その他の道具|キャンプに必要な物の選び方(初心者向け)その10

2019年3月20日

キャンプ入門

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キャンプに必要な物を、初心者の方にも分かりやすくまとめて紹介!!
これまで、キャンプで必要な道具について9回に渡って説明してきましたが、いよいよ最終回となります。最後はその他の道具編として、キャンプに必要となる小物類について考えてみたいと思います。


まず、これまでのキャンプ用品を実際購入したらいくらぐらいになるか、計算してみました。下記は、家族4人分をAmazonで購入した場合の金額になります。

アイテム商品名単価
テント
タープ
スノーピーク
エントリーパックTT
54,780
チェアコールマン
ファンチェア ×4
10,720
チェアコールマン
レイチェア
6,700
テーブルキャンパーズコレクション
タフライトテーブル90cm
7,000
シュラフコールマン
ファミリー2in1 C5 ×2
16,840
マットコールマン
キャンパーインフレーター
マット/W  ×2
21,186
ランタンジェントス
SOL-013C ×2
8,400
バーナーソト
ST-310 +アシストセット
8,440
焚火台尾上製作所
焚火台&薪グリル
5,489
合計139,555
                    (2020年6月3日現在)

合計で10万円を超えていますので、これ以上の投資はやっぱりつらいですよね。
実は、ここまででキャンプに必要なアイテムは殆ど揃っていますので、あとは自宅にあるものをそのまま使って、キャンプを乗り切りたいと思います。そこで、まずは、これ以外に必要となるものをピックアップしてみます。

【食器類】
コップ、皿、箸、スプーン、フォーク

【キッチン用品】
包丁、まな板、キッチンばさみ、ボウル、ざる、鍋、フライパン、菜箸、お玉、タッパー

【小物類】
ティッシュペーパー、ウェットティッシュ、キッチンペーパー、ラップ、アルミホイル、石鹸、洗剤、歯ブラシ・歯磨き粉、絆創膏、虫刺され薬、常備薬、

【その他】
マッチorライター、乾電池、ガス缶、着火剤、蚊取り線香、クーラーボックス、ロープ(10m)、ランタンフック

ご覧のとおり、基本的には家庭にあるようなものばかりだと思います。では、細かく見ていきましょう。

まず食器類ですが、コップや皿は、プラスチック製のものがあれば、そのまま使えます。どうしても、落として割れると後片付けが面倒になるので(キャンプ場ではガラス物などが捨てられない場合があります)、ガラス製品などは避けた方が良いです。プラスチック製の物が無ければ、紙コップ・紙皿を100円ショップで購入すればOKです。紙コップ・紙皿を使えば、洗物も出ないので後片付けが楽になるというメリットもあります。箸、スプーン、フォークも、ご自宅で使用しているものをご利用頂くか、100円ショップで使い捨てを購入ください。

キッチン用品は基本的に、ご自宅で使用しているものをそのままお使いください。特に包丁などは、無理にキャンプ用を買う必要はありません(と言うか、キャンプ用品メーカーから発売されている包丁は、キッチン用とほとんど変わりません)。包丁は厚紙等で刃の部分を巻いてガムテープでとめておけばOKです。まな板も、段ボールにラップを巻いた物でも代用可能ですし、購入するのであれば、100円ショップで売っているものが小ぶりで使いやすいのでおすすめです。

鍋やフライパンは、キャンプ用の物はコンパクトに畳めたりしますが、無理に購入する必要はありません。キャンプ用のクッカーセットとして1番人気のユニフレームのfan5 DXという製品がありますが、取っ手が畳める以外は普通にキッチン鍋と変わりません。
 

家庭用との違いは、スタック(重ねて収納)できるので、コンパクトにまとまる点です(家庭用でもティ〇ァールなどはスタックできるので、キャンプにも向いています)。予算があれば購入をおすすめしますが、それほど多くの鍋が必要な場面はなかなか無いので、キャンプで何を食べるかを考えて、それに応じた物を持っていけば問題ありません。 注意点としては、焚火で料理をすると煤だらけになるのと、取っ手がプラスチック製だと燃えたりするので、バーナーでの調理をお勧めします。
あと、タッパーはいくつか持って行った方が便利です。晩御飯が余ったり、食材が余ったりしたときに入れられるので、とても重宝します。

小物類で上げさせていただいたものは、全てご家庭にあると思います。そのまま日常品を持っていけばOKです。キッチンペーパーは、タオル代わりに手やテーブルを拭いたりするのに使えて便利ですので、忘れずにお持ちください。

その他であげさせていただいた物は、ご家庭によっては無いものがあると思います。
マッチorライターは、バーベキューや焚火等で必要になりますので、ご用意ください。
私のおすすめは、SOTOのスライドガストーチST-480です。ポケットサイズですが、火力が高く、風に強いので、様々な場面で活躍します。ガスはカセットボンベ(CB缶)のガスを詰めることができるので、ランニングコストも安くて便利です。


あと、着火用バーナーとしては、同じくSOTOのフィールドチャッカーST-Y450というのがおすすめです。こちらもカセットボンベが使える着火用バーナーで、炭の火起こしや焚き火の着火など、火が付きにくくて困った時に助けてくれる便利アイテムです。


ガス缶は購入いただいたバーナーに合わせてご用意ください。購入例に挙げさせていただいたバーナーはソトのST-310ですので、カセットボンベが使えるため、どこでも入手でき便利です。

着火剤は、バーベキューであれば炭を使いますので必須ですし、焚火も着火剤を使うと楽に火熾しできるので用意しておくことをお勧めします。ホームセンターでもたいてい下記の物が売っていると思います。防水ファイヤーライターの方が火力があり、安定しているのでおすすめですが、ハイチャッカーの方が安上がりですので、お好みでお使いください(私は、安上がりなハイチャッカー派です)。



蚊取り線香は、夏から初秋にキャンプに行くのであれば、ほぼ必須アイテムです。高原のキャンプ場などでは、蚊の少ない場合もありますが、持って行った方が無難です。

クーラーボックスは、悩ましいところですが、1泊2のキャンプであれば、保冷バッグや発泡スチロールボックスなどでも代用できますし、2日以上の場合でも2日目の食材を現地調達すれば、無理して高いクーラーボックスを買う必要はありません。もちろんあった方が便利ですので、予算に余裕があれば買う方が良いのですが、金額と性能に雲泥の差があるため、色々と悩ましいです。
また、どんなに高性能なクーラーボックスを使っても、保冷方法を間違えると、その性能を発揮できません(詳細はこちら)。
個人的には、釣り具メーカーのクーラーボックスをおすすめします。釣り具メーカーの物は、保冷性能が高い割に軽量で、座って椅子替わりにすることも多いため強度もあります。


ホームセンター等で販売してる2,000円以下の安いものもありますが、安い製品は保冷力が低く外側が結露します。ただ、結露を気にしなければコスパは良いです。容量にもよりますが夏でも板氷1枚で1晩(8~12時間ぐらい)はもちますので年数回のキャンプであれば選択肢に入れて良いと思います。
尚、私は保冷剤を使わない派で、代わりに板氷を使います。板氷はコンビニなどでも購入可能で、ドリンクやお酒に浮かべる氷としても使えるので便利です。

ロープ(10m)とランタンフックですが、どちらもランタンの設置に使います。ロープは、タープのポールの間に張ってそこにランタンを逆さ吊りするとタープ下をまんべんなく照らすことができます。ランタンフックも、タープポールに取り付けてランタンを吊るすためのフックですので、できればランタンの数だけ持っておきたいアイテムです。


テーブルとチェアのレイアウトにもよりますが、少なくともポールに1つ、ロープに1つランタンを吊るすことができると良いでしょう。
もし余力があれば、ランタンスタンドを検討ください。1本あるだけでとても便利です。
おすすめは、スノーピークのパイルドライバーです。これは、スタンドを地面に打ち込むスタイルなので、トライポット型のランタンスタンドのように脚が出っ張らないため、つまづく恐れが無く安全です。


※抜くときに注意ください。力任せにこじると、パイプが曲がって使えなくなります。私は初回で曲げてしまい、修理対応していただくことになってしまいました(無償対応いただいたスノーピークに感謝!)

色々と書きましたが、要は日常品でもキャンプに流用できるものは多いので、無理して専用品を揃えるのではなく、楽しみながら工夫していただければと思っています。


さて、10回に渡って、キャンプに必要な物の選び方(初心者向け)と題してお伝えしてきましたが、これでキャンプに必要なものは全て揃うはずです。
あとは、とにかくキャンプという非日常を楽しんでいただければと思います。

では、楽しいキャンプライフをお楽しみください!!


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