今年は梅雨入りが例年よりかなり早いようです。関東ではまだ梅雨入り宣言が出ていませんが、先週は殆ど毎日雨が降っていました。気象庁は、どうやら梅雨入り宣言のタイミングを逃してしまったようです。
私は、よっぽど酷い雨でない限り、梅雨でも関係なくキャンプに行くのですが、今年はそうはいきません。実は、先週月曜日に手術を受け、週末に退院したばかりなのです。
いやー、日ごろの行い(暴飲暴食)が悪かったのですが、胆のうに腫瘍ができてしまい、摘出手術を受けることになってしまいました。しかも、色々あって腹腔鏡手術ではなく開腹になってしまい、みぞおちの下あたりから20cm近くバッサリいかれてしまいました(>_<)
ですから、今はまだ咳をするだけでも悶絶するほど痛くて、暫くはキャンプどころではありません(苦笑)。
そんなことで、先週は病室で悶えていたのですが、人間、希望が無ければ生きていけません。
ということで、入院中、暇に飽かしてネットで色々と物色していた所、こいつに出会ってしまいました。
Tilley X246B
英国製のヴィンテージケロシンランタンです。
元々、Tilley(テリー)やVapalux(ヴェイパラックス)などのヴィンテージランタンに興味があったのですが、過去の経験からこれは手を出してはいけないと思って、ずーっと避けてきました。ところが、今回の手術の件もあり、退院祝いとして何か欲しいと思っていた所、TilleyのX246Bを見つけてしまったのです。
購入に当たっては、これをきっかけに更に深い沼にはまってしまうことが予測されたため、かなり迷ったのですが、製造年月を見た時に、これは買わなければと確信してしまいました。
何と、私と同じ1973年生まれだったんです!!
生まれた月(製造月)こそ違いますが、同年齢と言うことで、運命的な出会いを感じ、思わずポチリ。
タンク底の刻印。A473Bとあり、数字は製造年月(4月73年)を表している。 |
と言うことで私の手元にやってきた、X246B。
黒のフードトップと、赤のボディが、まるで英国陸軍近衛兵のようで、カワイイです(笑)。
私と同じアラフィフなのですが、タンクの痛みも殆ど無く、年齢を感じさせません。
ホヤも、オリジナルのU.K.製パイレックス。
ポンプカップの抜けも無く、問題ありません。
ポンプを取り出すと、オイル汚れのような物がこびりついています。恐らく、タンク内に長時間に渡って灯油が入ったままになっていたのでしょう。そこへ、ポンプのリュプリカントオイルなどが溶け出し、長期間放置されていたため、ポンプに付着したのだと思います。
一応、ベンジンでタンク内を洗浄してみると、結構な汚れが見られます。年代物ですから、これは仕方がありません。
試しにポンピングしてみると、パッキン類にヘタリが見られますが、エア漏れは無いようでしたので、暫くはこのまま使ってみることに。
ノズル回りは、多少の錆などがありますが、目立った痛みは無く、使用上は問題なさそうです。
マントルが2枚付属していましたので、早速点灯試験。
英国製のこのタイプのランタンは、プレヒートカップが付いておらず、別途プレヒート用のトーチが必要なのですが、とりあえずガストーチを最弱にしてプレヒート。
プレヒートは、1分では足りず軽く炎上してしまいましたが、その後追加で1分ほどプレヒートして、無事点灯。
この光がタマリマセン(笑)
1時間ほど点灯してみたのですが、光がかなり弱いので、ヴァポライザーの掃除が必要そうです。
嫁には、「どこに置くねん!!」「ランタンばっかりそんなに要らんやろ!!」と色々言われましたが、同じ年齢の相棒として大切に使っていきたいと思います。
さて、そんなことで病み上がりな私ですから、キャンプは暫くおあずけですが、このブログは定期的に更新していきますので、お付き合いいただければと存じます。
完治するまでは、ギア系のネタが多くなるとは思いますが、よろしくお願いいたします。
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