snow peak(スノーピーク)|パイルドライバー【打ち込みすぎに、ご注意を!】

2019年9月25日

キャンプ沼

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スノーピークと言えば、最強の鍛造ペグ「ソリッドステーク」が有名ですが(詳細はこちら)、それと並び称されても良いと私が思っている製品を今回はご紹介します。

その名は「パイルドライバー」!!!


土木用重機でもプロレス技でもありません(笑)

スノーピークが世界に誇るランタンスタンドです。

通常のランタンスタンドは、三脚のように足を開いて立てるのが基本です。しかし、この方法はつまづく可能性があるので、安全性の面から考えるとあまり良くありません。コールマンの製品には、足を地面に完全に開いてしまってつまづきにくくしているランタンスタンドがありますが、ペグで固定する必要があります。それに比べると、パイルドライバーは、本体を地面に打ち込んで使うため、つまづく心配も無く、設置も簡単です。
私も買う時にコールマンと迷ったのですが、足が無く、剛性が高いパイルドライバーを選択しました。何せ、メインランタンがペトロマックスのHK500ですので、本体重量2.4kg、灯油満タン時には約3.4kgにもなるため、丈夫であることを最優先にしました。


ガソリンや灯油などの燃料系ランタンは重量があるので、ランタンスタンドの剛性が重要になってきます。ガスランタンは、燃料系ランタンとしては軽量ですが、使用中は高温になっているので、やはり安全面を考慮するとしっかりと固定することが必須となります。LEDであれば、万が一にスタンドがこけても大したことは無いですが、燃料系ランタンは壊れるだけでなく、火事の元になりますので、とにかく倒れないようにすることが最優先となります。
以上のことから、燃料系ランタンのスタンドとしては、パイルドライバーが最も向いていると言えます。


パイルドライバーは、3本のポールで構成されており、打ち込む時は、一番上のポールを引き出して打ち付けることになります。スノーピークのWEBサイトで「打ち込みすぎに、ご注意を!カンカンと地中に叩き込む作業が楽しい、安定感抜群のランタンスタンドです」と記載されている通り、打ち込むのが楽しくなるぐらい地面に食い込んでいってくれます。

パイルドライバーを打ち込んでいくハンマー部分

但し、地面の状態にもよるので、固めで石が多いグランドの場合は、ソリッドステークの40cmあたりを先に打ち込んでガイド穴を空けておくと打ち込みやすくなりますし、パイルドライバーの先端を傷めずにすむのでお勧めです。

パイルドライバーの先端。地中の硬い石にあたると先が曲がることがある。

打ち込む時ですが、素手で打ち込むと手が痛くなりますし、ランタンフックを畳んだ状態で本体ポールごと持つことになるため、ゴムの滑り止めがついた手袋を使うと楽に打ち込むことができます。


打ち込む量は、グランドの状態にもよりますが、私は30cmを目安に打ち込んでいます。グランドが柔らかい時は、重量のあるランタンを吊るすと重さで傾いてきますので、その時は追加で更に叩き込むか、一旦引き抜いて少しずらして打ち込み直します。

パイルドライバーは、ランタンスタンドとしてだけでなく、物干しにも使えるので昼間でも大活躍してくれます。ランタンフックを追加してハンガーを吊るしたり、タープポールとパイルドライバーの間にロープを張ってシュラフを干したりと、アイデア次第で様々な使い方ができます。私は、折り畳みハンガーとパラコードを常備しており、濡れたタオルやTシャツなどをパイルドライバーに掛けて干しています。

パイルドライバーの材質ですが、以前はステンレス製だったそうですが、現行品は鉄製です。メッキ処理されてはいますが、雨が降ったりすると、パイプ内に水滴が侵入して錆びますので、濡れてしまった場合はパイプ内を拭いて乾燥させておくと良いです。

引き抜く時の注意点ですが、必ず2段目と3段目を収納してから引き抜いてください。長いままで引き抜くと曲がる恐れがあります。また、抜く時もできるだけぐりぐり傾けるのではなく、ポールを回転させながら上に引き抜いてください。
私も、最初に使った時にこの手順を守らずに引き抜いたのですが、見事に曲がってしまって2段目以降が収納できなくなってしまいました。幸い、スノーピークの永久保証で無償修理して頂くことができましたが、私の凡ミスですので申し訳ない気持ちでいっぱいです。


さて、ランタンスタンドが無くても、タープポールにランタンフックで掛けることができるので、必ずしも必需品という訳ではありませんが、サイトのレイアウトの自由度が上がるため、できれば持っていた方が良いです。サイト内をなるだけ影が出ないようにレイアウトするためには、ランタンの位置が重要になってくるため、ランタンスタンドがあれば最適な場所にランタンを設置することが出来ます(詳細はこちら)。LEDランタンであれば、オープンタープのポール間にロープを張って吊るすこともできますが、燃料系ランタンは重量があるので、丈夫なタープポールが必要となります。ランタンスタンドがあれば、スクリーンタープやツールーム型テント内でも燃料系ランタンを使うことができるので便利です(一酸化炭素中毒には注意)。
ランタンの光源は、平面型LEDを除いて点光源ですので、できれば2本そろえることをお勧めします。

















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