先日、礼文島観光協会から封筒が届きました。
中には、2021年のカレンダーが入っていました。
実は、妻が礼文島観光大使になっており、その特典で頂きました。
礼文島観光大使は、礼文島観光協会が礼文島をPRしてくれる人を限定100名で募集していたのですが、今年のキャンプ旅行前にこれを知った妻が応募し、運よく当選したのです。
当選すると、写真付き任命証とクリアファイルが送られてきて、中には「うすゆきの湯優待券」1枚と、カナリアカフェでの「コーヒー無料券」1枚が入っていました。カナリアカフェには行きませんでしたが、「うすゆきの湯優待券」は使わせていただきました。
また、任命証の提示で高山植物園・郷土資料館の入場料が無料となるので、これも妻がきっちり使っていました(笑)。
礼文島を訪れたのは、8月ですが、その後も、礼文島のゆるキャラ「あつもん」がプリントされた扇子と、リボンプロジェクト10周年記念バッジが郵送されてきました。
観光大使になったのは妻ですが、色々タダでもらっては恐縮ですので、私も観光PRのお手伝いということで、今回は改めて礼文島を紹介したいと思います。
礼文島のゆるキャラ「あつもん」 |
礼文島について
礼文島は、稚内市の西方60キロメートルの日本海に位置する最北の離島です。
南北29キロメートル、東西8キロメートル、 面積約82キロ平方メートルの小さな島ですが、厳しい自然環境と相まって、300種類以上の高山植物が生育しています。
礼文島の東海岸はなだらかな丘陵性の地形が広がり海へと続いていますが、西海岸は切り立った断崖絶壁が連なっています。
礼文島は、小さな島ですので、稚内から早朝のフェリーで渡れば、日帰りも可能です。島内はバスもありますが、あまり本数が無いので、レンタカーがおすすめです。
おすすめの観光スポット
私のおすすめ観光コースは、以下の通りです。
香深港
稚内・利尻島からのフェリーの発着港です。ここが起点になります。
香深井
最も、利尻島が美しく見られるビュースポットです。
近くには緑ヶ丘公園キャンプ場があります。
高山植物園
礼文島固有種のレブンアツモリソウをはじめ、様々な高山植物が咲いています。敷地内からは、遠く利尻富士も見え、眺望も良いので、あまり高山植物に興味がないという方も、是非お立ち寄りください。
久種湖(くしゅこ)
日本最北端の湖です。湖を一周する遊歩道も整備されていますが、久種湖畔キャンプ場の駐車場に停めて、軽く散策するのがおすすめです。遊歩道は、湖畔沿いにキャンプ場内を通過しています。また、キャンプ場裏からは、高台へと続く道もあります。
澄海岬(すかいみさき)
島の西岸にある岬で、コバルトブルーの美しい入り江が広がっている礼文島で一番の人気スポットです。ウッドデッキの展望台が整備されており、島の西海岸を見渡すこともできるので、おすすめです。
江戸屋山道入口~トド島展望台
澄海岬から道道507号に戻り、スコトン岬へ向かうと、途中左手に江戸屋山道という道があります。かなり狭い道路ですが、基本的に南側から北への一方通行ですから、気を付けてゆっくり走れば問題ありません。
途中にあるトド島展望台からの眺めは絶景といえます。
スコトン岬
礼文島最北端の岬です。日本最北端は、宗谷岬に僅かに譲りますが、岬の向かいのトド島も含め、一見の価値ありです。
スコトン岬には、「島の人 礼文島本店」というお土産屋さん兼レストランがありますので、ここで昼食をとることができます。
桃台猫台展望台
桃岩 |
猫岩 |
香深港から10分ほどの距離にある展望台です。
桃岩、猫岩、地蔵岩という礼文島三奇岩が一度に見られるお得スポットです。
北のカナリアパーク
出典:礼文町 |
2012年公開の映画「北のカナリアたち」のロケ地が、そのまま公園になっています。映画の中で登場した小学校などの建物があるだけでなく、利尻島を見渡すことができる公園も見所です。
残念ながら、私たちは時間が無くて行けませんでした。
礼文島温泉うすゆきの湯
礼文島唯一の温泉。源泉かけ流しで、泉質はナトリウム-塩化物-硫酸塩泉。pH8.6の弱アルカリ性温泉ですから、肌もつるつるになる所謂美肌の湯です。源泉温度は、50.8と高温で、内湯はあつ湯とぬる湯の2つに湯舟が分かれています。
露天風呂もあり、こじんまりした湯舟ですが、利尻富士を眺めながら入る温泉はサイコー!
おすすめの観光コース
出典:礼文町 |
観光コースとしては、北側(香深港~スコトン岬)が3~4時間、南側(香深港~桃台猫台展望台~北のカナリアパーク)が、1.5~2時間ほどです。最も距離のある香深港-スコトン岬間でも車で30分ほどですので、上手く回れば全部回ることが可能です。
稚内から礼文島へは、ハートランドフェリーの早朝便であれば8:30前後に到着しますから、香深港でレンタカーを借りても9時にはスタートできます。
先に北回りで行った場合は、スコトン岬で昼食、その後30分で香深港に戻り、南ルートへ。
南ルートを優先した場合は、お昼前後に香深港に戻って昼食、その後、北ルートというのがおすすめです。
帰りのフェリーは、17時頃に出航となりますので、余った時間で「うすゆきの湯」を楽しんでください。
グルメ優先であれば、香深港周辺の方が店が多く、おすすめです。特に、フェリーターミナル内には、うに丼からラーメンまで楽しめる「寿し処 武ちゃん」がありますので、小さいお子さんがいるファミリーでも困ることはありません。
島の北部は、飲食店が殆どなく、スコトン岬の「島の人」か、金田ノ岬の「あとい」しかありません。私が行った時は、「あとい」が休業しており、「島の人」も新型コロナの影響で食事の提供が休止していたため、昼食難民になってしまいました(苦笑)。
久種湖畔キャンプ場は、近年整備されたため、かなりきれいなキャンプ場です。
高規格とは言えませんが、トイレ、シャワー、コインランドリーなどの基本設備はしっかり整っています。
目の前の久種湖はとても綺麗で、見晴らしも良く、夜は遊歩道の方へ回れば星が良く見えます。
オートキャンプでは、礼文島まで行くのがいささか大変ではありますが、絶対に行くだけの価値はあります。日本最北端の島でキャンプしたというだけで、自慢できますし(笑)。
※礼文島でのキャンプ旅行については、こちらをご覧ください
さて、先日11月末、観光大使をしている妻にメールが届きました。
突如として猫岩が消えました!という文面と共に送られてきた写真がコレ。
実は時化で波が高く、猫岩がその波をかぶり見えなくなった瞬間をとらえた1枚でした。
秋~冬にかけては時化の日も多く、道路に波しぶきが上がることもあるそうです。
海に囲まれた礼文島ならではの光景です。
これからの季節は、偏西風の影響もあり、礼文島は厳しい気候が続きますが、4月を過ぎれば、また花が咲く季節になります。
ちなみに、妻の礼文島大使としての任期は、2022年3月末までですので、私も引き続き礼文島のPRをしていきます(笑)。
皆さんも、是非、礼文島に足を運んでみてください!