毎月様々な付録が付いてくるBE-PALですが、その内容によって売れ行きの差が激しく、場合によっては、店頭から一瞬で消えることもあります。
今月号(2021年5月号)の付録は、過去最高の争奪戦が予測される、「SHO'S肉厚グリルパン」です。
過去に、熾烈なる争奪戦に嫌気がさし、毎月定期購読している私ですから、今月号も発売日に問題なく入手。
早速、色々と使ってみましたので、詳細をレポートしたいと思います!
今では、焚火台のメーカーとして、多くのキャンパーに知られるようになったSHO'S(旧名は笑’s)。アウトドア好きの昭和プレスの社長、高久笑一さんが始めたブランドですが、金属プレスの高い技術力と、笑一さんのオリジナルアイデアが満載された製品がとても魅力的です。
これまで、BE-PALとは、ミニ焚き火台を始め、色んなコラボアイテムを開発しており、今回が4回目となります。
過去の付録については、こちらをご参照ください。
BE-PAL「はじめての焚き火入門(野外体験キット)」を買いました
では、詳細を確認していきます。
先ずは開封。
SHO'Sとのコラボレーションは、毎回唸らされますが、今回は特に付録とは思えない出来栄えです。そのため、今月号は1,060円と、これまでのコラボ過去最高額となっていますが、内容からすれば十分納得の金額でした。
厚さ2mmの鉄板が見事ににプレスされ、グリルの溝もしっかり入っています。縁の面取りもされているので、手を切ることもありません。こういう所まで手を抜かないのは、流石はSHO'Sです。
重量は、213gと大きさの割に重いので、蓄熱性も高そうです。因みに、以前の「肉厚鉄板mini」は厚さ3.2mmで、重量は275gありました。肉厚鉄板miniは、一人焼肉が十分楽しめたので、今回も期待できます。
左が肉厚鉄板mini、右が肉厚グリルパン。 SHO'Sとの初コラボの「ミニ焚き火台」に丁度合うサイズ。 |
肉厚グリルパンは、肉厚鉄板mini同様、鉄板の酸化被膜がわざと剥がされていますので、使用前にはシーズニングが必要です。
これも、ユーザーが使い込んで育てる楽しみをという、高久笑一さんの拘りです。
左右の持ち手には、スリットが入っています。
肉厚鉄板miniの時は、もんじゃのコテをリフター代わりに使えたのですが、肉厚グリルパンは底が丸まっているので、コテが引っかかりません。
これは、何か別の方法を考える必要がありそうです。
因みに、この形状だとスタックできそうですが・・・
2枚重ねると、微妙に浮いています。
実は、今月号の付録は娘と取り合い必至のため、店頭にあったのをもう1冊買いました(笑)。
では、早速シーズニングして実際に使っていきます。
先ずは、定番のソーセージを焼いていきます。
ダイソーの固形アルコール燃料を使ったのですが、ちょっと火力不足でした。肉厚鉄板の時は、これで焼肉が十分焼けたのですが、グリルパンは溝が入っていますし、特にソーセージのような丸い物は、なべ底との接触面が少ないので、熱伝導がイマイチです。
そこで、LOGOSの防水ファイヤーライターを使ったのですが、これが大失敗!!
とにかく炎が大きく、ソーセージにまで煤が付いてしまったので、慌てて肉厚グリルパンを下ろしました(苦笑)。
ファイヤーライターは炭の火熾しなどに使う着火剤ですが、これも固形アルコール燃料なので使えると思ったのですが、物凄い煤がでます。確かに、今まで着火剤としてしか使ったことが無かったので、あまり煤のことを気にしていませんでしたが、やっぱりあくまで着火剤で、調理には使えませんでした(苦笑)。
おかげで、ミニ焚き火台がこの通り真っ黒に。
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気を取り直して、固形アルコールを、エスビットに変更。
エスビットの27gのタブレットは、8個入りで1,500円ほどと、高価なのが難点ですが、火力は抜群です。
ミニ焚き火台にも丁度良い大きさです。
最初から、こちらを使っておけばよかったのですが、高いのでケチってしまいました。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
無事、キレイに焼きあがりました。
外はパリッと、中はジューシー!
さて、ここからが本番。
BE-PALの表紙にもあったように、ハンバーグを焼いていきます。
肉厚グリルパンは、直径10cm弱ですからあまり大きなハンバーグは焼けません。
事前に、肉厚グリルパンに大きさを合わせてみたら、140gが丁度良い大きさでした。
こんな感じです。
丁度良い大きさですが、このままでは裏返すのが大変そうです。
そこで用意するのが、もう一つの肉厚グリルパン。
実は、この肉厚グリルパンの持ち手には、スリットの横に小さな凹凸が付けられています。
そこで、この凸凹に合うように、肉厚グリルパンを合わせると・・・
丁度、蓋として使えるのです!
ハンバーグを焼くときは、蓋として使えるだけでなく、このままひっくり返せば、両面を焼くことができます!!
グリルパンの油なじみがまだまだですので、少し焦げてくっついてしまいましたが、上手に焼けました。
焦げ目もキレイについています(^O^)
その後、80gの薄めのハンバーグを焼き、更にイングリッシュマフィンの両面にマーガリンを塗って軽く焦げ目が付くまで焼くと・・・
ハンバーガーの出来上がり!
いやー、最高にウマかったです(^-^)
サイズ感としては、ソロで使うのには丁度良く、ポケットサイズなのに、2mmと厚手の鉄板を使った本格的な作りですから、料理も美味しく作れます。
それに、2枚あれば、焚火台などを使って、一口ステーキとアヒージョを同時に作るなんてことも出来ますから、正にソロキャン向けのグリルパンと言えます。
実は、肉厚グリルパンを2枚使ってイングリッシュマフィンを焼くというのは、BE-PAL紙面にも書いてあり、「2枚そろうと奇跡の始まり」という謳い文句が・・・
小学館さん!これって2冊買えってこと!?
いやー、確かに2枚あった方が料理のバリエーションが広がりますし、表裏を返して焼くにも便利ではありますが・・・。
きっと、今年の年末に肉厚グリルパン2枚セットで、「はじめてのグリル入門」とかってタイトルで販売するんじゃないかと思います(笑)。