梅雨が明け、夏真っ盛りの暑い季節がやってきました。
夏といえばキャンプというイメージが強いですが、夏は正直あまりキャンプに向いていないと思っています。
夏はとにかく暑い
理由は、とにかく暑いということです。都市部では連日35度を超えるような暑さで、夜も26度を上回る熱帯夜。キャンプ場も場所を選ばないと、テントの中で熱中症になります。例えば、首都圏からアクセスの良い河口湖の8月の気温を気象庁のHPで確認すると、平均気温22.1℃、最高27.6℃、最低18℃となっていますが、近年の傾向としては、最高で30℃を超える日も少なくありません。
具体的に見ると、2018年8月の河口湖の最高気温が30℃を超えた日は15日間あります。最低気温こそ20℃前後で推移していますが、日中はかなりの暑さを覚悟しなければなりません。また、8月は日の出が5時前後と早いため、晴れていれば8時前にはかなり気温が上昇しています。
早朝から気温が上がれば、ゆっくり寝ていられませんし、暑さで体力も消耗します。
また、夏と言えば海水浴!という方も多いと思いますが、海水浴場に隣接しているキャンプ場は、日中気温が高く日差しも強いのでとても暑いです。
関東近郊だと、南房総から外房にかけて沿岸キャンプ場が多いですが、8月は連日30℃オーバーの厳しい暑さが続きます。
沿岸部は、海風があるので、夜は多少気温は下がりますが、日の出とともに急激に気温が上昇します。また、日差しがきつく、防風林の松林を除いて林間もありませんので、直射日光を避けることができません。私も色々と海水浴キャンプをやりましたが、暑さが厳しいので、どうしてもエアコンのあるコテージなどに入りたくなります。
夏のキャンプは高原がおススメ
陣馬形山から中央アルプスを望む |
さて、そんな暑さが厳しい8月ですが、場所を選ぶとベストシーズンとなります。最も簡単なのは、高原でキャンプを行うことです。目安としては標高800m以上です。標高が800m上がれば、基本は5℃は下がりますし、森林や川などが気温を下げるため、平野や沿岸部より遥かに快適なキャンプが可能です。
長野県 四徳温泉キャンプ場
長野県 松原湖高原オートキャンプ場
http://www.matsubarako-kogen.jp/
福島県 フォレストパークあだたら
http://www.fpadatara.com/
緯度の高い地域を選ぶ
秋田県田沢湖のオートキャンプ場「縄文の森たざわこ」のフリーサイト。 |
8月の各都道府県の平均気温
一番のおススメは、北海道です(詳細は北海道キャンプ旅行記をご覧ください)。
最近は、札幌でも最高気温が32℃を超える日が出てきたので、北海道民でもエアコンが必要になりつつありますが、阿寒湖などは8月でも10℃を下回る日があるぐらい涼しいので、避暑としても最高です。
まあ、北海道は準備が色々と必要なので思い立ってすぐというのは難しいですが、秋田県田沢湖、青森県十和田湖など、涼しくて自然豊かな高緯度のキャンプ地は、おススメです。
秋田県 田沢湖オートキャンプ場 縄文の森たざわこ
http://www.joumon2.server-shared.com/
秋田県 乳頭温泉郷キャンプ場
https://www.qkamura.or.jp/nyuto/camp/
青森県 酸ヶ湯キャンプ場
http://www.sukayu.jp/camp/
やっぱり海水浴がしたい!
冒頭でも書いた通り、海水浴場近辺のキャンプ場は暑いので、海水浴とキャンプを同時に行うには、それなりの覚悟が必要となります。これを解決するためには、海水浴場近くの高原キャンプ場を探すことになります。しかし、いくら日本の7割が山とは言え、海岸からすぐに高い標高に達するような地域はかなり限定されます。
実はここでおススメなのが、伊豆半島です。
伊豆半島は、全体が急峻な山でできており、海岸からすぐに山になります。標高はそれほど高くありませんが、それでも達磨山で982m、天城峠で710mあります。
そんな伊豆半島でおススメなのが、「土肥海水浴場」と「だるま山高原キャンプ場」のセットです。
「土肥海水浴場」から「だるま山高原キャンプ場」まで、車で約40分と近く、キャンプ場の標高も約500mとまずまずの標高であるため、8月でも比較的涼しく過ごすことが出来ます。
詳しくは下記をご覧ください。
海水浴と涼しいキャンプ場!「だるま山高原キャンプ場」で海と温泉と高原の良いとこどり!!
皆さんも、ぜひこんな穴場を探してみてください!