北海道キャンプ旅行記【道北編】8日目(濤沸湖~層雲峡)

2020年9月10日

キャンプリポート

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 2020年8月17日(月)

昨日は、カニやらホタテやらをたらふく食べて、夜更けまで飲んでいたこともあり、朝はゆっくりすることに。



私がキャンプチェアに腰かけてまったりとしていると、コツコツと木を叩く音がします。音のする方を見ると、キツツキがいました。それだけなら本州でもよくあることなのですが、そのうちに地面を歩き始めました。うーん、北海道にはキツツキの天敵はいないのかと、不思議に思いながら眺めていました。


観光案内所兼キャンプ場管理棟。
ゴミの収集なども行ってくれる。


女満別湖畔キャンプ場は、2泊したこともあり、色々とゴミも出ました。このキャンプ場も、分別したごみは管理棟で無料で回収してくれます。そこで、嫁がしっかり分別して持っていくと、ゴミ分別担当の方に「素晴らしい」と褒められてしまいました。

話を聞いてみると、ゴミのマナーが悪く、大変とのこと。ちゃんと分別されていないと、担当の方が改めて分別しなければならず、手間も大変かかるとのことです。それでも、トイレ担当よりマシという話だったので、いったいどれぐらいみんなトイレを汚しているのかと思いました。幸い、私が使ったときはそれほど汚れを感じませんでしたが、きっとスタッフの方の努力のおかげなんだろうと思います。

近年、にわかキャンパーが増えたこともあり、マナーの問題が全国各地のキャンプ場で起こっています。ゴミを勝手に捨てていったり、洗い場を生ごみなどで詰まらせたりとトラブルが絶えず、そのため公営のキャンプ場は廃止されるところも出ています。女満別湖畔キャンプ場は、とても良いキャンプ場ですので、そのようなことにならないよう、利用者の方にはマナーを心得てもらいたいものです。


キャンプ場の敷地内には遊具もある。

湖畔のフリーサイト。

網走湖が一望できる。

私たちが利用した林間サイト。後ろが道路に面しているので、荷物を運ぶのが楽(笑)。

ゆっくりとした朝を過ごしつつ、全ての片づけが済んだのは11時近く。

キャンプ場を去る前に、昨日汲んできたワッカの水でコーヒーを淹れます。豆は、酸味とコクのバランスが良いコロンビア。





網走湖を見ながら、一杯。
最高です。



さて、今日は、濤沸湖(とうふつこ)を観光して、層雲峡に向かいます。宿泊は層雲峡観光ホテルですので、時間的にも余裕があります。




濤沸湖に向かう前に、能取湖(のとりこ)にサンゴ草を見に行きます。

俗にサンゴ草と言われるアッケシソウ(厚岸草)は、湿地帯に生育する耐塩性の植物です。サロマ湖から能取湖、濤沸湖と汽水湖が連なっているのですが、特に能取湖に多く生育しています。9月になると茎や葉が鮮やかな赤色に染まることから、サンゴ草と言われるようになりました。




私たちが見に行った時は、時期が早かったですが、うっすらと色づいており、雰囲気を楽しむことはできました。これが、真っ赤に染まれば、空の青とのコントラストが美しく、さぞかし壮観だろうなと思いつつ、次の濤沸湖へ向かいます。



濤沸湖で行きたかったのが、「原生花園駅」です。その名の通り、原生花園の中にあるJR釧網本線(せんもうほんせん)の無人駅です。



原生花園駅に到着したのが13時近くだったので、先ずは手前の小清水原生花園インフォメーションセンターで軽い昼食を取ることに。

「いももち」と「トウモロコシ」

道民のソウルフード「揚げいも」


売店では、北海道民のソウルフード(?)の「いももち」と「揚げいも」を売っていたので、迷わずゲット!友人からトウモロコシもいいよーと言われていたので、茹でトウモロコシも一緒に購入。いももちは、みたらしのような甘辛のタレがかかっており、モチモチして美味しかったです。揚げいもは、蒸したジャガイモに衣を付けて揚げたもので、こちらもホクホクで美味。
売店のおばさんがサービスしてくれて、特大のジャガイモを揚げてくれたので、4個を3人で分けても多いぐらいでした。味が単調なので、後半は飽きてきたため、車から調味料を持ってきて味変。醤油と塩コショウを試したところ、塩コショウの方が合いました。
トウモロコシも、粒が大きくてとても甘く、普通のスーパーで売っている物より大ぶりだったので、お腹いっぱいになりました。



お腹が満たされたところで、腹ごなしに原生花園駅へ。


道も真っ直ぐなら、線路も真っ直ぐ。

原生花園駅は、「小清水原生花園」が整備されたのに合わせて駅庁舎が再建され、ちょっとした観光スポットになっています。

オホーツク海の向こうには知床半島が見える。

左が沸湖、右がオホーツク海。

濤沸湖も、サロマ湖と同様、砂州によって海が仕切られてできた海跡湖です。
原生花園自体は、既にサロマ湖のワッカ園で体験済みのため、娘は食傷気味。まあ、花の時期ではないので、ハマナスの実ぐらいしか無いので、仕方がないですが(苦笑)。


原生花園駅の向かい側には、牧場が広がっており、馬が放し飼いになっています。



「ばん馬」と呼ばれる大型の馬で、サラブレッドとは一味違う迫力があります。ばん馬は、北海道で飼育されている農耕馬で、巨大なそりを引く「ばんえい競馬」が有名です。私も、テレビでしか見たことはありませんので、一度本物を見てみたいと思っています。



原生花園駅を堪能した後は、お隣の無人駅「浜小清水」へ向かいます。実は、浜小清水駅に併設されている道の駅には、モンベルがあります。



モンベル好きの娘は、店頭のモンタと自分の持ってきたモンタを並べてパチリ。



浜小清水店限定のTシャツをゲットしてご満悦。




これで、今日のアクティビティは終了。あとは、一路、層雲峡に向かいます。




距離にして160km、約3時間ほどかかります。それにしても、本当に北海道は広いです。直線道路も見飽きました(笑)。娘も、ここまでの旅で、かなり疲れたのか、車の中ではホテルに着くまでずっと寝ていました。



層雲峡近くの大雪湖に着いたのが17:30。ダムなど色々と見学したかったのですが、タイムアウト。


この日の宿泊は、層雲峡観光ホテルです。
到着した時刻が遅かったこともあり、部屋でくつろぐのも早々に、晩御飯を食べに食堂ホールへ。



食事はバイキング形式。バイキング好きの娘は、早速色々と物色。



私は、前日にタラバガニを食べまくったにも拘わらず、カニをメインに。カニ好きの私としては、目の前にカニがあったら食べずにはいられません(苦笑)。


この日は3人とも疲れがたまっていたこともあり、夜のアクティビティ(トランプ&UNO)も早々に就寝となりました。
それにしても、我が娘ながらよく寝る子です。車の中で3時間以上寝ていたのに、布団に入れば直ぐにグッスリ。「いったいどんだけ寝るねんと」ツッコミを入れてもピクリともせず・・・。

ヤレヤレ。


つづく


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