薪の組み方を覚えて焚火マイスターになろう!

2020年8月3日

キャンプtips 焚火

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焚火大好きな私ですから、キャンプでは色々な薪で焚火を楽しんでいます。
特に、キャンプ場内に置いてある間伐材などを自由に使ってよい場合などは、色んな木を切ってきて薪を作って楽しんでいます。

私は、焚火を楽しむに当たっては、薪の組み方に注意しています。
高火力な組み方、炎が大きく上がる組み方、じっくり楽しむ組み方など、気分等に応じて、色々と組み方を変えています。
今回は、私の実践している薪の組み方をご紹介したいと思います。

基本的には、焚火台を使うことを前提にしていますが、直火でも応用可能です。
また、各組み方について、火力・火持ち・ビジュアルの3点について★3つで評価していますので、参考にしてください。

沼スペシャル


火力:★★
火持ち:★★
ビジュアル:★

いきなりで恐縮ですが、私のオリジナルの組み方になります。偉そうに言っていますが、リーントゥ型という組み方の変形型です(笑)。
ポイントは、火付きの良さです。
太い大割の薪を1本奥に置いて、その上に中割の薪を大の字になるように置いています。そして、その間に焚付けを置いています。更に早く火力を得たい場合は、大の字に差し渡すように中割の薪を追加するのもアリです。
ポイントは、大の字に開いた方が風下に来るようにすることです。
この置き方は、焚付けが一気に燃えやすく、その火力で中割の薪に着火することができるため、簡単に薪を燃やすことができます。大の字に開いた方を風下にすることで、効率よく空気が送り込まれるため、うちわ等で扇ぐ必要もありません。
燃え進んでいけば、中割・大割の薪を、中央に足して燃やしていきます。奥の大割の薪も次第に火が付いてくるので、自然に燃えていきます。完全に燃えてしまったら、再度大割の薪を奥に置いても良いですし、他の組み方に移行するのもアリです。
とにかく、最初に薪に火を付けるのに適した組み方ですので、薪に火を付けるのに苦労している方は試してみてください。

スター型(合掌型)


火力:★
火持ち:★★★
ビジュアル:★★

火持ちが良く、上からトライポッドでケトルを吊るしてお湯を沸かすのに最適です。
4~5本の薪を放射状に並べて、中央から燃えていくようにします。薪が燃えたら、その分だけ中央へ移動させていきます。薪が中央部分しか燃えないため、弱い火力を長時間保つことができます。
私は、沼スペシャルである程度熾火(おきび:炭のようになった薪)が溜まったら、熾火を中央に寄せて、この組み方に移行することが多いです。
薪が節約でき、長時間チョロ火を楽しめるので、夜更けまで焚火を楽しむのに向いています。

ロングファイヤー型


火力:★★
火持ち:★★
ビジュアル:★★

基本的には、直火で長時間燃やすための組み方です。
左右に大割の薪を置くことで、間に空気の流れを作って燃えやすくしています。
左右の大割の薪が安定しているので、その上にダッチオーブンなどをのせて料理するのに向いています。
火は、中央から燃え広がっていきますが、大割の薪に火が付くのには時間がかかるので、大割の間に薪を追加していきます。大割の薪を燃やすのではなく、薪の間を竈(かまど)のように使うのがコツです。

井桁型


火力:★★★
火持ち:★
ビジュアル:★★★

キャンプファイヤーなどでよく見られる、最もポピュラーな組み方です。
中割・大割の薪を井桁に組み、中央に焚付けを入れて燃やします。
井桁の中の焚付けは、煙突効果によって一気に燃えるので、火付きが良いのも特徴です。
炎が大きく上がるので、ビジュアル的にも楽しめる燃やし方です。
火力が高く、多少湿った薪でも燃えるので、キャンプ場内で拾った薪を燃やすのにも向いています。
欠点は、とにかく薪の消費量が多いことです。

ティピ型


火力:★★★
火持ち:★
ビジュアル:★★★

ワンポールテントの、ティピに似た組み方です。
焚付けを入れて、中央に薪を立て、周辺から薪を持たれかけるように立てていきます。
薪が内側から燃え広がっていくので、一気に薪を燃やして、高火力を得られるのが特徴です。
また、井桁型同様に、全周囲から空気を取り入れ、煙突効果で上に抜けていくため、湿った薪でも燃えやすいです。
本来は直火向けの組み方ですので、焚火台では安定しずらいので、あまりお勧めはできませんが、参考までにご紹介しました。


ピラミッド型


火力:★★
火持ち:★★★
ビジュアル:★★

一番下に大割、その上に中割、小割と積んでいき、一番上に焚付けを置く組み方です。
火を付けると、上から順に燃えていくため、長時間に渡って燃やすことができます。
薪の大きさと量によっては、一晩中燃やすことも可能なため、特に直火で朝まで燃やし続けたい時などに向いています。


以上、代表的な薪の組み方をご紹介しました。
ぶっちゃけ、焚火にこれといった厳密なスタイルは無いので、薪の状態に合わせて、アタマを使って色々工夫するのも焚火の楽しみ方の一つです。
皆さんの、キャンプライフが豊かになれば幸いです。


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