先日、大阪の実家に帰る用事があったのですが、ただ帰省するのも何なので、途中でキャンプをすることにしました。色々考えたのですが、東京と大阪の中間にあたる浜名湖近辺が良いということになり、丁度ゆるキャン△でも舞台になった渚園キャンプ場に行くことにしました。
早朝、朝日が昇る渚園キャンプ場。 |
渚園キャンプ場は、浜名湖の観光地として有名な弁天島の北側にあるキャンプ場です。
渚園に架かる中之島大橋。この橋を渡って浜名湖北側の舘山寺温泉などに行くことができる。 |
交通の便が良く、観光の拠点にもなるキャンプ場で、しかもフリーサイトなら一泊大人410円(小中学生200円)という破格の値段が魅力です。
ここまで安いのは、私の経験では北海道ぐらいです( ゚Д゚)
場内は、オール芝生で、とても広いキャンプ場です。
とても広いので、私の持っている中で最大のタープ、テンマクデザイン焚火タープコットンヘキサをベストの状態で張ることができます(^▽^)
難点は、海沿いのため風が強いことで、特に焚火には注意が必要です。今回、私は2泊したのですが、2日共風が強く、満足に焚火をすることができませんでした。
ちなみに、薪は管理棟で販売されていますが、松薪なので、広葉樹薪を使いたい場合は持ち込む必要があります。
さて、浜名湖は色々と見所の多い観光地でもありますが、先ずは弁天島へ。
弁天島南側から浜名湖を望むと、浅瀬に有名な赤鳥居があります。
4月~8月末までは、渡船で赤鳥居周辺に渡れるのですが、その船着き場にもゆるキャン△の看板がありました。
弁天島には、ホテルが立ち並んでおり、一部で日帰り入浴も可能です。ゆるキャン△では、リンちゃんが「弁天楼」という温泉に入っていましたが、そのモデルとなった「開春楼」は、現在休館中です(2021年4月現在)。看板に電気が点いているので、営業しているように見えますが、新型コロナウィルスの影響で休館中とのこと。閉館したわけではありませんから、復活に期待したいです。
ちなみに、日帰り入浴は、「開春楼」の並びにある「THE OCEAN」でもやっています。こちらは、ドラマ版の方でリンちゃん(福原遥さん)が入っていました。但し、リンちゃんが入っていたのは男風呂の方です(苦笑)。THE OCEANの空中露天風呂は、男性側はオーシャンビューに面して横長に湯舟がありますが、女性側は縦長になっているので、開口部が狭いです。
弁天島から、渚園を経由して北に向かうと、ゆるキャン△でリンちゃんが訪れていた舘山寺温泉があります。
舘山寺は弘法大師・空海によって創建されたと伝えられる歴史の古いお寺です。明治3年(1870年)に、政府の廃仏毀釈により廃寺となりますが、明治23年(1890年)秋葉山・秋葉寺(しゅうようじ)の末寺として再興。そのため、真言宗から曹洞宗へと改宗しています。
このお寺は、縁結びとしても有名で、狭い境内には、祈願の絵馬がズラッと並んでいます。皆さんのリアルなお願いがいっぱい書いてありましたので、写真は取りませんでした(笑)。ご興味のある方は、是非お立ち寄りください。
舘山寺の隣には、太刀山愛宕神社という神社の社があります。こちらも歴史は深そうなのですが、詳細は不明です。
舘山寺は、小高い山のようになった所にありますから、眺めも良く、散策がてら楽しめます。
志ぶき(作中では志じみ) |
喜福(作中では喜川) |
私は、舘山寺温泉街の入口近くにある「松の家」で鰻重を頂きました。
重箱からはみ出した尻尾が食欲をそそります(笑)。
値段は張りますが、炭火で香ばしく焼き上げられた皮目がたまらなく美味でした。川魚特有の臭みも全くなく、タレのかかったふっくらとした身を御飯とかき込めば、誰もがリンちゃんのように微笑むこと間違いナシ!
舘山寺まで来たら、「かんざんじロープウェイ」に乗ることをおすすめします。
舘山寺の東側は、内浦という入り江になっており、向かい側には大草山があります。この入り江を挟んで舘山寺と大草山を結んでいるのが「かんざんじロープウェイ」です。僅か5分足らずの行程ですが、ゴンドラから見渡す内浦とその向こうに広がる浜名湖は一見の価値あり。
大草山駅は、浜名湖オルゴールミュージアムに繋がっており、屋上が展望台になっていますから、ミュージアムに入らなくても眺望を楽しむことができます。
ちなみに、ロープウェイに乗ったら、帰りに「華咲の湯」に立ち寄ることをおすすめします。広い内湯と外湯があり、露天風呂には加温のみの源泉かけ流しがあるなど、充実した温泉で、通常1420円の所をロープウェイ利用者は約半額の770円で入れちゃいます!
さて、観光の話はこれぐらいにして、渚園キャンプ場の話に戻りましょう。
渚園キャンプ場の管理棟には、レンタサイクルもあります。
弁天島へは自転車で5分ほどで行けますので、レンタサイクルを活用するのもアリです。
そして何より、ゆるキャン△ファンにとってはこちらがメインだと思いますが、展示とグッズ販売が管理棟内で行われています。
受付の一角には、志摩リンのキャンプスタイルを模した展示スペースが設けられています。
キャンプチェアは、流石にエーライトのメイフライチェアは入手困難なため、North Eagleで代用されています。
リンちゃんの愛車「ビーノ」は、作中同様「マカセトケ」「ツカレタ」などと喋りますので、ゆるキャン△ファンは一見の価値あり。
前輪カウル下にスピーカーが仕込まれており、色々と喋る(笑)。 |
バーナーは、作中同様SOTOウィンドマスターですが、ゴトクがフォーフレックスではなく、ノーマルのままです(苦笑)。
他にも、テントやLEDランタンなど、作中との違いにツッコミを入れるのも楽しいかも?
実は、併設されているゆるキャン△グッズ販売コーナーがスゴイです。
Tシャツから、タペストリーまでかなりの品揃えで、一時期はAmazonでも入手困難になっていたグッズ類が大量に売られていました。
中には、こんなものまで。
ゆるキャン△オリジナル工具箱 |
中にはシールが入っています。 |
私も、娘が欲しがるので、大量に買ってしまいました。
娘:お父さんが欲しかったんでしょ!?
お会計の時に、大量に買ったこともあり(?)、ゆるキャン△を題材にしたマップを頂きました。
このマップ、とにかく大人気で、増刷してもスグに無くなってしまうそうです。私が頂いたものも、今朝届いたばかりのものだそうで、ある意味、グッズよりも貴重かもしれません(笑)。
渚園キャンプ場は、ゆるキャン△効果もあってか、3カ月先まで週末・祝日は予約でいっぱいとのことでした。
私たちは、平日の木・金曜日に利用したのですが、受付時に土曜日は予約でいっぱいなので、10時までに必ずチェックアウトしてほしいと言われたぐらいですから、その人気ぶりが伺えます。
渚園は埋立地で、野球場やテニスコートが併設された公園施設ですから、正直なところ自然を楽しむという雰囲気ではありませんが、設備が充実したとても快適なキャンプ場です。
管理棟脇には、最近できたと思われる温水トイレや、洗い場などがあります。私は利用しませんでしたが、シャワーも、スポーツ施設と供用のクラブハウス内にありますから、下手なキャンプ場より快適です。
ゴミは、炭・灰以外は全て持ち帰りですが、利用料を考えれば納得でしょう。できれば、有料ゴミ袋で回収してもらえると、連泊には有難いのですが、本来が公園施設なので、致し方が無しです。
渚園からは、新居海釣公園や弁天島海浜公園など、釣りをするにも便利です。実は、今回釣りもしたのですが、新居海釣公園で娘が木っ端ガシラ1匹、弁天島では、私と妻がフグ5匹にベラ1匹という釣果でした。チヌなどの大物が釣れたら、ブログで紹介するつもりだったのですが、木っ端と外道しか釣れなかったので、写真も撮っていません(苦笑)。
と言うことで、キャンプに、温泉に、ゆるキャン△にと色々楽しむことができた渚園キャンプ場でした。