい物が食べたくなって作ったポトフ風スープ。具材はキャベツと玉ねぎ、ソーセージ。ブイヨン2個で味付けをし、塩コショウで味を調えただけと、とてもシンプルですが、深酒をした翌日にはこれが丁度良いいです(苦笑)。
山中湖は、標高が980mと高いため、夏でも朝晩は結構冷えますから、スープのような温かい食べ物が美味しく頂けます。
まったりと朝の一時を過ごしたら、再びパックラフトで山中湖をクルージング。
湖上で浮いているだけでも、とても気持ちが良いです。
さて、パックラフトを楽しんだ後、娘はサイクリングに。
山中湖は、湖畔の周囲にサイクリングロードが整備されており、安全にサイクリングを楽しむことができます。
※サイクリングロードだけで完全に1周できるわけでは無く、一部で車道を走る必要があります
娘の愛車は、ダホンのスピードファルコ。ホイールは20インチですが、451サイズという普通の20インチより一回り大きなサイズのため、8段変速と相まって時速20km以上は軽く出せる本格的な自転車です。
以下は、娘が撮った写真です。
旭日丘湖畔緑地公園から |
山中桟橋付近 |
餌付けされている白鳥 |
ゆるキャン△でも出てきた「みさきキャンプ場」 |
みさきキャンプ場の岬 |
山中湖のサイクリングロードは、東京オリンピックの自転車ロードレースのコースにもなっています。
それにしても、東京五輪のロードレースのコースは、素人目には正気か?と思ってしまいます。府中をスタートして、富士スピードウェイまで走るのですが、途中に道志みちを通ります。道志川渓谷は、多数のキャンプ場があるため、東京近郊のキャンパーにとっては馴染のある地ですが、渓谷沿いにある道志みちは、アップダウンが激しく、車で運転していてもタイヘンな道と感じるぐらいです。そんな所を自転車で走るなんて、私のような軟弱者からすればどう考えても無理な気がするのですが、世界トップレベルのアスリートは違うんでしょうねぇ(苦笑)。
さて、ここで、レイクロッジヤマナカと今回の装備をご紹介しましょう。
レイクロッジヤマナカのフリーサイトは、グランドと林間の2種類があります。
グランドサイトは、周囲がオートサイト、中央がフリーサイトになっており、フリーサイトへは駐車場付近に置いてある台車で荷物を運ぶことになります。
今回は、テントはオガワの「アイレ」、タープはテンマクデザインとユニフレームのコラボアイテム「REVOタープ コットン」。
この組み合わせにした理由は、フリーサイトは2ルーム1張りか、テント1張り+タープ1張りという制限があるからです。今回は、天気予報でどピーカンなことが分かっていたので、オープンタープは必須となりますから、テント+タープにしました。
キッチンは、コールマンで固めました。
特に、パワーハウス2バーナーは、ゴトクが安定しており、自宅のキッチンと同じ感覚で使えるので快適です。今回は、11時にチェックイン、15時にチェックアウトしたので、全部で4回食事を作りましたから、2バーナーが大活躍でした。
ランタンは、コールマン639C、ペトロマックスHK500、テリーX246Bの3台体制。
パックラフトと自転車は、アイレの周辺に配置。
まさに、アウトドアアクティビティのベースキャンプとなりました(^_^)
こちらは、グランドサイト奥にある、林間のフリーサイトです。木が適度に多いため、ハンモックなど、色々なスタイルのキャンプが可能です。
こちらは、キャンプ場入り口からの道路に沿った、林間サイトです。
道路を挟んで、左側がフリーサイト、右側がオートサイトとなっています。
レイクロッジヤマナカのオートサイトは、何れも100平方メートルを超えるサイトが特徴で、最大のサイトは240平方メートルもあります。200越えというのはかなり珍しく、私も北海道のキャンプ場ぐらいでしか体験したことがありません。
受付のある本館は、研修施設になっており、宿泊も可能です。
本栖湖へは、本館脇からアプローチできます。
写真左脇の部分から山中湖へ出られる。 |
本館前には、キンドリングクラッカーが置いてあり、自由に使えます。
林間オートサイト脇の炊事棟には、温水便座式のトイレが整備されており、シャワーもユニット式の綺麗な設備で、ボディーソープやシャンプーも完備しています。
トイレと炊事場は、グランドサイト横にも仮設が設置されており、こちらは温水便座ではありませんが水洗トイレになっています。
以上、私も遊びつくした山中湖。
レイクロッジヤマナカは、カヤックやサイクリングの拠点にもなる使いやすいキャンプ場でした。
我が家は、リピート確実です!