武井バーナーこと、パープルストーブは、コンパクトなのに非常に高火力なため、私のような荷物の多い物欲キャンパーにとっては、とてもありがたいギアです。プレヒートが難しく、炎上しやすいという難点はありますが、それも含めて使うのが楽しいストーブです。
特に、春秋の高原キャンプや、東北などの高緯度キャンプ場では、夜の冷え込みは体に堪えますから、パープルストーブがあると助かります。
そして、何よりも、ツールームテントの中で使えばヌクヌクですから、外が1桁前半の気温でも、キンキンに冷やしたハイボールを楽しむことができます。
若干、本末転倒な感じもしますが、これもパープルストーブあればこその楽しみ方です(笑)。
さて、ストーブのシーズンも終了したので、タンク内の灯油を抜いて収納しようとした時のことです。
うーん。
随分汚れてるなー。
私の使っているパープルストーブ301Aは、購入してからかれこれ10年近くになります。ニップルはほぼ毎年掃除していますし、煤の溜まりやすいヒーター部も時々掃除していますが、ボディはまともに掃除したことが1度もありません。
細かい所を見ると、かなり錆が浮いています。
・・・・・磨くか。
本来がめんどくさがりの私は、この手の真鍮製品はエージングを楽しむ物で、磨くものでは無いと勝手に決めつけていたのですが、真鍮製とは言え錆が進行するのは良くないだろうということで、今回は思い切って磨くことにしました。
と言うことで用意したのがコレ。
金属磨きの定番、「ピカール」です。
そして、手で磨き上げるのはタイヘンなので、こいつの出番です。
ポリッシャーバフ。
元々は、車を磨くために買ったのですが、使う機会が無くてずーっと工具箱の中にはいっていました。このポリッシャーバフは、ラバー製のベースにベルクロで留めて、電動ドリルで使います。
これ以外には、細かい所を磨くためにフェルト製のドリルビットを使いました。
早速磨いていくと、面白いようにピカピカになっていきます。
で、完成がこちら!
ん~
ピカピカはやっぱり気分がいいですね~。
顔が映り込むまでになり、買った時はこんなにきれいだったんだーと感無量です(笑)。
錆の酷かった給油口まわりも、綺麗になりました。若干、錆の曇りが取り切れませんでしたが、ここまで綺麗になれば十分でしょう。
プレヒート用のバーナーも、この通り。
あまり使ってはいないのですが、経年の汚れが溜まっていたので、しっかり磨いておきました。
ポンプ周りも汚れが酷く、特にピストンが酷かったのですが、フェルトのドリルビットで磨いたら、鏡面のような輝きが復活しました。
磨き上げるのに2時間半ほどかかりましたが、これだけピカピカになれば、やったかいがあります(^-^)
これで、来期の冬まで、暫しのお別れです。
しかし、ここまで磨き上げてしまうと、ヒーター部のホヤが煤で曇っているのが気になりますが・・・
こいつはバラすのがタイヘンなんで、見なかったことにしよーっと。