先日キャンプをした時のことです。コールマンのインフレーターマットハイピークの収納袋に穴が開いていることに気が付きました。ハイピークの収納袋は、マットを膨らませた時に、追加で空気を入れる簡易ポンプにもなる優れものです。ですから、穴が開いてしまうと、ポンプとして使うことができなくなってしまいます。
幸い、穴は小さなもので、空気漏れも大したことなく、実用上は問題ありませんでしたが、穴が開いた原因は把握しておく必要があります。収納袋程度であれば、実害は少ないですが、ハイピーク自体に穴が開いてしまっては、元も子もありません。ちょっと考えると、思い当たる節が・・・原因は、ルーフボックスにありました。
ハイピークは、厚さ10cmの極厚インフレーターマットですから、収納もかなり嵩張ります。3人家族の我が家は、シングルとダブルを1つづつ使っているので、車載時にはいつもルーフボックスに押し込んでいます。以前使っていたノーマルのインフレーターマットであれば、ルーフボックスに対して横向きに入れることができましたが、ハイピークはとにかくデカいので、縦に並べて入れています。それでも、ルーフボックスの幅ギリギリになるため、カバーをロックするためのフックに当たります。
このフックが、今回の犯人。フックの外側は、物が引っ掛からないようにキレイに加工されているのですが、内側は、バリがそのままの状態になっており、今回はこのバリに収納袋が擦れて穴があいたのです。
とりあえず、キャンプ場から帰るに当たっては、フックのバリを養生テープで巻いて、擦れて穴が開くのを防いでおき、帰宅後に加工することに。
帰宅後、ルーフボックスを車から降ろして、改めて確認してみると、やっぱり内側のバリが酷いことが判りました。
外側はバリが無く、つるっとしている。 |
内側は、打ち抜き加工時のバリがそのままに。 |
おそらく、バリ取りをしていないというよりは、フック製造時に板金を打ち抜いて、バリの無い表側を外側になるように組付け、裏側のバリ部分はそのままにしたのでしょう。これでは、幅ギリギリに入れた物に、フックに当たって傷がついてしまいます。
原因が判れば、あとは簡単。バリをとってキレイにしてやれば良いだけです。
使うのは、金属ヤスリとサンドペーパー。
サンドペーパーの番手は、別に見た目をつるつるにする必要は無いので、100番です。100番はかなり荒手ですが、バリの引っ掛かりを取るだけならこれで十分ですし、番手が高いと削るのに時間がかかるので、この方が楽です。
その後、サンドペーパーでならしていきます。時々、指先で触ってみて、角が取れて丸くなっていればOK。
ちょっと分かりにくいですが、バリがとれて角が丸くなっています。
私の使っているINNOのウェッジ624は、左右両開きで、片側3か所にロックフックがあるので、全部で6個のフックを削る必要があります。
全部削り終わったら、ボックス内に落ちた鉄粉を濡れ雑巾でふき取り作業終了。全体で、1時間ほどかかりました。
ルーフボックスなので、開口部が意外と狭く、面倒な作業でしたが、これで安心してキャンプギアを詰め込むことができます。
ルーフボックスを使っているキャンパーの方は多いと思いますので、自分の使っているルーフボックスが大丈夫か、一度確認してみることをおすすめします。