キャンピングムーンは、スノーピークの焚火台や、ユニフレームの焚火テーブルなどの大ヒット商品を、わりと精度高く丸パクリしている、中国の会社です。
そんな困った会社ですが、元々は、厨房製品やガス器具を作っていたようで、アウトドア向けのガス器具も製造しています。PSマークは取得していませんので、アングラな製品であることに変わりはありませんが、精度はマズマズですので、使ってみる価値はあります。
今回は、ガスランタンを多灯化できるアイテムをご紹介します。
キャンピングムーンには、OD缶のガスを分岐できるアダプターがあります。
Z33は左右に2本の腕が伸びており、それぞれにOD缶のオスがあり、中央にも1つあるので、全部で3本に分岐できます。
腕が3本のZ34は、4分岐。
腕が4本のZ35は、5分岐です。
これを使えば、1つのOD缶に対して、複数のランタンを使うことができるようになります。
この手のOD缶を分岐するアイテムは、これまでもクラフト製の物はありましたが、高価なため導入に躊躇していました。しかし、キャンピングムーンの製品は、所謂量産品ですから、値段も手ごろで、多数購入しても財布に優しいのが有難いです。
2020年10月現在、Amazonで3分岐のZ33が2,480円、4分岐のZ34が2,680円、5分岐のZ35が2,980円です。
この分岐アダプターは、勿論、マントルを使うタイプのガスランタンも使用可能ですが、コールマンのルミエールランタンやスノーピークのノクターンなど、炎がゆらめくランタンでこそ真価を発揮すると言えます。
では、詳細を見ていきましょう。
5分岐のZ35の両端に3分岐のZ33を継いである。 全部にランタンを装着すると9灯ランタンが出来上がる(笑)。 |
さて、良いことばかりでは無いのが、キャンピングムーン。今回、延長ポールを2本購入したのですが、光沢が微妙に違います。
左の方が光沢が強く、右の方がマットになっています。他のキャンピングムーンの製品と比べると、右のマットの方が正しそうです。
プリントの状態も、微妙に異なり、光沢が強い方(写真下)が、文字も若干太いです。
これぐらいなら、私としてはギリギリ許容範囲なのですが・・・
マットな方がちゃんとはまりません。3回転ほどで止まってしまい、それ以上回らないので、最後まではまらず、ガスも通りませんでした。
途中までしか入らない。 |
こちらはしっかりはまる。 |
流石にこれは不良品なので、返品依頼中です(-_-#)
所詮は中華製ということで、製品の当たり外れはつきものですから、購入後は注意が必要です。
さて、品質面は問題ありですが、ガスランタンを豪華にすることができるアイテムではありますので、夜のキャンプシーンを盛り上げるのには役に立ちます。
幅180cmのバタフライテーブルの両端に座れば、気分は西洋貴族(笑)。 |
このOD缶分岐アダプターですが、アダプター自体はリーズナブルですが、ランタンが大量に必要になってしまうので、トータルでは全然リーズナブルにはなりません(苦笑)。
ちなみに、これのおかげで、私はノクターンを4つ追加購入することになりました。
上の写真の、ルミエール+ノクターン×2+OD缶カバー+アダプターで、合計21,000円ほどかかっているので、2台で42,000円!!
本末転倒!?