2018年8月19日(日)
北海道キャンプ旅行4日目は、屈斜路湖から摩周湖周辺を観光しながら、知床半島を目指します。
前日は、夜遅くまで足湯で一杯やっていたので、朝はキャンプ場でゆっくりして、11頃に出発。屈斜路湖の見どころの一つ、和琴半島に向かいます。
和琴半島は屈斜路湖南の湖畔から島のように突き出た半島です。
半島のつけ根部分には和琴半島湖畔キャンプ場と和琴野営場という2つのキャンプ場があります。
和琴半島湖畔キャンプ場は、屈斜路湖に面しているため、抜群のロケーションで、大勢のキャンパーで賑わっていました。料金も1人あたり450円ととても安いことも人気の秘密だと思います。
一方の和琴野営場は、湖畔に面しておらず、料金も1人あたり1,000円と高め(それでも首都圏近郊と比べれば圧倒的に安いですが)なため、わりと空いている様子でした。しかし、設備は新しく、管理棟のトイレを借りたのですが、ウォシュレット完備でとてもきれいでした。
さて、和琴に来た目的の一つが、和琴温泉です。
露天が1つだけで、あとは簡易な脱衣場があるだけですので、水着を着て入る事になります。洗い場もありませんので、正に浸かるだけですが、この源泉が熱い!
脱衣場に張ってある泉質分析表には源泉温度52.5度と書かれていますが、それ以上に感じます。また、湧出量は不明ですが、かなりの量があるようで、露天風呂からそのまま屈斜路湖に水路を通って流れ込んでいます。流れ込んだ先の湖水も暖かいので、結構な量だと思います。
温泉が湧いている付近は、熱くてとても触れないので、湖側の少し冷めた所で足湯をしました。昨日の阿寒湖畔キャンプ場といい、足湯が気持ちいいです。
昼食は、駐車場前にある売店「みどりや」さんで、豚丼を食べました。朴訥なおじいさんと愛嬌のあるおばあさんお2人で切り盛りされているようで、美味しくいただきました。
さて、和琴半島は遊歩道が整備されているので、歩いて一周できるのですが、時間が無いので、次の目的地である摩周湖に移動します。最終的には硫黄山に出たいので、南からのルートを選択。
摩周湖に向かう途中の道路から取った写真です。
北海道らしい広大な平原が広がっています。こういう寄り道も北海道旅行を楽しくしてくれます。
摩周湖第1展望台からの眺望 見事な摩周ブルー |
摩周湖を堪能した後は、アトサヌプリ(硫黄山)です。
摩周湖第1展望台から見るアトサヌプリ(硫黄山) |
アトサヌプリはアイヌ語で裸の山の意味で、それもそのはず、近づくと物凄い勢いで硫黄ガスが噴き出しています。
アトサヌプリは活火山ですので、山のあちこちで硫黄ガスが噴き出しています。そのため、植物が生息できず、裸の山になったという訳です。
阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖ともにカルデラ湖ですので、この辺一帯が火山だらけというのも納得できます。
さて、時間があれば近くの川湯温泉に入りたかったのですが、そんなことをしているとキャンプ場に着けなくなるので、今日の最終目的地である、国設知床野営場に向かいます。
国設知床野営場は、知床半島の北側、ウトロにあるキャンプ場です。
全面フリーサイトで、大人1名400円、小中学生1名200円ですので、私たち家族であれば1泊1,000円という安値で利用できます。
出典:国設知床野営場 |
トイレはバイオトイレと、管理棟内の水洗トイレの2種類があります。
シャワーはありませんが、隣のホテルの温泉か、歩いて5分の所にあるウトロ温泉夕日台の湯という立ち寄り湯があります。
場内は、入って手前の辺りはサイトの周辺にロープが張ってあるので、その外周に駐車するスタイルでしたが、奥の方は、ロープの区切りが無く、車の直付けができました。
国設知床野営場は、知床五胡にも近く、知床半島を観光するのにも便利なこともあり、人気のキャンプ場です。
知床半島は、世界自然遺産に登録されていることもあり、林間キャンプは自然を満喫できます。場内はエゾシカがウロウロしており、テントを張る前にフンが落ちていないか確認する必要があるぐらいです。
私たちがキャンプ場に着いたのは、18時を回っていたので、急いてサイトを設営しましたが、早々に日暮れとなり、流石にてこずりました。ようやく設営が完了した時には、19:20分!
温泉に間に合うか!?
実は、ウトロ温泉夕日台の湯は、大人500円小人250円と安いのですが、営業が20時までで、受付は19時半で終了してしまうのです。あきらめて、隣のホテルの温泉に入る事も考えたのですが、そちらは1,000円とお高いので、どうしようか迷っていたところ、娘が一言。
「とりあえず行ってみたらええやん。間に合わんかったら戻ってきたらええねん。」
エエこと言った!!
懐中電灯片手に、小走りで行ったところ、ギリギリセーフ!
30分しかないので、急いで脱いで湯船へ。温泉は、男女とも内湯1つに露天1つで、湯船も5~6人ぐらいしか入れないこじんまりとした温泉でした。
私は終了間際だったので殆ど客がいない状態だったので良かったですが、混んでたら入れないところでした。やっぱりギリギリで良かった?
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、少し茶褐色の濁りがあります。
あと、時間が遅かったので確認できませんでしたが、露天は木が生い茂っていたので、おそらく「夕日台の湯」なのに夕日は見えないと思います。
さて、この日は、観光も盛りだくさんだったので、疲れて早々に寝てしまいました。
続く