皆さん、このマークをご存じでしょうか。
当サイトをご覧になっている方なら、殆どの方が見たことがあると思いますが、これはアウトドアブランドチャムスのシンボルキャラクターブービーバードです。
一見ペンギンに見えますが、カツオドリをモチーフにしたキャラです。
チャムスというと、Tシャツやパーカー、帽子などのアパレルというイメージが強いですが、実は、テントやタープも販売しているアウトドアの総合ブランドです。
日本では、テントというと、コールマン・スノーピーク・オガワが3大メーカーですので、チャムスのテントをアウトドアショップで見かけることはあまりありませんが、実は、ドーム型からロッジ型まで幅広くラインアップされています。
チャムスについて
チャムス(CHUMS)は、1983年にマイク・タゲット(Mike Taggett)が設立した、アメリカのアウトドアブランドです。
マイク・タゲットは、コロラド河のガイドでした。マイクは、職業柄サングラスをしていたのですが、度々高価なサングラスを河に落としてしまい、悔しい思いをしていました。そこで、何とかサングラスを落とさない方法は無いかと考え、サングラスを固定するストラップを作成します。これが、リテイナーと呼ばれるチャムス最初の製品になりました。
私が使っているチャムスのリテイナー。サングラスが外れないよう締め付けるため、コードストッパーを通して端を結んである。 |
今では、アパレルから小物類まで、ポップでキュートなアイテムをリリースしており、私の娘も大のお気に入りのブランドです。
チャムスのテント
チャムスのテントは、他のアイテム同様、ポップな色柄なのが特徴です。
以前は、もっとポップなカラーだったのですが、最近は、ブラウンとベージュのアースカラーを意識した色になっています。とはいえ、このツートンカラーは、キャンプ場では目立ちます(笑)。
更に、今年は、T/C(テクニカルコットン)素材のテントを多数リリースしています。T/Cは、ポリエステルとコットンの混紡素材で、ポリエステル100%の生地に比べて、通気性・遮光性に優れます。特に春秋の涼しい季節は、早朝にテント内が結露してびしょ濡れになることが多いのですが、T/Cは適度に湿気を吸収してくれるので、結露の心配がありません。また、熱に強いため、火の粉による穴が空きにくいというのも特徴です。
ブービーハウス T/C 4
出典:CHUMS |
六角形のティピ型テントです。
ティピ型ですので、中央にポールがありますが、最大径が338cmあるので、4人家族でも充分に使えます。
オプションのハーフインナーで、室内を仕切ることもできるので、小さいお子さんをインナー内に寝かせるなど、工夫次第で色々と使えます。
|
更に、別売のブービーハウス T/C タープと組み合わせると、広いリビングを作り出せるので、ファミリーキャンプに最適です。
|
このタープもT/C素材ですので、タープ下で焚火をすることもできます!
Aフレームテント T/C 4
|
3~4人のファミリー向けテントです。
クラシカルなイメージのA型テントですが、裾部分に立ち上がりを設けて5角形にすることで、A型の裾部分がデッドスペースにならないように工夫されています。
室内は、幅260cmですから、コールマンのキャンパーインフレーターマットW(幅130cm)が丁度2枚敷けます。
|
側面の幕を大きく開けることができ、付属のポールで立ち上げるとオープンタープになるなど、これ1つで様々なアレンジができるのも魅力です。
KOYAテント T/C 5
|
チャムスのテントで最大のロッジ型テントです。
幅350cm、奥行き550cm、高さ220cm と、オガワのロッジシェルター(350×460×210cm)を上回る大きさを誇ります。
インナーテントも、330×220×200cmありますので、大人5人でも寝ることができます。
|
正面入り口には、チャムスのロゴ入りの旗が立てられており、その下のベンチレーターには、ブービーバードがあしらわれているなど、遊び心も満載です。
出典:CHUMS |
窓にはブービー柄のカーテンが付いています。
ポップで子供が喜ぶデザインのKOYAテントですが、全面にスカートが付いているなど、本格的な4シーズンテントとしての機能も備えており、スペック面でも抜かりはありません。
出典:CHUMS |
スカートがあると、隙間風を防ぐことができるため、特に冬キャンプでは重宝します。
フライシートのように屋根に設置する別売のKOYAテント T/C タープを使えば、更に遮光性と耐水性がアップするので、同時購入をおすすめします。
出典:CHUMS |
このタープは、T/Cではなくポリエステル100%ですが、耐水性と重量を考えれば妥当です。
ビートルツールームテント 3
出典:CHUMS |
青のツートンカラーが爽やかな、小型のツールームテントです。
リビングの奥行が約2mあるので、テーブルとチェアを置いても余裕があります。
インナーは、幅180cm、奥行き200cmですので、実質的には大人2人+子供1が限界です。
ブービーティピー
出典:CHUMS |
小型のティピ型テントです。
ティピ型は、ワンポールテントとも言われ、中央にポールを立てて、4隅をペグダウンするだけなので、とても簡単に建てられるのが特徴です。
インナーテントは、大型のメッシュパネルが採用されており、通気性の良さもポイント。
サイズが、幅216cm、奥行き216cmですので、小さなお子さんであれば家族3人で使うことも可能です。
ビートルテントⅢ
出典:CHUMS |
チャムスのテントの中では、オーソドックスなドームテント。
吊り下げ式のため設営が簡単で、靴などを置く前室も確保されているなど、しっかりと基本が押さえられています。
インナーテントは、側面がメッシュパネルになっており、ベンチレーターも装備されているなど、夏場でも過ごしやすいように工夫がされています。
インナーテントが、約180cm×180cmと小さいため、大人2人が限界ですが、女子キャンプなどには丁度良いサイズです。
ブービーバードネスト
出典:CHUMS |
6本のポールを使った中型のドームテントです。
バードネストとは鳥の巣という意味ですが、丸い半球形のドームは、鳥の巣をひっくり返したような形にも見えます。
多少組み立てが複雑ですが、丈夫な構造ですので、風にも強いのが特徴。
インナーはフルメッシュで、3か所ある出入口を全てオープンにすると、抜群の風通しを誇ります。
インナーが6角形なため、大人4人で寝るには少し工夫が必要です。
以上、チャムスのテント、いかがでしたでしょうか。
いずれのテントにも共通して言えるのは、風通しを考慮して設計されてることです。夏場の暑い季節のキャンプは、冷房なんてありませんから、いかに自然の涼気を利用するかがポイントになります。その点、チャムスのテントは、インナーにメッシュが多用されているので、とても風通しが良いです。
チャムスのテントは、オシャレでかわいいデザインですので、キャンプ場ではものすごく目立ちます。夏場のハイシーズンになると、大きなキャンプ場でも多くのテントで埋め尽くされてしまいますが、チャムスならそんなキャンプ場でも迷わず見つけることができるのが最大の利点かも知れません(笑)。
チャムスは、チェアも多数リリースしており、特にポップでキュートなベンチは、テントと共にサイトをカラフルに演出してくれます。
皆さんも、チャムスのアイテムで、一味違う個性的なサイトを目指してみてはいかがでしょうか?